「黄色いリボンならず赤いバンダナだ、はっ、はっ、はっ！」「何言ってんだ、お前！」「ただなんとなく‥‥」
「黄色いリボンならず赤いバンダナだ、はっ、はっ、はっ！」「何言ってんだ、お前！」「ただなんとなく‥‥」
「あっ、きつね君、しばらくみかけなかったね、どうしてたの？」「うん、盆帰りで里に帰ってた」
「我輩は猫である。名前はまだない、でも車には乗る」
「我輩は猫君に載せてもらって帰ってきた」
「ただ、買い物忘れて怒らりちゃった、なんだかな～（阿藤 海）」
「おい、太郎、乗っけてやろうか、楽だぜ！」
「とうやん、たっちはお買い物に行ってきましゅ」「おお、頼んだぞ、それじゃこれとこれを買ってきてくれ」
「アイアイサー、おっ買い物、おっ買い物、楽しいな～」「大丈夫かな～、あいつ」
「あれ、なに買うのか忘れちゃった～？」
「ふう、あぶねえ、あぶねえ」
「死ぬとこだったぜ！さて行くか～」「くそ～、心配してやったのに～」
ニャン子は見ていた！「あいつ等、馬鹿じゃねぇ～」
「ちょっと一休み」「おいおい、車が来ててあぶないぞ！」
「僕は死にましぇ～ん！」
「う～ん、父ちゃんだと思ったのにな～」「残念でした、またどうぞ！」「うんじゃ、僕帰ります」「あ～あ、きつねの父ちゃんに間違われるなんて世の中まちがっとる」「父を訪ねて三千里！」
「違うのかな～？」
「違います！」
「岸壁の母！」
「違います！」
「岸壁の母！」
「もしやあなた様は私の父上ではございませぬか？」「ちが～う、ちが～う、うう～ぬ、下がりおれ～！」
「父上、父上様～」
「違うっていってるでしょう、もう～、疲れるな～！」
「そ、そうでございますか‥‥」「‥‥」
