未曾有の東日本大地震から約20日が経った。
無数の方々の命や生活が一瞬のうちに無惨に奪い去られ、今も数十万人の被災者の方たちが避難生活を余儀なくされているという現実、そして原子力発電所の炉心溶融と、そこから流れ出す放射能による被爆の問題など、気の重くなるニュースの連続に、遠いアメリカの地に住む私でさえ、日本はこれからいったいどうなってしまうのか…と不安に思ってしまう。
ましてや、日本、そして被災地に生きる人々はいったいどれだけ不安で苦しい毎日を送られていることか。。。
せっかく助かった子どもたちが、物資の届きにくい避難所で餓死してしまったという話を聞いたり、夜自分がベッドに入って眠る時に、ベッドも暖房もなく、寒さに震えて泣いているだろう無数の子どもや赤ん坊のことを想像しただけで涙が出てきてしまう。
アメリカに住む私にできるのは募金くらいしかないけれど、せめて募金の額を少しでも多くしたいという一心から、ここブルーミントンに住む日本人の友人たちに声をかけて募金活動を始めた。
ありきたりなようだけれど、やっぱり日本人の心を象徴する折り鶴を使った何かがいいかなと思い、ミニミニサイズの折り鶴でイヤリングを作って売ろうと友人に呼びかけてみた。カナダ人の友人Amyにイヤリング制作の講師を引き受けてもらい、来週月曜日にワークショップを開く予定。
20名ほど呼びかけた中で、ワークショップ参加希望者が14名、折り鶴を折る形での協力者が4名、そしてfacebookその他でワークショップのことを知って、自分も手伝いたいと言ってくれた友人(アメリカ人)が2名。思った以上の人たちが、とても積極的に参加と協力の意志を示してくれている。
小さい子ども2人を抱えながらだと、日程調整その他のメールのやりとりや、サンプルの折り鶴を折ったりそれにコーティングを施したりという作業をするだけでも、いちいち邪魔が入り、なかなか集中してできない。いらいらしてつい子どもを必要以上に叱ってしまったり、泣き叫んでいる次男(7ヶ月)になかなか手が行き届かず罪悪感にかられたり、なかなか1人では寝てくれない次男をおんぶしながら、夜ふかしして鶴にコーティングの作業をしたりメールを書いたり。。。 で、途中で根をあげそうになることも何度かあったけれど、そのたびに
「でも、被災者の人たちのつらさや苦しさを思えば、私の苦労なんてなんでもない」
と自分に言い聞かせ、なんとか折り鶴イヤリングのサンプル制作もし、必要な道具や材料の調達も(Amyや友人のHiromiさんの助けで)すませ、月曜のワークショップ開催にこぎつけた。
こちらがイヤリングのサンプル。これから、もっと長く垂れ下がるタイプのものも試作する予定。
そして、ミニミニサイズなので折るのがなかなか大変な、イヤリング用の折り鶴も、ワークショップ参加者や協力者の人たちが各自で一生懸命折ってくれていて、既にみんなの折り鶴を合わせると100羽分くらい集まるかもしれない勢い。
みんな小さな子どもがいて大変な中、何とか時間をやりくりしながらがんばってくれている。
そう思うと、言い出しっぺの私がgive upなんてしてられないよね。^^;
イヤリングのサンプルを見てくれた友人知人からは、これなら12-15ドルはかたいよ、募金のためならなおさらだよ、と太鼓判を(?)押してもらった。
自分では、最初はせいぜい7-8ドルかしらと思っていたので、これはちょっと嬉しい。
1ペア15ドルで売れれば、50個売れば750ドルになる。
50個くらい、売れるかな?
買うよ! と言ってくれた友人が既に数人いるから、見込みとしてはそう悪くない。
IU音楽科の日本人学生さんたちによる被災者支援チャリティコンサートのひとつに、コーディネーターとして関わらせてもらっているので、その教会でのチャリティコンサートでブースを設けて売る予定。
あとは、理解を示してくれそうな地元のお店いくつかに当たって、息の長い支援という意味を込めて、ある程度長期にわたってイヤリングを置かせてもらえるといいなと考えている。そうすれば、お店でイヤリングを目にした人たちに、日本の震災に思いを馳せてもらうことができる。たとえその場でイヤリングを買ってもらえなくても、もしかすると別の場所で募金をしてもらえるきっかけになるかもしれない…という希望のもとに。
ワークショップの様子は、また後日報告します。成功しますように。。。
コーティング剤を施したばかりの鶴たち
追伸 友人によるこちらのブログの募金活動報告記事に、今回の自分の募金活動へのインスピレーションと励ましをもらったので、ここにリンクを貼らせていただきます。どちらもすごい行動力で、かなりの結果を出されています。私たちもがんばらなくっちゃ!
