blooming cafe

「毎日心も体も元気でナチュラル」をモットーに、日々の暮らしのあれこれを、気の向くままに書き綴った日記です

親として大切なことは

2008-08-30 | 映画・本・音楽など
 先日、ある雑誌を読んでいたら面白い詩に出会いました。
 イギリスの詩人、フランセス・コーンフォード Frances Cornford (1886-1960)の、「親のつとめのあらまし」(Ode on the Whole Duty of Parents) 。親子の距離のとり方や、親の子に対する接し方、親としての心構えみたいなものがテーマになっている詩です。

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 Ode on the Whole Duty of Parents       親のつとめのあらまし
 by Frances Cornford                    訳・木坂 涼
 
 The spirits of children are remote and wise,子どもの心は、遠くを見すえてつねに、一枚上だ。
 They must go free              海を泳ぐ魚や、
 Like fishes in the sea           空を飛ぶむくどりのように
 Or starlings in the skies,         子どもも自由でいなければならない。
 Whilst you remain              親はその間、おだやかな岸辺となって
 The shore where casually they come again,  ふらりと戻ってくるのを待つのがつとめだ。
 But when there falls the stalking shade of fear, ところがもし、恐怖の影が忍び寄り、子どもに
 You must be suddenly near,       襲いかかろうとしたら、親のあなたは瞬時に
 You, the unstable, must become a tree  その子のそばにいないといけない。
 In whose unending heights of flowering green たとえ動揺していようと、なにごとにも動じない
 Hangs every fruit that grows, with silver bells; 大樹のように、青々とそびえ立っていなければ。
 Where heart-distracting magic birds are seen あなたの枝という枝には、あらゆる果実を実らせ、
 And all the things a fairy-story tells;   銀の鈴をさげ、魔法の鳥も見え隠れさせて
 Though still you should possess    恐怖を忘れさせる。おとぎ話に登場するものを
 Roots that go deep in ordinary earth,  ひととおりそろえておきながらも、あなたは日常の
 And strong consoling bark        土に深く根ざし、丈夫な愛情の樹皮で
 To love and to caress.         子どもを包んで慰めるのだ。
 
 Last, when at dark            いよいよ日が暮れれば
 Safe on the pillow lies an up-gazing head 寝かされた子どもは、安心して
 And drinking holy eyes          枕からあなたを見上げる。
 Are fixed on you,            この世の不思議を飲み込もうとする崇高な眼で。
 When, from behind them, questions come to birth そしてあなたが前に話したことの
 Insistently,               断片といっしょに、次々わいてくる質問をする。
 On all the things that you have ever said 太陽について、蛇について、幾何学の
 Of suns and snakes and parallelograms and flies, 平行四辺形について、蠅についても、
 And whether these are true,       「本当に?本当に?」としつこいまでに。
 Then for a while you'll need to be no more そんなときは、あなたはもう、
 That sheltering shore           おだやかな岸辺にも、
 Or legendary tree in safety spread,    そびえる大樹にも、なる必要はない。
 No, then you must put on         かわりに大賢人ソロモン王の
 The robes of Solomon,           礼服を身にまとうか、または
 Or simply be               ベッドの端に腰をかけたまま
 Sir Issac Newton sitting on the bed.   ニュートン博士を演じ切ればいい。


 オリジナルの英詩はもちろんのこと、木坂さんの日本語訳もまたいい。
 どの節も好きだけど、特に好きなのは、「おとぎ話に登場するものをひととおりそろえ」、「魔法の鳥を見え隠れさせて」、突然何かにおびえて泣き出した子どもの恐怖を忘れさせることができる一面をもちながら、その一方で、「日常の土に深く根ざし」、「丈夫な愛情の樹皮で、子どもを優しく包んで慰める」包容力と強さをもちあわせた、優しく強い大樹のイメージ。
 こんな風になれるといいけど・・・。うちの夫は(別に自慢したりのろけたりするわけじゃないけど)、かなりこの大樹のイメージに近い気がするけど(いや実際に体が大きいからってだけじゃなくてね・笑)、自分自身はどうかな~。けっこうちまちましたところがあるから、これから意識して、こういう大樹のような母親になれるように努力しなきゃいけないかも。
 最後の、親を質問攻めにする子どもへの対応の仕方を詩にしているところも、ユーモラスでさらっとしていて、とても好き。
 私自身も、「なんで? なんで?」と、親や周囲の大人を質問攻めにして困らせる子どもだったらしいから、自分の子どもについても覚悟しとかないと…(笑)。大賢人ソロモン王かニュートン博士を演じ切るっていうのも並大抵じゃなさそうだけど、それくらいの演技力と度量と遊び心が大事だってことは、覚えておこう(汗)。

