![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/ce/e5202083837198afb065001549a8a8be.jpg)
…というわけで、ついに完成!
作り始めたのが昨年の12月24日ですから、苦節4ヶ月ですよ(笑)。普通の1/24プラモデルの倍かかりました。手間で言えば倍どころじゃありませんね。軽く4倍はかかった感じがします。
まあ見ておくんなさいまし。
↑やっぱりステンレス無塗装のリベットはちょっとイヤミだったかなぁ。なんかアメリカの悪趣味な富豪がレストアした個体みたいですね。アンダーステイトメントが心情のワタシ的には、今回はちょっと冒険しちゃいました。若干コッパズカシイんですが、まあカッコ良いので許せるかと。
↓ローアングルだと、フロントフェンダーのマッスが非常に目立ちます。オタマジャクシみたいな形ですよね。同じキットを持ってるS.E.M.の某友人は「あんまりカッコ良いクルマじゃないですね」と言ってました。レーシングカーを無理やりロードカーに化かしてるせいか、確かに異形っぽいところはありますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/24/6f90ea230472353e07336b5a60b839be.jpg)
↓今回はメッキパーツはすべて剥離してメッキシルバーで塗装したので、全体に質感の統一感が出ていると思います。洋白やステンレスの小物も、さほど違和感はありません。メッキシルバー自体が金属粉の質感なので、メタルパーツとの相性は良いのだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a3/0ee9a08b8d0dfa02ac391141e05f3017.jpg)
↓私はこのクルマ、リアからの眺めがとても好きです。コーダトロンカでは無い、なだらかに下がっていって丸く収束するテールは、空力的には不利でしょうけど、やはりカタチとしての美しさが格別です。
あと、ボディサイドのふくよかな丸みはも、大きなチャームポイントですね。ウィンドウ周りのこじんまりとした造形と相まって、飛行機っぽい雰囲気があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/9c/83b34fc2f7aad4b54f87657550d415f1.jpg)
↓フロントフードの開閉は、このキットの作りにくさの大きな原因になってます。私も結局、フロントは脱着式にしちゃいました。まあ飾る時には開けてあるか閉じてあるか、どちらかでしかありませんからね。途中はどうでも良いワケで。開けても閉じても、スタティックに辻褄が合ってればそれで良し、という考え方です。
エンジンの金属の質感には、今回かなりこだわりました。パーツごとにいろいろなシルバーを使い分けたので、素材の違いがかなり明確に表現出来たんですが、写真だとどうもそれが上手く伝わらないんですね。S.E.M.の例会の時に「実物は写真よりずっとイイ」と言われました。
そのあたりは、来月の静岡の展示会でご覧いただければ、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/02/2e13ca359621b86863969a3952e4157a.jpg)
最後に、数年前に作ったEタイプとの2ショット。これがやりたかったんですよ。こうして並べてみると、XKSSのアクを抜いてロードカーらしく美味しく煮込んだのがEタイプだってことが、実によく判りますね。
こうなるとやはり、そもそものこの流れの大本であるDタイプと、さらにXJ-Sも作りたくなります。XJ-Sは一般的には、Eタイプ以前のジャガー・スポーツカーとは別物として語られることが多いんですが、デザイナーは同じヒトですから、よく見ると血統を感じる部分も結構あるんですよ。
ってことで、ひとりジャガー祭はまだまだ続きます。まあワンクッション(いやツークッションぐらいか)置きますけどね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/68/0a929f446bc250292906a7f58636c4d2.jpg)
こうして無事に完成したレベルのXKSSですが、イヤ全く一筋縄ではいかないキットでした。とにかく、キットのパーツをそのまま組立てて、すんなりと収まるところがほとんど無い! まあ今回の場合、20年近くストックしてあったキットだという事は差っ引かなくちゃなりませんが、それにしてもね。
設計にはすごく自動車愛&模型愛を感じるんですよ。ただ、金型製造と生産管理の技術がそれに追いついてないんですね。仮組みを相当しっかりやりましたが、それでも組立てていくと各工程ごとにかならず何かしら問題が起きます。
そのたびに、これまでの模型趣味生活で培ってきた知恵と勇気(笑)を総動員しないと、うまく対処出来ない。
