味神館（みしんかん）関店

  国道1号線、宿場の町並みが残っていることで有名な関宿にほど近いところ、コンビニのならびに「ラーメン380円」の大きな看板に惹かれて入った、ちょっと変わったネーミングの中華料理屋。
  店のガラスには、シェフが名古屋の有名ななんとかという中華料理店で10年修行をしたとか書かれていますが、こちら名古屋のことには疎く、それがすばらしいことなのかどうかはよくわかりません。
  豪華ではないけれど小奇麗で席もゆったり配置されていてgoodです。中国語らしい言葉を母語にする女性店員二人の会話が聞こえてきて雰囲気はあるのですが、ちょうど昼の1時。この時間にこんなに空いていて大丈夫なのかなと心配を少々。店のキャパの割には客は3組程度。平日のことでもあるし、オープンしてまだそんなに時間を経ていないのかも知れません。
   台湾ラーメン+マーボー丼のランチ700円也を注文します。実は、この時点で台湾ラーメンなるものがどんなものか知らなかったのです。初めての店で何を選べばよいのかよくわからない時は、一番上に書かれているものにしようと決めています。 その中国語の主の女性が運んできた品物を見てまず驚いたのは量の多さです。台湾ラーメン、マーボー丼ともに十分に1人前あります。で、台湾ラーメンとは醤油味ベースの担々麺といったところでしょうか。気をつけてみるとタカのツメがまるまる2本入っています。始めにスープをすすってみます。なんだ結構うまいじゃんと思った後に来るのは辛み。結構きます。マーボー丼も唐辛子辛いです。でもこれが旨いんです。量が多いので、もう食べられないよと思いながら、最後のラーメンのスープまで掬ってしまうのでありました。大食いの人、流行りの言葉でいえばガッツリ食べたい人で、辛いものは平気だよという人には、値段も考えると結構いいんじゃないかと思います。
  中華料理店なのに各テーブルにはキムチの瓶が置いてあります。これはそんなに辛くなく、コクがあってgoodでした。