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 この詩を見つけたのは、鎌倉の叔母のはからいで、2ヶ月前から航空便で送り届けられるようになった『婦人之友』という雑誌。文化、環境、政治、家庭生活、育児…などなど、守備範囲が広くてなかなか読み応えのある雑誌です。
 恭子おばちゃん、どうもありがとうございます。
 楽しんで読ませてもらってます♪
 

Farmer's Marketのトマト・テイスティングと、夏野菜のキャセロール

2008-08-30 | お料理・食事
 先々週の土曜の朝市(Farmer's Market)に出かけたら、ラッキーなことにちょうどトマト・テイスティング(トマトの試食)のイベント開催中。もちろん、行列に並んで、20種類くらいあるトマト全種類を味見してきました♪
 Brandywine, Black Prince, Celebrity, Early Girl, Pear tomatoes, Oregon Spring…などなど、名前が覚えきれないほどたくさんの種類のトマトが並んでいて、そのなかには「えっこんな色のトマトがあったの?」というような色のトマトも。(たとえばBrandywineはワイン色、Black Princeは黒に近い深紅。)カメラを持っていってなかったので、写真がないのが残念。

 私が気に入ったのは、BrandywineとPear tomatoes(洋梨のような形をしたミニトマト)。その後のマーケットでの買い物で、気に入ったトマトを全種類買ってみたかったのですが、残念ながら既に売れてしまったのか見つけられなかった種類もあり(Brandywine)、なので結局heirloom tomatoを2種類と、cherry tomato1種類、pear tomato1種類を買い込みました。(トマトばっかり買いすぎ?!)

 この日のマーケットではそれ以外に、黄色と緑のサマー・スクウォッシュ(summer squashes)、ブラックベリー、桃、garlic chives(ニラの一種…だと思う、たぶん)などを入手(トップ画像)。
 ニラは、友人のJames & Jenny(台湾人夫妻)が自宅の庭で栽培したものを朝市でお店を出して売っているのに出会って購入したのですが、家庭菜園で作ったものと思えないほどの美しさにビックリ。日本でよく見かけるニラとは少し形状が違うのですが、味と匂いは同じで、ふだんなかなかニラが手に入らないので寂しい思いをしている私は大喜びで、このニラを使って豚キムチとか、ニラチヂミとか、プルコギとニラともやしの炒めあわせたのとか、たくさん作ってしまいました^^

 黄色と緑のサマースクウォッシュは、色と形がかわいいので、それに惹かれて購入したのですが、

             
             ほらね、可愛いでしょ

 お料理に使ってみると、味もなかなか美味しくてヒットでした。最初はまずChicken Vindaloo Curryに、ズッキーニの代わりに入れてみたのですが、ズッキーニよりも果肉(というのかな)がしっかりしていて煮崩れしにくく、ほどよい酸味があって、チキンカレーにぴったりマッチ! 夫も「これはいい」とかなりの賞賛ぶり

 かなりたくさん買い込んだので、こんどはこのSummer squashesを主役にした一皿を作ろうと、先日は夏野菜のキャセロールを作りました。同じくFarmer's Marketで買ったトマトも使用し、最後に野菜の上にかけるパン粉に例のJames&Jennyのニラも少し混ぜたので、Farmer's Marketで仕入れた野菜たち大集合の一品に

