きらせん

仙台のきらめき










東北大学公共政策大学院准教授
佐分利 応貴

 「ライブカメラ」

2008-01-27 10:26:25 | Weblog
  加美町のトップページから、やくらい高原ライブカメラを見るページに飛べる。
  http://www.town.kami.miyagi.jp/

  スキー場のコンディションや地吹雪の様子まで。
  カメラを遠隔操作できるので、何人かが同時に見てると、映像があっちにいったりこっちに行ったりして楽しい。(もちろん夜は真っ暗なので注意)
  
  TBCの「ウオッチン!みやぎ」では、天気予報の時間に4つの映像(仙台市、気仙沼、仙台駅、仙台空港)が写るが、西の空の映像がない。このライブカメラの性能を上げれば、使ってもらえるのではないか。システムはできてるんだし、on air の時間はTBCだけがカメラを操作できるようにすれば? 毎日「気仙沼」と聞かされると、転勤族でも「常識」になる。同じように毎日「加美では」と言ってもらえれば、加美や薬莱への観光客は増えるはず。なんとかしたいものだ。

 「かほピョン」

2008-01-26 23:16:39 | Weblog
  … 「かほピョン」? 何それ?

  いえいえ、大まじめな河北新報の地域活性化クラブだそうです。
  http://pyon.jp/

  『かほピョンクラブとは、「まちを元気に、暮らしに潤いを!」をスローガンに、河北新報とつながりのある「ひと・まち・おみせ」の情報交換や交流、ならびに会員の生活に潤い・利便を提供し、地域を活性化して、まちづくりに寄与する会員組織です。』
  (同ホームページ)

  スタッフによる活動紹介ブログもあるし。
  東北6県在住者だけが対象なところが「?」だが(いかに域外の力を使いこなすかがこれからの東北の課題:今までは自分たちでなんとかしようとして外に情報発信してこなかった)、頑張っていただきたい。

 (つうか一緒に頑張りましょう! 挨拶に行きますので。)

 「冬将軍」

2008-01-24 22:42:04 | Weblog
  暴れん坊将軍(冬)、到来。確か今年は4代目。

  外は猛吹雪。
  
  雪で画面が暗いが昼間です。
  風であおられ、自転車で走るとETの気分。


  
  ちょっと晴れたけど自転車は…
  (立ってるのは今来た学生の)

  東北道も閉鎖。
  明日は加美町佐藤町長以下町幹部メンバーとの月例会議。
  朝9時に無事たどり着けるのか??

 「やくらいガーデン」

2008-01-23 23:26:05 | Weblog

  町の商工観光課にお願いして、やくらいリゾートの連絡会議に出席させていただく。
  
  加美町のシンボルでもある薬莱山(というと中新田、宮崎の皆さんには叱られるが)には、産直野菜の「土産(どさん、と読む)センター」や温泉「薬師の湯」、ゴルフ場やプールだけでなく、立派なガーデン・ウェディングができる庭とチャペルがある。春は菜の花、夏にはバラ、秋には秋桜。積水化学工業が出資しているらしい。
  美しい景色はこちら http://www.yakurai-wedding.com/
  
  いろいろな経営指標も見せてもらったが、ウェディングは順調に伸びている。
  (自分も結婚式は札幌の芸術の森でのガーデン・ウェディングだった。)
  スタッフの方のブログもあって、秋桜の写真が美しい。
  http://yakurai.exblog.jp/
   ここは東北で最大級(50ha)のコスモス畑だそうな。いいねぇ~
  こちらのスタッフ・ブログも。
  http://blog.livedoor.jp/yakurai_wedding/


  ちなみに、町役場では、この薬莱山に「カブトムシの森」を作るらしい。
  来年度から植樹を開始。カブトムシを卵から育てて放ち、野生で生育できるようにするらしい。これまた意欲的なプログラムである。観光施設は集積である。家族は重要なターゲットであり、親を呼ぶには子供を呼べばいい。秋は収穫祭やコスモス畑があるし、夏はプールやカブトムシ、自然体験学校でキャンプもできる。いいねぇ~春はどうしようか? 

  今回オブザーバー参加だったが、最後にいろいろとコメントをさせていただいた。
  「雑誌の広報にお金をかけるのもいいけど、やはりテレビで画像を放送してもらわないと」
  「例えば、TBCの天気予報の斎藤さんに何度も手紙を書いて、アポをお願いして、コスモス畑を見てもらえばいいのに。最後は誠意と情熱ですよ。」(斎藤さん、勝手に名前出してすみません。でも、会議のみんなウォッチン!見てましたよ~)
  … それこそ泉区に住んでるU支配人が、奥さんに頼んで「泉区のUと言います。薬莱のコスモス畑の見頃を知りたいので教えてください。」と“教えて斎藤さん”のコーナーに投書すれば、調べて写真付きでテレビで流してくれるかもしれないし。
  
  さて、次に薬莱に来るのは2月4,5日の雪合戦かな?
  
