猫的下僕生活

オハヨーからオヤスミまで愛猫銀パールに仕える下僕日記。腎・肝・膵、絶賛頑張り中!

06:悪夢の診断結果

2011年09月22日 | ぴ~ちの肉きうDiary

いつでも里親募集中



初めましての方に
【welcome】で登場人物のナビゲーションしてます


■■■2001年10月26日を振り返る■■■

私のもこもこボアジャケットの寝心地が気に入ったようなので、ぴ~ちにあげた。



細胞診の為の肉球切除手術から丁度2週間目、検査結果が出た。
先生の気遣いから最初の報告は電話だった。
気持ちが落着いたらぴ~ちを連れて病院へ来て下さいってことだった。



[生検部位]
肉球

[顕微鏡検査所見]
この腫瘍は上皮性の悪性腫瘍で、リンパ、血管に癌細胞が侵入していて
転移が成立しています。非常に進行の早い癌で
早期に化学療法を施してあげてください。

[病理組織学的診断]
脂腺癌

[組織検査]
腫瘍性・悪性


「脂腺(しせん)ガン」という、ガンの中でも最悪のものだった。
人間の場合もやはり難しい種類のガンなのだそうだ。
「脂腺腫」の場合なら、切除と抗癌剤で良くなった例もあるが
報告の通り、ぴ~ちの場合は悪性で、
すでにリンパや血管にガン細胞が侵入していて、
肺などに転移したら(してたら)余命2、3ヶ月らしい。

このガンは患部を切除しても追いつかない程
進行が早く、タチの悪いものらしい。

猫の発症は珍しく、検査した病理の先生も初めて見たというくらい・・・。
よりにもよって、こんな強敵にかかっちゃうなんて。。。
この種類の抗ガン剤も猫にはまだまともな臨床データも何も無くて、
使えそうな薬があっても完治はなく、出来るとしても
進行を少し遅らせることくらいなのだそうだ。

抗ガン剤は、もちろん副作用もあるし、、、。
何が正しい選択なのかわからないけど、とりあえず、
免疫力をあげるサプリメントとインターフェロンを始めることになった。



なちと並んでパクパクご飯を食べるぴ~ち
悪性腫瘍だなんて信じられなかった。
右足の先っちょは、ヤギや羊の足に似てて※"プルプルのチョキ"型です。
※動物のお医者さんより

最初に電話で結果を聞いた時、先生に「大丈夫?」って聞かれ、
「はい」と答えたような気がするけど、
「脂腺ガン」の告知を受けた後は、頭がボーッとして、
夢なのか現実なのか分からなくなった。

きっと大丈夫と思いながらも、頭のどこかで「ガンかもしれない」とも感じてて、
電話を切って「やっぱりガンだったのか・・・」とゆっくり現実に戻ると同時に
涙があふれてきてぴ~ちを抱きしめて泣いた。
泣いてもどうしようもなかったけど、涙がとまらなかった。

結果を聞いた翌日10月27日。
心配してた残った肉球の腫れもひいてきて抜糸の為に病院へ。
食欲は以前のような一気喰いではないけど、ご飯の時は小走りで先廻りして待ってるし、
ガンに侵されてるなんて信じられなかったけど、目の前の残酷な現実に胸が痛んだ。

シッポの腫れを最初に発見した時は、先っちょだけだったけど、
結果を待つ間に、付け根の方までピンクがかってきて、触れると痛そうにしていた。

最初に腫れた右足ではなく、足から離れた場所であるシッポに転移?
結果をきいた今ならシッポの腫れが何を意味するのか分かる気がした。
途方もない強敵を前に本当に何をすべきか分からなかった。
病院ではなんとか泣かずに頑張ったけど
自宅では哀しくて、哀しくてしょうがなかった。

膝の上に居るぴ~ちが涙でぼやけて、ぴ~ちにポタポタと落ちる。
でもこれからがホントに辛いんだと思うし
なちと一緒にぴ~ちを支えようと思った。



出来る限りカラーを外す時間を作った。
やっぱり邪魔な物がないと、寝やすそうだね。

ちょっとお腹のお肉が邪魔なアンモニャイト姿です。


 2011年9月22 日(木)に想う

回想録で、今後の展開を知っててもかなり恐い。
こうして書いていると、またあの辛い選択を迫られる錯覚を起こす。


【07:見えない未来】


 

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コメント (2)
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