 作り方は、まずスクウォッシュとトマトをスライスして、塩をしてしばらく置いて余計な水分を抜き、その間に薄切りにした玉ねぎをキャラメライズ。水分を抜いたスクウォッシュとトマトにハーブ・ガーリックオイル(にんにく+タイム、オレガノなど+オリーブオイル)を絡め、これらを油を塗ったグラタン皿に層にして敷き並べ(スクウォッシュ→玉ねぎ→トマトの順)、200℃に予熱したオーブンへ。40分ほど焼いたら、オリーブオイルと(できれば挽きたての)パルメザンチーズと刻んだニラ(または好みの青野菜やパセリなどのハーブ類)を混ぜたものに絡めたパン粉を上からかけて、さらにオーブン(220℃に上げる)で10分ほど焼いてできあがり。
 作ってる過程の方が、できあがりよりも絶対色がきれいだと思ったので(笑)、作ってる最中から写真を少しずつ撮っておきました

   
スクウォッシュを並べたところ  (そしてキャラメライズド・オニオンを敷いた上に、さらに)トマトを並べたところ

   
    パン粉をかけたところ          できあがり

 う~ん、やっぱりできあがりよりも作ってる過程の方が色がきれいだ…。(笑)

 でも美味しかったですよ!
 やっぱり旬のものは美味しい! 地元で採れた新鮮な旬野菜をふんだんに使った料理は、シンプルでもそれだけで最高のごちそうですね

 
     
いっただっきま~す☆ 中身が層になってるところをお見せしたかったのですが…今イチうまく写真が撮れませんでした。あしからず☆

バッハの新たな弾き手、シモーヌ・ディナーシュタイン

2008-08-28 | 映画・本・音楽など
 以前、ラジオNPR(National Public Radio)局の『Morning Edition』(話題の人物をインタビューを通して紹介する番組)で偶然知った、Simone Dinnerstein(シモーヌ・ディナーシュタイン)というピアニスト。彼女の弾くバッハの『ゴールドベルク変奏曲』がとても素晴らしくて、それ以来ずっと彼女のことが気になっていた。
 
 そしたら昨日のWall Street Journalの"Leisure & Arts"欄でまた彼女が取り上げられているのを見つけたので、これは忘れないうちにブログに書き付けておこうと、今日はほんの走り書きメモ程度での更新。

 彼女は4歳のとき自らの希望でピアノを習いはじめ、ジュリアード音楽院に進んだのち3年で中退してロンドンへ留学、Maria Curcio(アルトゥール・シュナーベルの弟子で、内田光子の指導者)のもとで3年学び、それから再びNYへ戻ってジュリアード音楽院を卒業。しかしながら、他の多くのジュリアード卒業生と同様、「テクニックと将来への期待・希望を山ほどもって卒業しても、機会がない」状態に。
 でもそこでへこたれず、彼女は以後数年間、米国全土の数々のリタイアメント・センターや小さなコンサート・ホールでのギグを重ね、それを通じて集めた15000ドルの寄付金・助成金で、バッハの『ゴールドベルク変奏曲』CDを自費出版する。このCDは注目を集め、今年の始め、Telrac Recordsというレーベルから出版される運びに。そのとたん、あれよあれよという間に話題を呼び、クラシック音楽CDとしては異例の売れ行きを示す結果となったのだそう。

 私がラジオを聞いていて彼女のインタビューに瞬時にして惹き付けられたのは、彼女の弾く『ゴールドベルク変奏曲』主題曲のアリアがとても瞑想的で美しかったことがもちろん第一の理由だけど、それ以外にもうひとつ、「全曲1時間にも及ぶこの難曲の録音とソロ・リサイタルというプロジェクトに取りかかったとき、彼女はちょうど妊娠していた」というインタビュアーの言葉が聞こえてきたから。このラジオ番組を耳にしたのは去年の11月で、その頃は私もちょうど妊娠5ヶ月くらいだったから、"I was pregnant then, but in spite of that, or rather, exactly because of that, I thought I wanted to start something really deep, and a major project in my life" という彼女の言葉に、ぴん!と耳が惹き付けられたんだと思う。(うろ覚えなので、これは彼女の言ったとおりの言葉ではないけど、だいたいこんな感じのことを言ってた(…と思う)。)

