コンパクトデジカメは高い

　住吉大社の反り橋の上で、私のデジカメは「帰らぬ人」となってしまいました。電源をオフにしてもレンズ部分が収まらなくなってしまったのです。モーターが頑張る音はするのですが動作につながらない。内部で何かが引っかかってギアが回らない。そんな印象です。

　コンデジは仕事に行っても遊びに出かけても、ほぼ持ち歩いています。この壊れたカメラで私のコンデジは4台目。さぁ、どうする？新しいのを買う？スマホにもカメラ機能はあるので、それでいいじゃないか。いやいや光学18倍はスマホにはない。それにいろいろと親切すぎるスマホのカメラ機能はデジカメとは別物でしょう。このブログの記事になっているお出かけはほとんどコンデジで写真を撮っています。ジーンズのポケットにすっと入るコンパクトさ。これは代理がきかない。

　このブログの記事にも書きましたが、壊れたデジカメは中古で買いました。４年近く前のこと。当時すでにコンデジがスマホ勢力に押されていたようで生産台数も少なくなっており、結果として高倍率デジカメもずっと高価になっていました。その前に買ったキヤノンのコンデジ（2012年）は光学12倍の新品で15000円くらいでした。光学10倍を超えるようなカメラは４年ほど前でも何万円もして、私の懐に合いません。そこで中古カメラにしたわけです。

　今回も探してみましたが、高倍率のコンデジはやはり希少で何万円もします。それでは今回も中古にしよう。では狙う機種は？壊れたカメラと同じものは４年前の倍以上します。えっ？明らかに相場が上がっている様子。４年分古くなっているのに値段は倍？やはり、私と同じように高倍率コンデジを求めている人はそれなりにあるということでしょう。相場が上がるということは、それだけ高くても欲しいという需要があるから。ほかのメーカーも探してみましたが似たり寄ったり。

　結局、壊れたカメラと同じものにすることにしました。同じカメラならバッテリーや充電器も流用でき、その分安くすむということ。

　数日後、アマゾンマーケットプレイスから荷物が届きました。カメラの写り具合は後で試すとして、外観は先代よりも落ちます。使用には問題ないでしょうが、ボディにわずかな凹みが二か所（定規を当てたような直線的な凹みです）、バッテリーのふたのロック部品の欠損。うーん、これで倍の値段か。それに細かいことだけど、充電器がキャノン純正ではない。

　表に出て撮影をしてみます。写りは特に問題を感じません。先代はモニター液晶の端っこに写らない部分が少し出来てしまった（真っ黒い部分が使用している間に出てきた。16：9で撮影する分には問題なし）のですが。こちらのモニターは問題なし。

　というわけで、しばらくの間は、これを持って街歩きができそうです。次に使えなくなったら、大枚を覚悟しなければならないのかな？