  日本雪合戦連盟公認(そんな連盟あったのか?)の宮城県公式大会。
   荒天決行、という字が笑える(笑えない)ぞ。

  


 「距離感」

2008-01-22 23:41:35 | Weblog
  学生との距離感は難しい。

  M2(修士2年)の学生から相談があるが、もうリサーチペーパーの指導期間は終わっている。今から指導すると口頭試問対策になってしまう。
  それに学部生と大学院生は決定的に立場が違うのだ。口開けて待ってて、エサが降ってくるのではないのである。エサが欲しければ自分で取りに行く、これが大学院生である。(本当は学部生もそうあってほしいが。)

  M1のワークショップもそう。答えをいいたくても、言ってはならない。
  そのもどかしさ。
  自分が「こうしたら」と示せたら、どんなに楽か。(時々やってしまうが)
  自分で「こう書けよ」と赤ペンで直せたら、どんなに楽か。(時々やってしまうが)

  最初から答えを教えてもらおうなんて思うな。自分の頭で考えろ。
  大人のくせに「どうすればいいですか」なんて聞くな。
  「こうしようと思うのですが、よろしいですか」と聞けよ。

  しっかり見ようとすると「甘やかしすぎ」と言われ。
  自主性を育てようとすると「指導力がない」と言われ。
  ミンナニデクノボートヨバレ。
  ホメラレモセズ。
  クニモサレズ。
    
  地域の empowerment やってるはずなのに、身近な学生の empowerment もままならない。う~ん、困ったもんだ。
  そうして、心の距離感はどんどん開いていく。
  嗚呼。

  

 「市議会のお仕事」

2008-01-17 22:20:20 | Weblog

  障害者福祉NPO代表のIさん、市会議員のOさん(泉区選出)らとの会食。
  実名を挙げてご紹介したいが、一応休職中とはいえ国家公務員なので自粛。
 ※国家公務員法第102条(政治的行為の制限)第1項及び人事院規則14-7

  え? 名前をブログに書くのは特に問題ない? そーですか。
  え? 書いてる内容に中身がないことが問題? そーですか…

  市議会です。
  ホームページはこちら。
  http://www.gikai.city.sendai.jp/
  が、なんと、これを書いている時点で、アクセス数累計が115件しかない。
  はぁ???
  2000年9月開設で115件ってどーゆーことだ??

  … さぁ、キミも名誉ある100番台を get しよう。


  さて、O先生(といっても議会最年少で自分より若い!)に突っ込んでみた。
  「市議会議員のお仕事って何ですか?」  
 
  
  へぇ~ そうですか。
  でもですよ。
  過去の議案の議決を見ると…
  http://www.gikai.city.sendai.jp/kekka/index_f_kekka.html
  ※ここから「会議結果」をクリック。

  請願・陳情はことごとく議会自身で却下されているし。
  議決・調査・検査って書いてあっても、市から出てきた議案はことごとく○。
  (調整済みで提出されるか、とも言えるけど)
  調査・検査はホームページに載っていない。
  市議会って本当に必要なの?
  市民にどんなサービスをしてくれたの?
  例えば平成19年度の市議会のパフォーマンスは良かったの? 悪かったの?
  何が成果なの?
  仙台市は立派な市民オンブズマンがいるし、
  行政のチェック機能は彼らだってあるのでは?
  そういう基本的なところを教えてくれないまま、選挙で人を選べっていっても、
  選びようがないじゃん。
 
  … すみません、よくわかんないです。
  行政学の先生誰か教えてください。
  
  (あ、でもO先生はいい人です。
   今後の活躍を期待してます。)
 

 「何様?」

2008-01-16 22:47:52 | Weblog

  月イチの公共政策大学院運営委員会。
  
  … オーナーシップ(当事者意識)の欠如。
  いったいここは誰の学校なのか? 
   実務家教員は2年で帰任してしまう。大学の将来構想を考えろといっても無理な話だ。(そりゃ、人一倍考えてますけど。仕事もしてますけど。責任とれないし。)
  となると、この大学院を背負って立つのは研究者教員しかいないではないか。
  どーかんがえても。
  なのに、なんだこりゃ。志願者が減るのも無理ない。
  「公」を教えるはずの教師陣に、公共心がないんじゃぁ。  