 彼女は長らくグレン・グールドのファンだったそうで、このゴールドベルク変奏曲もグールドの演奏の影響を多分に受けていると本人が言っているとおり、グールドを思わせるところも確かにそこここで出会う。でもグールドのバッハが、あくまで端正で、一つ一つの音が研ぎ澄まされて透明感があって、軽いんだけれども底流に何か自己を律する厳しさのようなものが漂っているのに対して、彼女の弾くゴールドベルクはもっと温かで、瞑想的で、流れるような感じ。グールドのが青とか白とか、寒色系のイメージなのに対して、彼女のは(太陽の暖かさを思わせる)オレンジとか(瞑想的で深い沈黙を思わせる)赤紫とかの暖色系で、ときに金色がきらきらと混じる感じというのかな。
 
 彼女は今週木曜日(明日だ!)、NYのLe Poisson Rouge(インディー・ロック、フォーク、エレクトロニック、そしてクラシック音楽をプロデュースするクラブ)でコンサートをするそう。選曲は、バッハ、ベートーヴェン、そしてPhilip Lasserの『バッハのコラールを主題とする12の変奏曲』(寡聞にして聞いたことないけど、19世紀のロマン派、フランス印象主義、アメリカの劇場音楽とジャズを自在に取り入れた曲らしい)なんだって。NYに住んでいたら行ってみたいところなんだけどなあ。ブルーミントンにもいつか来ないかな。

 彼女のプロフィールや音楽に興味のある人は、以下のサイトへどうぞ。

『遅咲きのクラシック・ピアニスト、シモーヌ・ディナーシュタイン』(Wall Street Journal、Thursday, August 26, 2008)

NPR classic music archive: simone dinnerstein (NPR, November 5, 2007) (こちらでは彼女の演奏を聴くことができます)

 
 *この記事を、ブルーミントンで私のピアノの先生をしてくれていたNatsukiちゃんに捧げます。
 Natsukiちゃん、日本に帰ってから元気にしてるかな~?

ライ麦粉入り雑穀パン

2008-08-12 | パン・スイーツ
 最近、雑穀がたっぷり入った雑穀パン(multi-grain bread)がお気に入り。(味と栄養の両方の理由から。) 
 なので、前回に続いてまたもや雑穀たっぷりのパンを焼きました。
 今回のはけっこう自由に粉その他の材料を配合して焼いたんだけど、初回実験作としてはとても美味しく出来たので、自分ではかなり満足。^^
 ライ麦粉を配合したこと、サワークリームとバターミルクを少量ずつ加えたこと、そして仕上げにヒマワリの種を散らして焼いたのが今回のの特徴かな。

 なぜこんなに雑穀パンにはまっているかというと、パン焼きをお休みしていた間にいろんなお店のいろんなパンをちょっとずつ試していて見つけた、La Brea Bakeryのmulti-grain breadとharvest grain breadがすごく気に入ったから。
 La Brea Bakeryというのは、ロサンゼルスのハリウッド・エリアにある有名なパン屋さんで、アメリカで数少ない、レーズン酵母(でもここのは生のぶどうを使っているので、正確にはグレープ酵母またはぶどう酵母というべきかな)を使ったパンを売るお店。ここのパンが近所のスーパーでも売られているのを発見して(もちろん本物のLa Brea Bakeryの焼きたてパンとはちょっと違うかもしれないけど、たぶんこのパン屋のレシピに従ってここのスーパーマーケット内のbakeryで焼いたものを売っているみたい)、以来ちょくちょくここのパンを買うようになったのです。(しかし値段がかなり高めなので、毎回は買えない…(涙))

 で、こないだ『La Brea Bakeryのパン』という本を見つけて買ってしまいました。(もうパンのレシピ本は買わないようにしようと思っていたんだけど、ついつい魔が差して… ^^; )

 今は乳飲み子のいる状態なので、一からの天然酵母作りはお休みしようと思っていて、なのでこの本のレシピそのままのパンはまだ焼けないけど、ちらちらとレシピを参照して、似たような粉と雑穀の配合のパンを作ってみようと思って作ってみたのがこのパン。