そういう意味では、このキットはかなりの難物です。地雷と言うか、もう地雷原って感じですよ。
でもねー、それって考えてみたら、レジンキットやメタルキットではごく当たり前のことなんですよね。
これはインジェクション・キットではない、スチロール製ガレージ・キットである。とアタマを切り替えれば、別段ハラも立ちません。
それさえできれば、作っててホント楽しいキットなんですよ。自動車という機械を組立てていく醍醐味が、ギッシリ詰まっていますから。4ヶ月、実に濃厚に楽しませてくれました。
ドイツレベルからは、これよりもっと前のジャガー・スポーツカーであるXK120も出てるんですよね。全然懲りてないので、あれもいずれ近いうちにやりますよ。
作り始めたのが昨年の12月24日ですから、苦節4ヶ月ですよ(笑)。普通の1/24プラモデルの倍かかりました。手間で言えば倍どころじゃありませんね。軽く4倍はかかった感じがします。
まあ見ておくんなさいまし。
↑やっぱりステンレス無塗装のリベットはちょっとイヤミだったかなぁ。なんかアメリカの悪趣味な富豪がレストアした個体みたいですね。アンダーステイトメントが心情のワタシ的には、今回はちょっと冒険しちゃいました。若干コッパズカシイんですが、まあカッコ良いので許せるかと。
↓ローアングルだと、フロントフェンダーのマッスが非常に目立ちます。オタマジャクシみたいな形ですよね。同じキットを持ってるS.E.M.の某友人は「あんまりカッコ良いクルマじゃないですね」と言ってました。レーシングカーを無理やりロードカーに化かしてるせいか、確かに異形っぽいところはありますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/24/6f90ea230472353e07336b5a60b839be.jpg)
↓今回はメッキパーツはすべて剥離してメッキシルバーで塗装したので、全体に質感の統一感が出ていると思います。洋白やステンレスの小物も、さほど違和感はありません。メッキシルバー自体が金属粉の質感なので、メタルパーツとの相性は良いのだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a3/0ee9a08b8d0dfa02ac391141e05f3017.jpg)
↓私はこのクルマ、リアからの眺めがとても好きです。コーダトロンカでは無い、なだらかに下がっていって丸く収束するテールは、空力的には不利でしょうけど、やはりカタチとしての美しさが格別です。
あと、ボディサイドのふくよかな丸みはも、大きなチャームポイントですね。ウィンドウ周りのこじんまりとした造形と相まって、飛行機っぽい雰囲気があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/9c/83b34fc2f7aad4b54f87657550d415f1.jpg)
↓フロントフードの開閉は、このキットの作りにくさの大きな原因になってます。私も結局、フロントは脱着式にしちゃいました。まあ飾る時には開けてあるか閉じてあるか、どちらかでしかありませんからね。途中はどうでも良いワケで。開けても閉じても、スタティックに辻褄が合ってればそれで良し、という考え方です。
エンジンの金属の質感には、今回かなりこだわりました。パーツごとにいろいろなシルバーを使い分けたので、素材の違いがかなり明確に表現出来たんですが、写真だとどうもそれが上手く伝わらないんですね。S.E.M.の例会の時に「実物は写真よりずっとイイ」と言われました。
そのあたりは、来月の静岡の展示会でご覧いただければ、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/02/2e13ca359621b86863969a3952e4157a.jpg)
最後に、数年前に作ったEタイプとの2ショット。これがやりたかったんですよ。こうして並べてみると、XKSSのアクを抜いてロードカーらしく美味しく煮込んだのがEタイプだってことが、実によく判りますね。
こうなるとやはり、そもそものこの流れの大本であるDタイプと、さらにXJ-Sも作りたくなります。XJ-Sは一般的には、Eタイプ以前のジャガー・スポーツカーとは別物として語られることが多いんですが、デザイナーは同じヒトですから、よく見ると血統を感じる部分も結構あるんですよ。
ってことで、ひとりジャガー祭はまだまだ続きます。まあワンクッション(いやツークッションぐらいか)置きますけどね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/68/0a929f446bc250292906a7f58636c4d2.jpg)
こうして無事に完成したレベルのXKSSですが、イヤ全く一筋縄ではいかないキットでした。とにかく、キットのパーツをそのまま組立てて、すんなりと収まるところがほとんど無い! まあ今回の場合、20年近くストックしてあったキットだという事は差っ引かなくちゃなりませんが、それにしてもね。