王子くんとアトム&メルモNYに行く「がんばって・・・いこう」
LONDON DIARY 「ケーキセール」
最後になりましたが、日本各地で、特に被災地で、不安な毎日を過ごされている方々、私たちもここから応援しています。
無数の方々の命や生活が一瞬のうちに無惨に奪い去られ、今も数十万人の被災者の方たちが避難生活を余儀なくされているという現実、そして原子力発電所の炉心溶融と、そこから流れ出す放射能による被爆の問題など、気の重くなるニュースの連続に、遠いアメリカの地に住む私でさえ、日本はこれからいったいどうなってしまうのか…と不安に思ってしまう。
ましてや、日本、そして被災地に生きる人々はいったいどれだけ不安で苦しい毎日を送られていることか。。。
せっかく助かった子どもたちが、物資の届きにくい避難所で餓死してしまったという話を聞いたり、夜自分がベッドに入って眠る時に、ベッドも暖房もなく、寒さに震えて泣いているだろう無数の子どもや赤ん坊のことを想像しただけで涙が出てきてしまう。
アメリカに住む私にできるのは募金くらいしかないけれど、せめて募金の額を少しでも多くしたいという一心から、ここブルーミントンに住む日本人の友人たちに声をかけて募金活動を始めた。
ありきたりなようだけれど、やっぱり日本人の心を象徴する折り鶴を使った何かがいいかなと思い、ミニミニサイズの折り鶴でイヤリングを作って売ろうと友人に呼びかけてみた。カナダ人の友人Amyにイヤリング制作の講師を引き受けてもらい、来週月曜日にワークショップを開く予定。
20名ほど呼びかけた中で、ワークショップ参加希望者が14名、折り鶴を折る形での協力者が4名、そしてfacebookその他でワークショップのことを知って、自分も手伝いたいと言ってくれた友人(アメリカ人)が2名。思った以上の人たちが、とても積極的に参加と協力の意志を示してくれている。
小さい子ども2人を抱えながらだと、日程調整その他のメールのやりとりや、サンプルの折り鶴を折ったりそれにコーティングを施したりという作業をするだけでも、いちいち邪魔が入り、なかなか集中してできない。いらいらしてつい子どもを必要以上に叱ってしまったり、泣き叫んでいる次男(7ヶ月)になかなか手が行き届かず罪悪感にかられたり、なかなか1人では寝てくれない次男をおんぶしながら、夜ふかしして鶴にコーティングの作業をしたりメールを書いたり。。。 で、途中で根をあげそうになることも何度かあったけれど、そのたびに
「でも、被災者の人たちのつらさや苦しさを思えば、私の苦労なんてなんでもない」
と自分に言い聞かせ、なんとか折り鶴イヤリングのサンプル制作もし、必要な道具や材料の調達も(Amyや友人のHiromiさんの助けで)すませ、月曜のワークショップ開催にこぎつけた。
こちらがイヤリングのサンプル。これから、もっと長く垂れ下がるタイプのものも試作する予定。
そして、ミニミニサイズなので折るのがなかなか大変な、イヤリング用の折り鶴も、ワークショップ参加者や協力者の人たちが各自で一生懸命折ってくれていて、既にみんなの折り鶴を合わせると100羽分くらい集まるかもしれない勢い。
みんな小さな子どもがいて大変な中、何とか時間をやりくりしながらがんばってくれている。
そう思うと、言い出しっぺの私がgive upなんてしてられないよね。^^;
イヤリングのサンプルを見てくれた友人知人からは、これなら12-15ドルはかたいよ、募金のためならなおさらだよ、と太鼓判を(?)押してもらった。
自分では、最初はせいぜい7-8ドルかしらと思っていたので、これはちょっと嬉しい。
1ペア15ドルで売れれば、50個売れば750ドルになる。
50個くらい、売れるかな?
買うよ! と言ってくれた友人が既に数人いるから、見込みとしてはそう悪くない。
IU音楽科の日本人学生さんたちによる被災者支援チャリティコンサートのひとつに、コーディネーターとして関わらせてもらっているので、その教会でのチャリティコンサートでブースを設けて売る予定。
あとは、理解を示してくれそうな地元のお店いくつかに当たって、息の長い支援という意味を込めて、ある程度長期にわたってイヤリングを置かせてもらえるといいなと考えている。そうすれば、お店でイヤリングを目にした人たちに、日本の震災に思いを馳せてもらうことができる。たとえその場でイヤリングを買ってもらえなくても、もしかすると別の場所で募金をしてもらえるきっかけになるかもしれない…という希望のもとに。
ワークショップの様子は、また後日報告します。成功しますように。。。
コーティング剤を施したばかりの鶴たち
追伸 友人によるこちらのブログの募金活動報告記事に、今回の自分の募金活動へのインスピレーションと励ましをもらったので、ここにリンクを貼らせていただきます。どちらもすごい行動力で、かなりの結果を出されています。私たちもがんばらなくっちゃ!
王子くんとアトム&メルモNYに行く「がんばって・・・いこう」
LONDON DIARY 「ケーキセール」
最後になりましたが、日本各地で、特に被災地で、不安な毎日を過ごされている方々、私たちもここから応援しています。