 あ、でもサワークリームとかバターミルクを配合したのは私の勝手な付け足し(笑)。これは、だいぶ前の話になるけど、去年の夏にヨーロッパ旅行して気に入ったトースト・ブレッドを何とか再現しようとして考えていたパンの配合の名残り(?)。
 だから今回のパンは、このトースト・ブレッドと、ラ・ブレア・ベイカリーの雑穀パンの中間みたいなものかな。

            

 ヒマワリの種を生地の表面に散らして焼いたのは、La Brea Bakeryのパンの真似なんだけど、私が焼いたらひまわりの種が少し焼けすぎて苦くなってしまって失敗。。。 今度はヒマワリの種を生地表面にくっつけるときは水によく浸してからにすることにしよっと。

         

 早くこの新しい本のレシピを使ったパンを焼けるようになりたいな~。
 でも天然酵母を作るのはたぶん今年の冬くらいまでお預けかも。。。 拓ちゃんの授乳とねんねをさせるのにかかる時間がそのときまでに減っていますように。。。(といっても、その頃になったら今度ははいはいしたり歩き出したりして行動範囲が一気に広がるので、それで目を離せなくなって、もしかすると今よりパン作りが難しくなるかも?? 汗、、、)

ケイジャン料理ガンボ(フージャースタイル)

2008-08-12 | お料理・食事
 数日前のことですが、ガンボという料理を作りました。
アメリカ南部ルイジアナ州起源のケイジャン・クレオール料理で、オクラと魚介類(または肉類)を煮込んだスパイシーなスープです。詳しくは上記のリンクのサイトを参照していただきたいのですが、フランス、スペインからの入植者たちが、ルイジアナ州で手に入る食材を使ってブイヤベースを作ろうとしてできた料理だそうで、その際、西アフリカから連れてこられた奴隷たちが持ち込んだオクラ(オクラってアフリカがルーツの野菜なんですよ、知ってました?)を加えてみたら、ちょうどよいとろみがついたので、これはいいということで、オクラを加えるのが定番になったというのが定説のようです。

 私はまだルイジアナ州に行ったことはないので本場のガンボを味わったことはないのですが、こちらブルーミントンにあるレストラン「Uptown Cafe」で何度か食べたことがあって、それがとても美味しいので、うちでもときどき作るようになりました。
 Uptown Cafeは地元の人たちにかなり人気のレストランで、わがやも(特に夫が)大のお気に入り。そしてガンボはこのレストランでの人気定番料理のひとつになっているみたいです。

 レシピはめんどくさいのでカット(笑)。「ガンボ料理」またはGumboというのでグーグル検索するときっとレシピがいろいろ見つかると思います。「これが正しいガンボ」というレシピはなくて、レシピも味も食材も様々なバリエーションがあって、各家庭やレストランそれぞれが「これがわがやの味。うちのが一番」と誇りにするレシピをもっている、いわば「日本のカレーライスのようなもの」(とあるウェブサイトで見つけた表現)なんだそうです。
 ちなみにわがやのガンボも完全な自己流(笑)。

           


 そうそう、言い忘れるとこでしたが、タイトルに「フージャースタイル」とつけたのは、ごはんではなく、マッシュドポテトを添えているから。(写真のお皿の中央に盛ってある白いのがマッシュドポテト。)これはUptown Cafeのスタイルをまねたもので(Uptownではごはんかマッシュドポテトかどちらかを選べるようになっています)、うちは夫も私もじゃがいも好き、スープにマッシュポテトを添えて食べるのが好きなので、こんな風にして食べることが多いのです。
 フージャー(=Hoosier)というのは、インディアナ州(人)のあだ名みたいなもので、インディアナ州のローカルの人たちは、誇りと愛着を込めて自分たちのことをHoosiersと呼んだり、インディアナ州のことをHoosier Countryと呼んだりします。
 よって、マッシュドポテトを添えて食べるガンボは、フージャースタイル・ガンボというわけです(命名は夫による・笑)。

