戦争法案をストップさせるたたかいが、いよいよ最後の正念場を迎えています。安倍内閣、自民党・公明党は、9月11日までに参議院で強行採決することを狙い、それができなければ14日以降に衆議院で3分の2以上での再議決を強行することも念頭にいれているようです。これを阻止すれば、9月27日で国会は閉会、廃案にできます。
国会の議席で自公が多数を占めているのは事実ですから、彼らに、強行したら後で大変なしっぺ返しをくうと思わせることができるかが、強行採決を阻止するカギです。
そのカギともなる国民的な大行動が8月30日に行われました。国会周辺で12万人、全国で100万人以上の人が参加して、戦争法案反対! 安倍内閣退陣! の声を上げました。12万人というのがどういう数か、幸いにも現場に行って感じることができました。これまでの行動で警察が死守してきた国会正門前の両側8車線の道路が、ついに決壊して開放され、人波で埋まりました。それでも、ここにいる人は一部で、国会の裏も横も人が囲み、霞が関の官庁街を経て日比谷公園までびっしりと人波は続いて、公園でも大集会になっていました。その人たちは、まさに老若男女、ほんとにバラエティーに富んだ人たちです。
さらに北海道から沖縄まで、同時に開かれた無数のデモ、集会。29、30日を合わせれば1000か所以上、100万人を超える人が、それぞれの場所で声を上げたのです。ネットに公開された秋田大潟村の田んぼでプラカードを掲げる十数人の人たち、お年寄りも若い後継者も、穂を垂れる稲の間で静かに、力強く立ち上がっていて感動しました。
こうした無数の人たちの声が政治を動かすのです。
自公は強行採決をするかもしれません。しかしそれは、彼らの終わりの始まりになります。次の選挙がどうなるのか、よくよく考えた方がいい。デモには創価学会の三色旗を掲げた人もたくさんいました。公明党は学会員の心が離れて選挙が戦えると思っているのでしょうか。自民党の若手議員は、逆風の中で勝ち抜けるほど自分の地盤が強固だと思っているのでしょうか。
戦争法案は憲法違反です。
戦争も、武力の行使も、交戦権も禁じて、軍隊の不保持を定めた憲法に反して、日本が攻撃されてもいないのに自衛隊を海外に出して、米軍と共同の軍事行動を行わせる法律です。歴代の自民党政府自身が憲法違反だとしてきた集団的自衛権を行使する法律です。
だから、これだけ多くの人が反対しているのです。
日本は、殺し殺される国にはならない。誰も殺させないし殺されない。それが国民多数の声です。
9月は緊迫の月になります。あと4週間が勝負です。
一人ひとりが、自分のできることをやって、戦争法案反対の声を広げていきましょう。
まだ続くたたかいにプラカ―ド使ってください。9/13まで。
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