きたかみ本牧亭 だより〈寄席のある街・北上の中心商店街〉~北上市 本通り・しんまち・諏訪町商店街~

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岩手日日新聞(6/11)

2011年06月11日 | Weblog
商店街寄席に沸く 「本牧亭」北上で出前 (06/11)

2011年度お江戸「本牧亭」きたかみ出前寄席事業の6月公演は10日、同市本通りのきたかみ本牧亭で始まった。初日は背筋が寒くなるような怪談やはらはらする活劇を巧みな話芸で表現し、詰め掛けた約80人のファンを楽しませた。期間中は、東日本大震災の一時避難所などで出前寄席を実施する。12日まで。

 同市十字路商店街振興組合連合会(小野寺勉会長)の主催事業。買い物客に笑いを提供し商店街の活性化を図ろうと05年から行われ、今年で7年目。東京都台東区の「上野黒門町『本牧亭』」から若手の落語家、講談師を招き、商店街で寄席を定期的に開催しているほか、出前寄席や落語・講談教室を開いている。

 今月は鈴々舎馬風さん門下の落語家鈴々舎風車さん(二つ目)と、神田すみれさん門下の講談師神田すずさん(同)が出演。風車さんは5度目、すずさんは4度目の登場。

 初日、風車さんは怪談の演出にまつわるエピソードで観客を沸かせ、落語「お化け長屋」を披露。風車さんが恨めしげな手つきや表情で幽霊を表現すると、客席も息をのんで落語に聞き入っていた。

 毎年参加しているという同市飯豊の柏葉陽子さん(77)は「ちょっと怖い話もあったが、面白かった」と喜んでいた。

 今年度は6月公演のほか9月、12月、2月の4回を予定。全日午後1時と3時の2回公演で、入場料は500円。恒例の落語・講談教室も実施する。

 また、今月26日には「がんばろう東北! チャリティー寄席」を開催し、講談師宝井一凜さんが出演する。入場無料だが、同連合会事務所などで配布する整理券が必要。問い合わせは同連合会=0197(63)5735=へ。
【写真】6月公演が始まったお江戸「本牧亭」きたかみ出前寄席
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