きらせん

仙台のきらめき










東北大学公共政策大学院准教授
佐分利 応貴

 「世界遺産 白神山地」

2007-08-03 21:08:28 | Weblog

  秋田に寄る前に世界遺産の白神山地へ。

  白神(しらかみ)山地は、別にごくふつうの山である。ただ、天然のブナ林が巨大なまま遺されているのが珍しいわけで、風光明媚な観光地というわけではない。まぁ、いわば日本の原風景ということ。
  

  そんな白神山地の観光スポットは暗門の滝。
  遊歩道が危険なので、増水するとすぐに通行止めに。この日は台風が接近していたがまだOKだった。
   
  第3の滝(一般道から約50分)

  
  第2の滝(第3の滝から徒歩10分)

  
  第1の滝(第2の滝から徒歩10分)

  どれも立派だが、やはり第1の滝が見事。
  最初の第3の滝まで徒歩30分となっていたが、とんでもない。1時間近くかかる道で、帰りもすれ違う人から「あと最初の滝までどれぐらいですか?」と聞かれたり。

  ちなみに世界3大滝といえば、ナイアガラ(米・カナダ)、イグアス(ブラジル)、ヴィクトリア(ジンバブエ)、4大滝といえばこれにベネズエラのエンジェルフォール(高さ1000mで世界一)だが、なぜかナイアガラだけ行っていない。
  イグアスの滝(水量世界一)は文句なく絶景である。飛行機からも滝壺から立ち上る水煙が見える。クジラの呼吸があの水柱なら、イグアスの滝は地球の息吹だろう。
   Image:Iguacu-004.jpg

  ヴィクトリアの滝はたいしたことない。虹が見えるのがきれいなだけ。
  Image:Victoriafälle.jpg

  エンジェルフォールも圧巻。ベネズエラにある「陸のガラパゴス」と言われるギアナ高地にあるアウヤンテプイという台地。東京の23区と同じくらいの面積があり、この台地が1000mの絶壁で下界と隔絶されている。でもって、この台地の上に降り注いだ雨が滝となって流れているのがエンジェルフォール。別に天使の滝なのではなく、発見したのがエンジェルさんだったから。

  Angel falls seen from the Island ''Ratón'' (Mouse)
  
  肝心の十二湖は台風のためおあずけ。