  モト役人として言わせてもらえば、各省庁から派遣された人財に対しあまりに失礼でないかい。元局長、元公使もいるんだぞ。前職の肩書きはともかく、あまりに粗末な扱いで気の毒になる。
  例えば、出張旅費は年7万円。これでどうやって取材をしろと? 国際ワークショップの先生もいるのに、仙台から出るなということか? 研究者教員は30万円の図書費で本を買えばいいかもしれないが、こっちは人と会うのが仕事なのに。(図書費で本を買ってもどうせ自分のものにならないし。研究者教員は退官するまで占有できるけど。) 30万円の図書費を出張旅費に振り替えて欲しいと要請しても「予算の科目が違うからできない」と。おいおい、何のための法人化だ?
  どの実務家教員の先生も「学生のためだから」と我慢して、身銭を切って仕事しているが、権限も予算も与えず、雑用ばかり押しつけたら、ふつうは人は動かないでしょ。(オリエンテーションも、インターンの手配も、入試説明会も、パンフレットの作成も、およそ面倒な作業はすべて実務家教員がやらされている。実務家教員が長居すると使いにくくなるから2年でクビという説もある。)

  今日の会議では、広報委員長(名前だけだが)として広報アイディアを募集したところ、『あなたの仕事はホームページのデザインを変えることだ』と言われた。
  ああそうですか。また雑用・小間使いですか。
  なんでデザイン? 誰がどこで決めたんだ、そんなこと?
  お前は言われたとおりに動けばいいって?
  いったい何様? (教授様)
  体裁も大事だけど、まずは中身を充実してくれよ。将来構想委員会ってのがあるんだから、さっさと経営方針を固めてさ。

  … なーんて書くと「けしからん。さらに志願者が減ったらどうする。」って言われるかな? でも事実だし。羊頭狗肉ってのもどうかと。危機感持ってるならなんか仕事してくれよ。
  せっかく改革の火が(一部で)燃えようとしてるんだから。
  小さな大学院なんだから、その気になればすぐ日本一になれるのに。


  さて、「日本SHOCK!(食)」フェアが終了。
  5名の学生が奮迅の活躍。
   新聞は、河北新報、朝日、読売、毎日、産経、北海道新聞、日本農業新聞。
  テレビは、東北放送(TBC)、東日本放送、仙台放送、宮城テレビと民放4局がそろい踏みで夕方のニュースで取り上げてくれた。(あれ? NHKはラジオだけ?)
  TBCラジオや週刊プレーボーイも。

    ※昨日の東北放送のニュース映像はこちら。
  http://skip.tbc-sendai.co.jp/01news_2/20080115_06059.htm

  ちなみに、北海道新聞では、このメニューを中心に、自給率100%メニューで2週間暮らしてみる、という企画を準備中とのこと。さっすが道新(どーしん)、やることがパワフルである。本日札幌から来られた松本記者も、参加するそうだ。豪傑である。他には体育会系の大学生など数人でチームを組むらしい。結果を期待したい。
(隣でフライドチキンとか寿司とか食べてると、つらいよなぁ…)

  学生の企画に協力してくださった生協の皆様、農水省関係者の皆様、宮城県庁の皆様に、心から感謝である。

  一方で、東北大の学生への浸透はどうだったか?
  新聞に載っても、テレビのニュースでやっても、それで何人の学生に伝わったか? むむむ。学生は手ごわいのう。


 「So What?」

2008-01-15 21:50:02 | Weblog

  日本SHOCK!(食)フェア、開催。
  朝8時半から、TBCラジオでオンエアされた。

  
  真ん中がTBCラジオの高橋さん。
  左隣が取材を受ける保理君。正面ではスタッフの方がストップウォッチを示している。オンエアは秒刻みのスケジュールなので、こういうことになる。

  さて、日本で自給できる食メニューだが、
  朝:ごはん1杯(精米75g分)、じゃがいも2個、ぬか漬け1皿(野菜90g)。
  
  味噌汁は大豆が97%輸入なので×。さみしい。

  昼はこちら。さつまいも2本、じゃがいも1個、リンゴ1/4切れ。
  
  いもづくし。

  夜はやっとタンパク質登場。
  ごはん1杯、さつまいも1本、魚一匹(84g)。
  
  これは、農水省の想定する「海外から食料輸入が途絶した場合」を想定した毎日の食事。全部で1日2020kcal。成人男子にはやや少なめだが、栄養失調で倒れることはないそうだ。(by 生協栄養士の穴田さん:写真中央)

  
  
  東北放送(TBC)の気象予報士である斎藤さんも取材に来てくださった。
  TBCでは、夕方のニュースでも報道。

  明日も多くの取材が予定されており、波及効果はなかなかのもの。
  だが、「So what?」(それがどうした)。

  広報だけでは最終目標の実現はできない。
  最終目標につながる次のアクションを示さなくては。
  (これをシェイピングという。)
  ちょうど「インフルエンザがはやっているから手を洗うべきです」と宣伝して、聞いた人が「そうだねぇ」と思うだけでは、何の対策にもならないのと同じ。ちゃんと手を洗わせなければ。今回「そうだねぇ」と思った学生やお客さんに、次にどういうアクションを求めるのか。それ(心理学でいう「態度変容」)がなかったらただの一過性のお祭り。記念イベントにすぎない。