設計にはすごく自動車愛&模型愛を感じるんですよ。ただ、金型製造と生産管理の技術がそれに追いついてないんですね。仮組みを相当しっかりやりましたが、それでも組立てていくと各工程ごとにかならず何かしら問題が起きます。
そのたびに、これまでの模型趣味生活で培ってきた知恵と勇気(笑)を総動員しないと、うまく対処出来ない。
そういう意味では、このキットはかなりの難物です。地雷と言うか、もう地雷原って感じですよ。
でもねー、それって考えてみたら、レジンキットやメタルキットではごく当たり前のことなんですよね。
これはインジェクション・キットではない、スチロール製ガレージ・キットである。とアタマを切り替えれば、別段ハラも立ちません。
それさえできれば、作っててホント楽しいキットなんですよ。自動車という機械を組立てていく醍醐味が、ギッシリ詰まっていますから。4ヶ月、実に濃厚に楽しませてくれました。
ドイツレベルからは、これよりもっと前のジャガー・スポーツカーであるXK120も出てるんですよね。全然懲りてないので、あれもいずれ近いうちにやりますよ。
完成、おめでとうございます!そしてお疲れ様でした。
リベットの主張も自分は好きですね。かっこいいですよ。
同キットを持ってますが、ミニカーをいじってたせいか、43でXKSSが欲しくなりました。XKSSとXJ13とEタイプのロードラッグクーペを並べたいです。その前に押入れのキットを片付けなきゃ…パーツ、合わせきれるかなぁ…以前作ったフジミのカウンタックみたいに固定しちゃいそう(笑)
ボディのゆがみや各部の合わせのひどさなど、今の模型を作る人の間では敬遠されやすい内容ですが、そういうのって作っていくと面白いですよね。静岡で拝見出来るのを楽しみにしております。わたしもEとD持っていきます。
43のレンジが完成して、こんどは24のチータを作っています。ここのレジンボディはプラモデルより薄いですよ。
今回は相当に気迫が伝わってきて、製作記にも毎回圧倒されていました。
各所に相当に手間が入っているにも関らず一見ではそれを感じさせない全体調和と、滲み出る迫力。
静岡でこの美しく凄い実物を拝見できるのが楽しみです!
プロをも手強いと言わしめるキットだった事が伝わってきました。
私、今日またキットを購入してしまいました。
グンゼのポルシェ943/5とフジミのDINOとZ432Rです。
なかなか作りもしないのに欲しくて在庫ばかりたまります。
老後の楽しみが増えていくのだと言い聞かせて、納得しています(笑。
あえてゴツめのリベットにすることで
いい感じの「外し」具合になっているのが
また風流だと思います。
北澤さんの作品は、出来の良いキットも
地雷原(笑)なキットも、しっかり統一された
作風に仕上がっていながら、それでいて、今回のように
「いつもとちょっと違う」方向も見せてくれるので
見る人を飽きさせませんね。
ぜひこの作品も現物を拝見したいです。
XJ13もイイですねえ。あれもリベットがゴッソリですヨ(笑)
ロードラッグ・クーペもカッコ良いですよね。どちらも1/43だとキットがありますし、完成品ミニカーでも良いものが出ていますよね。
>ミゾロギさん
レンジローバーはあっという間に出来ちゃいましたね。私はエッシーの1/24を持ってるので、いずれ作りたいと思います。レンジは初期型に限りますよね。
静岡ではジャガー祭ですね。チータも楽しみにしてますよ。
>Limahlさん
今回はなんかミョーにチカラ入っちゃいました。何しろキットがいろいろと難しい事を言うので、逆にハラをくくったと言いますか。たまにはこういうのもイイもんです。
2台続けてはイヤですけどね(笑)
>こぶら酒さん
グンゼの934/5とは珍品ですねえ。911の顔にワイルドなお尻。イイですよね、あれは。
ディーノも432Rも、いずれこのブログでやりたいブツです。
>田野中さん
リベットは、1個1個はけっこう繊細な感じなんですが、さすがにこれだけ数が揃うと、ものすごく主張するんですよ。その点は予想外でした。もう1サイズ小さいのでも良かったかもしれないです。
静岡には今年もいろいろ持っていきますので、是非いらして下さいね!
完成おめでとうございます&お疲れ様でした。
もう素直にカッコいいです!
同じキットを持っていた者として、
写真よりも絶対実物の方がカッコいいですよね。おっしゃっているようにリアクォーターからの眺めなんて生唾モノですし(^^;
静岡で実物を拝見できるのを楽しみにしております。
私は残念な有様になってしまいましたが、ボディの下拵えは終わっているので必ずリベンジしたいと思っております。
ありがとうございます!
久しぶりの超大作(笑)でしたが、作っている間はそれほど精神的な辛さは無く、毎日少しずつ楽しんでいました。
静岡の会場では「開きモノ」ほど注目度が高いという傾向がありますから、これでスターになれるかな?なんて目論んでおります(笑)。
そちらのXKSSもリペアしてカタチにして下さいね。楽しみにしております!