写真は、保温調理で作った、「プレ・ニソワーズ」(=鶏のニース風煮込み)。
ちょっと前の記事でも触れたけど、数ヶ月前から日本の叔母の計らいで『婦人之友』という雑誌を購読させてもらっています。そのなかで、「鍋帽子(R)」という、ちょっとおちゃめな便利キッチンツールを使う保温調理方法を見つけました。
今年1月にNHKでも紹介されたそうなので、ご存知の方も多いかもしれないけど、私は今回この『婦人之友』を読んでいて初めてこういうものの存在を知りました。(ちなみに、この「鍋帽子」、婦人之友社が開発したということで、同社によって商標登録されているのだそうです。)
保温調理といえば、シャトルシェフの真空保温調理器などが有名ですが、値段が高くて場所をとるのがネックだな~と思っていたところ。
『婦人之友』誌のレシピ紹介や、オンライン検索での紹介を読む限りでは、この鍋帽子を使えば、シャトルシェフと全く同じとまではいかなくても、それにかなり近いことができそう!!
…ということで、さっそく鍋帽子を作ったかというと実はそうではなくて(笑)、いえ本当は作りたかったのですが、ミシンがないので手作りはあきらめ、代わりにうちにある夫と私の古着(綿ジャージー素材とウール素材のもの)を持ち出してきて、それで鍋をくるんでみました。鍋は常日頃から愛用のルクルーゼ。ルクルーゼ自体、そもそも保温効果に優れた鍋なので、きっとこの二つを組み合わせれば、かなりいい仕事をしてくれるのでは…との期待を込めて試してみたわけです。
して、その結果は…
果たして期待を裏切らないどころか、期待を上回るほどのすごい効果!!
最初に作ったのは、トップ写真に載せた、Poulet Nicoise(このブログ上では文字が出ないのですが、Nicoiseのcは下にしっぽがついたフランス語独特の文字です)=プレ・ニソワーズ=鶏のニース風煮込み。
鶏肉と野菜を炒め、水その他の材料と調味料を入れて沸騰するまで5分ほど強めの中火で煮たところで火を止め、鍋を古着3枚でくるんで放置。仕込んだのが2時頃で、夕方6時半頃に古着のカバーを外してみたら、鍋はまだ熱々で、フタを取って開けてみると、ちゃーんと全ての材料に火がとおり、鶏の塊肉も軟骨まで柔らかくなるくらいになっていました。
わーい
これはすごい発見!!
これからどんどん使わなくっちゃ~
…と、主婦魂にあふれた私が思ったのは当然。
そんなわけで、以来大活躍のなんちゃって鍋帽子調理法。
他に作ったのは、鶏と豆のイタリア風トマトソース煮込み(黒オリーブを入れているのでイタリア風^^;)、乾燥豆(一晩浸水したもの)のゆで戻し、蒸し野菜、ガンボ、バターナット・スクウォッシュのポタージュスープ、手作りアップルソースなどなど。バターナット・スクウォッシュのスープは、先日の日記でもちょいと触れた、日本語クラスの生徒さんからの差し入れの家庭菜園で採れたてのもの。
これらほぼ全て、ルクルーゼのココット・ロンドという鍋を使いましたが、乾燥豆をゆでるのにはCuisinart(キュイジナート)のステンレス鍋(要するに普通のステンレス鍋です)を使用しました。でもこれでもルクルーゼの鍋と変わりなく、ちゃんと3、4時間後には豆が柔らかくなってましたよ。豆をゆではじめて5分くらいでお湯が沸騰して、すぐに保温カバーに入れたので、通常豆をゆでるのには1時間ほどかかることを考えると、かなり経済的(!)。そしてエコロジカル。
でも鍋帽子または保温調理が素晴らしいのは経済的ということだけではなくて、実は今の私にとっては何より嬉しいのは、
料理ができあがるまで、台所にはりついていたり、頻繁にチェックしにいったりする必要がなくなる!ということ。
何せ、生後5、6ヶ月の赤ん坊を抱えている身なので、お料理の途中で泣き出したりしたとき、それに対応しているうちに火にかけているものがあったことをうっかり忘れてしまって焦がしちゃった…なんてことが、そうしょっちゅうではないけど、ときどきあるんですよね。
でもこの保温調理の方法なら、そういう心配は全くなし! それに鍋の中で材料が踊ることもないので、じゃが芋とかズッキーニとか、煮崩れしやすいものも煮崩れしにくいみたいだし。
う~ん、エコノミカル&エコロジカル、そして時間と手間の節約にもなるなんて、なんて素晴らしい!
(な~んて、こういうことですごく得した気分&いいことをした気持ちになってしまう私。。。ちょっと単純すぎる?? いやでも世界的燃料不足と燃料費高騰の度合いが増している昨今、こういう小さなところからでもエコロジーを始めるのは大事なことですよね。)
それからもう一つおまけ的なメリットとして、この方法で調理するようになってから、夕方の慌ただしい時間にちょっと余裕ができたこと。
保温調理の方法で作る場合、かなり前もって(その日の夕食に食べたいなら当日の朝またはお昼すぎごろまでに)調理に取りかからなければなりません。それで必然的に、拓ちゃんが午前中のねんねと午後のお昼寝をしている間に夕食の準備をするようになったのですが、そのおかげで、これまで夕方拓ちゃんが疲れてきてぐずりはじめても夕食の準備に追われてあまり相手できていなかったところ、最近はゆとりをもって相手をすることができるようになってきました。今まで母子ともにフラストレーションがたまる状況だったのが少し改善されて、これはほんとに嬉しいです。一石二鳥、いや三鳥とは、まさにこのこと?!
