兵庫県朝来市の自然派レストラン。おいしい水と地元の減農薬食材を使った、この道40年のシェフ自慢のお料理が食べられるお店なんだそうです。邑居は「ゆうきょ」と読みます。
近頃は天空の城、日本のマチュピチュとしてすっかり有名になった竹田城跡まで、あと10kmほどのところにあります。また生野銀山の近くでもあります。高速道路でいえば、播但連絡有料道路SA、フレッシュあさごまで数百mというところです。国道312号線の旧道沿いにあり、予めこの店のことを知っている人でないと、偶然にはたどり着けそうにないお店です。
なにしろ、築100年の古民家がお店。落の中にあって、看板らしい看板もありませんから、この店を探していても通り過ぎてしまう心配もあります。
中は板張りにはしてありますが、造りは民家のまま。玄関を入ったら靴を脱いで上がるというエントリーです。床の間を含め3部屋がダイニングルーム。ランチしかやっていないのに、結構な人気のようです。
私が食べたのは但馬牛のタンシチュー。野菜のスープと、ピクルス、シチューにごはん。後はコーヒーか紅茶かハーブティーがついて2300円だったかな。野菜をしっかり食べたという気になりました。メインディッシュが但馬牛のビーフシチュー(2300円)か、但馬牛のハンバーグ(2000円)もありました。
ここ朝来市岩津は、岩津ねぎの産地です。日本三大ネギのひとつだと地元だと言っていますが、なかなか味わいのあるネギです。それに朝来は但馬の国。但馬牛です。そこへ地元の野菜とおいしい米とくれば、ここに野菜レストランを作らない手はない。但馬は広くても、ここには岩津ネギという大きなアドバンテージがありますから。スープにもシチューにも使われています。駐車場を見ると、他地域のナンバーばかり。ネットや口コミで遠いところからやってくるお客さんが多いのだろうなと想像しますが、逆に考えると、同じ集落の人が昼ごはんに2000円も払うことはないわけです。隣近所の人たちも兼業か専業かはともかく家で食べる野菜くらいは作っているでしょうからね。きっと元気でおいしい野菜を。
生野銀山や竹田城跡に行くなら、ランチの候補として覚えておいてください。
彼岸の墓参りのついででした。
まあこんなところに…と思うようなところにあります。いっぺん行ってみてください。