例年より2週間も早くムサシノキスゲが咲いた浅間山(東京都府中市)では、春の花が盛りです。
春先に早く咲くキンランにつづいて、ギンラン(正しくは、ササバギンラン)が咲き出しました。キンランに比べると控えめで、清楚な美しさです。
ギンラン
林縁では、ミズキの花が咲きました。
ミズキ
ハリエンジュ(ニセアカシア)もつよい芳香を漂わせています。
ハリエンジュ(ニセアカシア)
ノイバラも虫を集めています。
ノイバラ
道端でつい見過ごすハルジオンも、よく見れば、細かい花弁がきれいです。
ハルジオン
山の中にわずかしかないハンショウヅルも花が開きました。
ハンショウヅル
今年初めて見たセリバヒエンソウ、帰化植物だそうです。芹のような葉の飛燕に見立てた花という意味です。
セリバヒエンソウ
ブタナという花に初めて気がつきました。タンポポの茎だけをものすごく引き伸ばしたような姿です。これも帰化植物だそうです。
ブタナ(豚菜、フランス語源で豚が良く食べる菜っ葉という意味)
ノゲシ(野芥子)
ニガナ(苦菜)
改めて、タンポポのような春の黄色い花のアイコンをいくつか描いたので集めてみます。これらの花に見える部分は、頭花といって、小さな舌状花が集まったものです。舌状花の粗密具合で密なものから並べると次のとおりです。
花アイコンはきつつき工房のサイトにあります。
タンポポ
ブタナ
ノゲシ
コウゾリナ(顔剃菜)
ジシバリ(地縛)
ニガナ