山口の鉄道旅の質が
他地区に遠く及ばない訳
さて東萩駅に到着です。
到着と同時に豪雨です。
ここで、驚いたのが東萩駅(周辺も含め)には、おみやげ売場が無いこと。
さらには売店も無いこと。
さらにさらに、自動販売機すら無いこと。
マジか・・・
コンビニでビール買っといて正解だった
まぁ、今回は観光列車だし、車内売店もあるようなので、ひとまず良しとします。
が、観光列車の出発駅としては「マジのダメ出し」です。
14時過ぎにホームに入ると、「○○のはなし」は既に停車しております。
入線を待つドキドキ感は楽しめそうにありません。
外観とか一通り写真に納め、自分の席に着きます。
今回利用するのは2号車の洋風ですが「洋」といっても、あまり洋っぽくないのがポイントです
2号車は全て海を向いた席で、眺めを楽しむにはオススメです。
今日は運行開始3日目ということで、長門市観光課の方と長門市観光アテンダントの方が乗車され、観光案内や名物の紹介、さらに地酒の振る舞い等が行われます。
休日出勤、お疲れ様です!!
定刻どおり14時13分、「○○のはなし」は東萩駅を出発です。
出発と同時に、ビール解禁!!
列車が次の停車駅「萩駅」を出発すると、観光PRと地酒の振る舞いが始まります。
萩市の地酒「長門峡」、阿武町の地酒「阿武の鶴」、あと下関の地酒(すまぬ、銘柄忘れた)の振る舞いが始まります。
自分的には長門市の地酒として出されてた「阿武の鶴」が一番しっくり来た感じです。
さて、いい感じになったころ、列車は長門市駅に停車し、ここから引き込み線で仙崎駅に向かいます。
仙崎駅では30分停車し、長門市の方々による「焼きたてちくわ」の振る舞いがあります。
そしておみやげも売ってますが今日はパスです。
以前、「サロンカーなにわ」に乗車して長門市駅に降り立ったとき、土産売場はないは、食事場所はないは、せめて仙崎駅を終点にしなよと「まるでダメ」と言った意見を出したことがありますが、反省が生かされているようです。
そろそろ出発という頃に列車売店にビールを買いに行ったら、売り切れとのこと。
ちなみに売られていたのは萩市の地ビール「ちょんまげビール」です。
おいおい、そりゃないぜ!!
で、「地酒なら有る」と言うことなので「長門峡」の純米吟醸を購入です。
列車の旅にはなぜか「長門峡」か「ワンカップ大関」が似合うのです。
ここから持参したお猪口(萩焼です)を取り出し、本格的に飲み始めます。
列車は再び長門市駅、人丸駅、特牛駅と停車してゆきます。
その後は景色を眺めつつ、まったりとした時間が過ぎてゆきます。
これぞ、電車飲み(通称「呑み鉄」)の醍醐味です。
川棚温泉駅を過ぎ、17時39分下関駅へ到着します。
ここで列車は向きを変え、山陽本線経由で新下関駅へ向かいます。
ええっと、あと一駅で終点です。
しかし、多くの方は下関駅で下車し、次の目的地か自宅への帰路につかれます。
一応、指定席券は新下関まで買っていますが、なんとなく下関駅で下車し、次の山陽本線で自宅の最寄りの駅を目指すことにします。
その方が座れる確率が高いんだもの
憶測どおり、楽勝で席を確保し、後は目的地までうつらうつら・・・
1時間程で自宅最寄りの駅へ到着です。
今回の旅の反省!!
・駅に行けばビールぐらい買えるという甘い考えを捨てる
・さすがに乗車時間3時間30分は長い!!本ぐらい持って行こう。
・今回、乗車記念は乗車券+座席指定券のみ。なにかパンフレット等を事前に探しておく必要有り
です。
さらにJR西日本にも言いたい!
・車内でオリジナル商品を販売すべき
・乗車カードみたいな物を配布しては如何か
・車内アナウンス等を工夫し、もっと乗客をワクワクさせるコンテンツが考えられないか
・車内売店にお弁当ぐらい置いたら?
「○○のはなし」の全体評価としては、九州や信州で利用した観光列車には遠く及ばず「ちょっとお得な利用手段」的な域を超えられてないように感じます。
初日はイベント等で盛り上がったようですが、真価が問われる通常運転でこれではちょっと・・・
イベント慣れしている長門市を除き、JR西日本も周辺自治体も「本気度」が足らない気がします。
よって
「○○のはなし」は、無し!!
次回の列車旅は、新しくなった「SLやまぐち号」をお送りします。
ええっ、動物園通いに疲れた頃に・・
R2.8.23追記:運行開始から約3年。搭乗記を更新しました。
この年月でどれほど変わったか??こうご期待!!