きたかみ本牧亭 だより〈寄席のある街・北上の中心商店街〉~北上市 本通り・しんまち・諏訪町商店街~

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4/17 岩手日日新聞記事

2009年04月21日 | Weblog
“景気良く”大笑い 「本牧亭」出前寄席始まる~北上 (04/17)
 買い物客に笑いを提供する北上市中心商店街の二十一年度「お江戸『本牧亭』出前寄席事業」は十六日、同市本通り二丁目のきたかみ本牧亭で四月公演が始まった。開催五周年を記念して、出演者に真打ちの落語家を迎えた初日には、詰め掛けた大勢の人がはなし家の話芸を存分に堪能した。同公演は十九日まで行われる。

 寄席事業は同市十字路商店街振興組合連合会が、商店街の活性化を目的に十七年度から始めた。東京都台東区の「上野黒門町『本牧亭』」から芸人の派遣協力を受けて、若手の落語家、講談師を迎え、商店街で寄席を定期的に開催するほか、地域の公民館などに出前寄席を行っている。

 初日を迎えた同公演では、二十年九月に真打ちに昇進した落語家の三遊亭歌奴さん(三遊亭圓歌さん門下)と、講談師の神田すずさん(前座、神田すみれさん門下)が出演した。

 二つ目の三遊亭歌彦時代に出前寄席に二度出演し、二年ぶりの登場となった歌奴さんは、名落語「うどん屋」を披露。酔っ払いに呼び止められたうどん屋が、何度も同じ話を聞かされた末、うどんの一杯も注文せずに帰ってしまうのに怒りだす。その後、うどん屋を呼ぶ声に反応し、一杯のうどんを食べたいと申し出る人とのやりとりを演じた。うどんを食べる場面では、音を出しながら最後の一滴まですする芸には、来場者から「うまい」と落語ファンをうならせていた。

 今年度の出前寄席は、七月と十月、十二月に開催する。同連合会の小野寺勉会長は「五年目に突入することができた。この商店街がある限り寄席を続けていきたい」と話している。
 四月公演は、神田さんが十七日まで、歌奴さんが十八日まで出演。十八、十九の両日は鈴々舎風車さん(二つ目、鈴々舎馬風さん門下)と田辺銀冶さん(前座、田辺一鶴さん門下)が出演する。寄席は午後一時と三時に開会する。

 入場料は当日五百円で同連合会事務所などで発売している。問い合わせは同連合会=0197(63)5735=まで。
【写真】出前寄席事業が始まり、落語を披露する三遊亭歌奴さん

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