ラズベリーのヨーグルトチーズムース

2008-08-05 | パン・スイーツ

 昨日、Yさん宅にディナーにお呼ばれしていたので、デザート担当ということで、ラズベリーのヨーグルトチーズムースを作って持って行きました。Yさんから、「甘すぎるものは苦手なので、できればフルーツ系のもので甘さ控えめの爽やかなデザートが嬉しいです♡」というリクエストをいただいていたので。

 本当は「ラズベリー・チーズケーキ」というつもりで作ったんだけど、できあがりを食べてみると、チーズケーキというよりはムースとかババロアとか言った方が近いものになっていたので、急遽名称変更して(笑)、「ラズベリーのヨーグルトチーズムース」と呼ぶことにしました。

 軽くてさっぱりしてて、なかなか美味しかったです。フードプロセッサーかミキサーがあればそれで順番に混ぜていくだけで簡単~♪にできるので、よければ夏のひんやりおやつにぜひどうぞ。

**レシピ**
*材料(大きめのココット型4個分)*
〔ムース部分〕
・ラズベリー(冷凍ラズベリーでも可) 120g
・クリームチーズ(私はカロリー1/3のものを使用) 100g
・ヨーグルト 50g
・生クリーム 100cc
・砂糖 大さじ1
・ゼラチン 8g
・水 50cc
・レモン汁 小さじ2

〔ビスケットの台(好みで。なくても可)〕
・グラハムクラッカー 70g
・バターまたはココナッツオイル 35g

(1)(ビスケットの台をつける場合)クラッカーをポリ袋に入れて麺棒か何かで細かく砕き、湯煎にかけて溶かしたバター(またはココナッツオイル)を熱いうちに加えて混ぜ、それをムース用の容器の底に均一に薄く敷き詰める。冷蔵庫で冷やしておく。
(2)ゼラチンを水50ccで溶かし、湯煎にかけて完全に溶かしておく。
(3)ラズベリー(冷凍ラズベリーを使う場合は室温で解凍しておいたもの)をミキサーまたはフードプロセッサーなどでピュレ状にする。
(4)クリームチーズ(室温で柔らかくしておいたもの)、ヨーグルト、砂糖、レモン汁、ゼラチン、生クリーム*を順に加えてその都度よく混ぜる。
(5)型に流し入れ、冷蔵庫で2、3時間以上冷やす。

*生クリームは、一手間かかりますが、できれば別のボウルでハンドミキサーを使ってふんわり泡立ててから入れた方が美味しいと思います。

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 ついでながら、この日はゆずマフィンとアプリコットマフィンも焼いたので、それも少しだけお裾分けで持って行きました。
このマフィン、Cookpadで「バター不使用のふんわりマフィン」というレシピを参照して作ったのですが、軽くてふんわり、なかなか美味しいので最近のお気に入りです。これに各種のジャムをその日の気分で投入し、いろんなバリエーションを楽しんでます。
 あ、あとこれは私が勝手に加えた変更だけど、雑穀シリアルをちょっとだけ(粉の15%くらい)混ぜて焼くと、さらに美味しいです。うちは私も夫も雑穀のぷちぷち、カリカリした食感が好きなので♪

 

パン作り再始動

2008-08-03 | パン・スイーツ
 ようやくパン作り再開。
 出産予定日の2、3週間くらい前から休止してたから、かれこれ4ヶ月ぶりくらい。
 そろそろ焼きたてパンの香りと味がなつかしくなってきていたので、昨夜はパンの中種仕込みをするときからなんだかワクワク。
 久々の再開第一弾は、cracked wheat(小麦の粒を砕いたもの)、flax seeds、sesame seeds、sunflower seeds、millets、oatsの6種類の雑穀・種子類が入った雑穀パン。
 サンドイッチが作れるようにローフ型に入れて焼いたのと、余った生地で小さなバタール型にしたのと、2種類の形で焼いてみました。
 
 残念ながら、焼き色がちょっと強くつきすぎてしまったけど。。。(オーブンに入れた直後に生後3ヶ月半の息子がお昼寝から目を覚まして泣き出したので、慌てておっぱいをあげにいき、それでオーブンの温度を途中で下げそこねちゃったのよね
 それからちょっと過発酵気味になっちゃったかも。夏で温度が上がってることを忘れて、けっこうのんびりかまえてたのがいけなかった。。。赤ちゃんの世話しながらだったしな~。(なーんて、赤ちゃんを言い訳にしてばっっかり?