この方法、もしまだ試したことのない方がいらしたら、ぜひ一度お試しになっては。
アメリカ人の友人にも勧めて回ろっと。
ちょっと前の記事でも触れたけど、数ヶ月前から日本の叔母の計らいで『婦人之友』という雑誌を購読させてもらっています。そのなかで、「鍋帽子(R)」という、ちょっとおちゃめな便利キッチンツールを使う保温調理方法を見つけました。
今年1月にNHKでも紹介されたそうなので、ご存知の方も多いかもしれないけど、私は今回この『婦人之友』を読んでいて初めてこういうものの存在を知りました。(ちなみに、この「鍋帽子」、婦人之友社が開発したということで、同社によって商標登録されているのだそうです。)
保温調理といえば、シャトルシェフの真空保温調理器などが有名ですが、値段が高くて場所をとるのがネックだな~と思っていたところ。
『婦人之友』誌のレシピ紹介や、オンライン検索での紹介を読む限りでは、この鍋帽子を使えば、シャトルシェフと全く同じとまではいかなくても、それにかなり近いことができそう!!
…ということで、さっそく鍋帽子を作ったかというと実はそうではなくて(笑)、いえ本当は作りたかったのですが、ミシンがないので手作りはあきらめ、代わりにうちにある夫と私の古着(綿ジャージー素材とウール素材のもの)を持ち出してきて、それで鍋をくるんでみました。鍋は常日頃から愛用のルクルーゼ。ルクルーゼ自体、そもそも保温効果に優れた鍋なので、きっとこの二つを組み合わせれば、かなりいい仕事をしてくれるのでは…との期待を込めて試してみたわけです。
して、その結果は…
果たして期待を裏切らないどころか、期待を上回るほどのすごい効果!!
最初に作ったのは、トップ写真に載せた、Poulet Nicoise(このブログ上では文字が出ないのですが、Nicoiseのcは下にしっぽがついたフランス語独特の文字です)=プレ・ニソワーズ=鶏のニース風煮込み。
鶏肉と野菜を炒め、水その他の材料と調味料を入れて沸騰するまで5分ほど強めの中火で煮たところで火を止め、鍋を古着3枚でくるんで放置。仕込んだのが2時頃で、夕方6時半頃に古着のカバーを外してみたら、鍋はまだ熱々で、フタを取って開けてみると、ちゃーんと全ての材料に火がとおり、鶏の塊肉も軟骨まで柔らかくなるくらいになっていました。
わーい
これはすごい発見!!
これからどんどん使わなくっちゃ~
…と、主婦魂にあふれた私が思ったのは当然。
そんなわけで、以来大活躍のなんちゃって鍋帽子調理法。
他に作ったのは、鶏と豆のイタリア風トマトソース煮込み(黒オリーブを入れているのでイタリア風^^;)、乾燥豆(一晩浸水したもの)のゆで戻し、蒸し野菜、ガンボ、バターナット・スクウォッシュのポタージュスープ、手作りアップルソースなどなど。バターナット・スクウォッシュのスープは、先日の日記でもちょいと触れた、日本語クラスの生徒さんからの差し入れの家庭菜園で採れたてのもの。
これらほぼ全て、ルクルーゼのココット・ロンドという鍋を使いましたが、乾燥豆をゆでるのにはCuisinart(キュイジナート)のステンレス鍋(要するに普通のステンレス鍋です)を使用しました。でもこれでもルクルーゼの鍋と変わりなく、ちゃんと3、4時間後には豆が柔らかくなってましたよ。豆をゆではじめて5分くらいでお湯が沸騰して、すぐに保温カバーに入れたので、通常豆をゆでるのには1時間ほどかかることを考えると、かなり経済的(!)。そしてエコロジカル。
でも鍋帽子または保温調理が素晴らしいのは経済的ということだけではなくて、実は今の私にとっては何より嬉しいのは、
料理ができあがるまで、台所にはりついていたり、頻繁にチェックしにいったりする必要がなくなる!ということ。
何せ、生後5、6ヶ月の赤ん坊を抱えている身なので、お料理の途中で泣き出したりしたとき、それに対応しているうちに火にかけているものがあったことをうっかり忘れてしまって焦がしちゃった…なんてことが、そうしょっちゅうではないけど、ときどきあるんですよね。
でもこの保温調理の方法なら、そういう心配は全くなし! それに鍋の中で材料が踊ることもないので、じゃが芋とかズッキーニとか、煮崩れしやすいものも煮崩れしにくいみたいだし。
う~ん、エコノミカル&エコロジカル、そして時間と手間の節約にもなるなんて、なんて素晴らしい!
(な~んて、こういうことですごく得した気分&いいことをした気持ちになってしまう私。。。ちょっと単純すぎる?? いやでも世界的燃料不足と燃料費高騰の度合いが増している昨今、こういう小さなところからでもエコロジーを始めるのは大事なことですよね。)
それからもう一つおまけ的なメリットとして、この方法で調理するようになってから、夕方の慌ただしい時間にちょっと余裕ができたこと。
保温調理の方法で作る場合、かなり前もって(その日の夕食に食べたいなら当日の朝またはお昼すぎごろまでに)調理に取りかからなければなりません。それで必然的に、拓ちゃんが午前中のねんねと午後のお昼寝をしている間に夕食の準備をするようになったのですが、そのおかげで、これまで夕方拓ちゃんが疲れてきてぐずりはじめても夕食の準備に追われてあまり相手できていなかったところ、最近はゆとりをもって相手をすることができるようになってきました。今まで母子ともにフラストレーションがたまる状況だったのが少し改善されて、これはほんとに嬉しいです。一石二鳥、いや三鳥とは、まさにこのこと?!
この方法、もしまだ試したことのない方がいらしたら、ぜひ一度お試しになっては。
アメリカ人の友人にも勧めて回ろっと。