これは、Eduard David, Sozialismus und Landwirtschaft, 2. Aufrage, Leipzig, Verlag von Quille & Meyer, 1922. (エドゥアルト・ダーヴィト『社会主義と農業』第2版、ライプツィヒ、1922年)の第2章「有機的生産と機械的生産との本質的差異」の翻訳です。
ダーヴィト(1863-1930)は、ドイツ社会民主党(SPD)右派に属し、修正主義論争で活躍した論客です。彼は、農業(有機的生産)と工業(機械的生産)を同一視し、資本主義の発展によって農民層の消滅を予言したマルクスを批判し、農業と工業は本質的に異なっており、資本主義が発展しても農民層は消滅しない、と論じました。ダーヴィトのほうが正しかったんですが、「修正主義者」というレッテルを貼られ、長らく評価されませんでした。
ダーヴィトを知ったのは、『玉野井芳郎著作集2 生命系の経済に向けて』(槌田敦/岸本重陳・編、学陽書房、1990年)によってです。題名に「生命系の経済」とあるように、エコロジカルな視点から見直すと、おもしろいことを言っているというわけです。
この本を手に入れるのに、当時アルバイトをしていた一橋大学の図書館から借り出しました。スペイン内戦関連のカードをつくるアルバイトだったんで、司書の人に頼んで、けっこう自由に本を借り出せました。w
ドイツ語からの翻訳ですが、ドイツ語は大学1~2年生のとき勉強しただけなので、細部はけっこうあやしいです。w
構成はつぎのとおりです。
ダーヴィト(1863-1930)は、ドイツ社会民主党(SPD)右派に属し、修正主義論争で活躍した論客です。彼は、農業(有機的生産)と工業(機械的生産)を同一視し、資本主義の発展によって農民層の消滅を予言したマルクスを批判し、農業と工業は本質的に異なっており、資本主義が発展しても農民層は消滅しない、と論じました。ダーヴィトのほうが正しかったんですが、「修正主義者」というレッテルを貼られ、長らく評価されませんでした。
ダーヴィトを知ったのは、『玉野井芳郎著作集2 生命系の経済に向けて』(槌田敦/岸本重陳・編、学陽書房、1990年)によってです。題名に「生命系の経済」とあるように、エコロジカルな視点から見直すと、おもしろいことを言っているというわけです。
この本を手に入れるのに、当時アルバイトをしていた一橋大学の図書館から借り出しました。スペイン内戦関連のカードをつくるアルバイトだったんで、司書の人に頼んで、けっこう自由に本を借り出せました。w
ドイツ語からの翻訳ですが、ドイツ語は大学1~2年生のとき勉強しただけなので、細部はけっこうあやしいです。w
構成はつぎのとおりです。
第2章 有機的生産と機械的生産との本質的差異
§5 マルクスの発展論における労働手段の重要性
§6 農業生産過程の特殊な本質
§7 機械的生産と有機的生産のいくつかの重要な差異
レポートのときに、資料としてお借りしていいですか?
むしろ、もう出てきたような気すらしてきました。
しかも、いい先生で、ほとんど何もしないでOKみたいな感じだった気が。。。