 ま、でも久々の再開第一作めだし、こんなもんかな。

 焼き上がったのは夕食の直前で、(パンが冷めるまで1時間くらいは待たないといけないので)夕食のお供にするには間に合わず。でも夕食の後、焼きたてを食べたい誘惑には勝てず、夕食をさんざんお腹いっぱい食べた後だったにもかかわらず、ちょこっと切ってジャムと一緒に食べちゃいました。(最近ちょっと食べ過ぎ気味… 汗)
 ジャムはこないだ作ったルバーブジャム。ん、なかなか美味しかった!
 
    

 
 ちなみに今日の夕食には、メインに鶏肉のごまつけ焼きというのを作って出したんだけど、そしたら夫が「おお~! これむちゃくちゃ美味いね! 今日の夕飯はどれも全部おいしい!」と言ってかなり喜んでいたので、ついでに今日の夕食の写真もアップ。ちなみに付け合わせには、キュウリと紫キャベツのナムルに、夏野菜3種(イエロースクウォッシュとベルペッパーとブロッコリー)のハーブソテー。あとは雑穀ご飯とお味噌汁。

 

 この写真にはナムルが写ってなかったので、もうひとつクロースアップで。
 
 

 今朝は久々に土曜の朝のFarmer's Marketにも行ってきて(最近、「久々に」というフレーズを使うことがめちゃくちゃ多い気がする。。。 まあ産後だし仕方ないかな?)、そこで仕入れてきたキュウリとイエロースクウォッシュを使ったんだけど、やっぱりこうやってファーマーズ・マーケットで買ったものって、スーパーで買ったものとはなんかひと味違うみたい。見た目もやっぱり見るからに新鮮でつやつやしてるし。
 美味しかったです^^

 

そば粉入りビーガンピーナッツマフィン

2008-08-02 | パン・スイーツ
 そば粉入りの、ビーガン(=動物性食品を一切使わない)ピーナッツマフィン。

 バターや卵を使わない、軽くてヘルシーで素朴なおやつを食べたかったので、この本の「黒胡麻風味のカップケーキ」のレシピを参考にしながら作ってみました。

 本当はレシピのとおり、黒胡麻風味のマフィンにしたかったんだけど、練り黒胡麻なんてこっちではなかなか手に入らない稀少品なので、代わりにこちらでは手に入りやすいピーナッツバターを使用。
 
 実は、たまたま誰かが間違えて買ってきた有塩ピーナッツバターをこないだ見つけたのがあって(ふだんは無塩ピーナッツバターしか食べないのに、なぜかこれがうちにあったのよね。。。)、それを何とか消費したかったのもあったのですが。

 でもって、そば粉もしばらく前に買ってあってずっと使わないままになっていたので、これも何とか消費したいと思って投入。

 そういうかなり邪道な(?)気持ちからできたこのマフィン、かなり適当に作ったにもかかわらず、なかなか美味しかったんだな~、これが。卵も牛乳もバターも使ってないのに、けっこうしっとりふんわりしていて、味も食感も合格点以上! 唯一の玉に瑕は、見た目が今イチなことかな。。。 やっぱり卵もバターも使ってないと、焼き色が美味しそうなきつね色にならないんだもん。黒胡麻を使えば、黒っぽい色になるのでその分高級感(?)が出るというか、いかにも「黒胡麻風味」という感じで美味しそうな見た目になると思うんだけど(参考にしたレシピ本の写真ではとても美味しそうに見えるので・笑)、私のピーナッツバター・バージョンでは、そういう効果は求められないので、まあ仕方ありません。これはそういうマフィンということで。。。

 ではレシピをどうぞ。

        

そば粉入りビーガンピーナッツマフィン

*材料*(直径4.5cmのカップ6-7個分)
A 粉類(ドライな成分)
・薄力粉  170g*
・そば粉  30g*
・ベーキングパウダー(あればアルミフリーのもの) 小さじ2
・甜菜糖(またはブラウンシュガーなど) 大さじ1*
・黒胡麻 適量(大さじ1くらい)*

B ウェット成分
・有塩ピーナッツバター(無塩のものを使う場合は塩を好みで少々加えてください) 大さじ4*
・好みの植物油(無色のもの) 50cc
・豆乳  150cc
・蜂蜜  大さじ2(=30cc)*
・バニラエッセンス 少々

黒胡麻(トッピング用)適量

*作り方*
(1)Aの粉類を一緒にふるう。(またはボウルなどに入れてぐるぐるとかき混ぜ、空気を含ませる。)
(2)Bの材料を大きめのボウルで一緒に混ぜ合わせておき、ここに(1)の材料を加え、ゴムベラで粘りが出るまでよく混ぜ合わせる。
(3)カップの3/4量まで生地を入れ、飾り用の黒胡麻をふって、140℃のオーブンで40-45分くらい焼く。

*Note*
(1)*印のついている材料は私が分量に変更を加えたもの、または本来のレシピの材料を代用したものです。
(2)参考にした本は「砂糖を使わない」お菓子というのが眼目の一つなのですが、私はそれほど「砂糖不使用」にこだわっているわけではないので、メープルシロップの代わりに甜菜糖+蜂蜜という組み合わせで代用しました。本のレシピに比べるとかなり甘さ控えめになっていると思います。(本のレシピではメープルシロップ100ccとなっているので・・・。こんなに入れたら甘そう&家計に響きそう@@ メープルシロップって高いんだもん!)。
(3)本来の生地には練り黒胡麻を使うので、黒胡麻は入っていませんが、私のはピーナッツバターで代用したので、黒胡麻風味もちょっと加えたいなと思い、生地とトッピングに黒胡麻を少しずつ使いました。黒胡麻の風味がアクセントになってなかなか美味しかったので、これは入れて正解だったと思いましたよ!(自画自賛^^)
 あ、それからついでに、ちょうどそばにあったので入れたそば粉も(失礼!)、ほんのわずかな量なのでかなり微妙ではありましたが、ほのかにそば粉独特の風味がきいていて、これもなかなかよいアイディアだったのではと思いました。今度はもう少しそば粉の量を増やしてみてもよいかも。。。


 以上です。
 が・・・
 考えてみると、日本で作る場合、ピーナッツバターよりも練り黒胡麻の方が手に入れやすく、かつお値段も安い…のかな??
 いいな~。私も練り黒胡麻をふんだんに使ったお菓子を作って食べたい~。

 黒胡麻を使った本来のレシピが気になる方は、本を買ってください(笑)。

 
かなり甘さ控えめで素朴な味ですが、意外にも(?)、甘党の夫にもかなりの好評。

 最近、赤ちゃんを寝かせるために8時や9時頃の早い時間から添い寝をしているため、夜の遅い時間に我が家に出没するクッキーモンスター(注:クッキーだけでなく、マフィンやチョコやケーキなど、甘いものなら何でも食べるのと、なぜか夜になると活動が活発化するのが特徴)ににらみをきかせることができず、これがけっこう悩みの種。。。(笑) このマフィンも、作った当日の夜にクッキーモンスターがさっそく活動したらしく、翌朝、よし、昨日のマフィンの写真を撮ろう!と思ってキッチンに行ったら、ほぼ半数が消えていました。。。 まったくもう

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 閑話休題。
 今日、突然仕事先の夫から電話があり、「今日の夕方6時から、8チャンネルのニュースに僕が登場するらしいから見て」とのこと。それで珍しくTVのスイッチを入れてみたところ、ほんとに彼が登場したのでびっくり。彼の勤め先のインディアナ大学のresearch grant(研究助成金)に関するニュースで、ほんの2-3分のことでしたが、まあクッキーモンスター以外の側面もちゃんともっているということなので、彼の名誉のために付け加えておきます^^