  ちなみに、上記メニューを毎日食べる(ちなみにタマゴは1週間に1個、みそ汁は2日に1杯、牛乳は6日にコップ1杯、肉は1日12gなど)ことを国民が我慢しさえすれば、今でも食糧自給率は100%なのである。とすると、これでいいじゃないか、という声も出てくるだろう。メタボにならないし。それに、この農水省の試算では、カロリーを確保するため田んぼを潰して畑にして、いもを生産している。だったら、田んぼは守る必要はなくて、いざというときにいもが作れる耕作放棄地にしておけばいいじゃないか、とも言える。少なくとも、「米を守れ」という主張は論理的には出てこない。さぁどうする??

  いずれにせよ、前への浸透(一人一人の問題意識向上)、横への波及(多くの人への周知)、上への展開(実際の農政や日々の我々の食生活にどう反映させるか)を立体的に考える必要がある。
  例えば、浸透率を上げるには、クイズを一緒にやる(相手に考えさせる)、それぞれの食物の自給率がわかるビラを作るなど。
  波及を増やすには、福田総理に食べてもらい、全国ニュースで放送してもらう(これは農水省で仕掛けられる:農家の票を獲得するためには有効なパフォーマンスだろう。宮崎の東国春知事はこれが得意。)、全国の生協で提供してもらう、小中学校の給食で強制的に食べさせる、など(この記憶はたぶん一生残るだろうし)。
  上への展開のためには、例えば外食産業のメニューに自給率を計算して表記してもらうなど。心ある人は安全面からも自給率の高い国産品をふんだんに使ったメニューを選択するはず。

  ただ、こうした取組も、市場自由化論者に言わせれば「市場をゆがめ、経済の相互依存関係を破壊するもの」とバッサリかも。「マクドナルドのある国同士は歴史上一度も戦争をしていない」とも言われるように、ある程度の文明水準の国が、相互依存関係にあれば、むやみに戦争はできないだろうから。

  
  午後は公共政策大学院ワークショップ。
  提言まで残り1ヶ月。就活も忙しくなっており、十分な時間がとれないなかで、どう仕上げるか。
  大学院は「自ら機会を作り、機会をもって自らを変える」場である。与えられる作業をこなすのは大学まで。大学院は、自分たちで動かない限り、何も得られない世界である。がんばってほしい。
 

    


 「経産ゼミ・最終発表会のご案内」

2008-01-14 22:36:59 | Weblog

  経産ゼミの6チームの最終発表会が以下のとおり行われます。

  学生達がいかに社会を変えたか、変えようとしているか、その真剣な取組をぜひお聞き下さい。当日は出入り自由で、事前登録は不要ですが、資料の準備もあるので連絡をもらえると嬉しいです。登録はこのブログにコメントとして書き込むか(実名でなくても可)、saburi@law.tohoku.ac.jp まで。


1.日 時 : 平成20年1月21日(月) 12:30 ~ 16:10
        (通常のゼミの時間の30分前からスタート)

2.場 所 : 東北大学法学部第3講義室
         (川内南キャンパス:以下のマップの⑳の建物。階段を上がった2階)
         http://www.tohoku.ac.jp/japanese/access_map/map-kawa.htm

3.内 容 : 経済産業行政論演習(経産ゼミ)最終講

         「地域活性化」「食糧安保」「自殺者対策」「ワーク・ライフ・バランス」
         「安全・安心・まちづくり」「うつと貧困」の各チームがこれまでに
         行った、それぞれの社会問題の解決のための取組や今後の課題等
         について発表します。

         各チーム10分間の発表と15分程度の質疑応答の予定です。
          見学者からの質問も可能です。


 「コミュニケーション」

2008-01-11 23:07:39 | Weblog

  公共政策大学院修士課程2年生の、卒論(リサーチペーパー)の締め切り日。
  自分の担当は4人だが、無事に提出できただろうか?
  (〆切りが過ぎても誰からも「提出しました。お世話になりました。」の連絡がない。全くもってけしからん。)

  普通、卒論は指導教官が学生の生殺与奪の権利を握っている。
  本来であれば原稿を何度も突き返し、赤を入れて(修正して)、レベルを上げるところではあるが、ついてこれたのは1名だけ。口ではちゃんと説明できるのに、文章にすると支離滅裂になるのは、日頃文章を書いていないからだろうか? それとも法学部生は卒論がないから論文の書き方を知らないのか? 少なくとも、①ロジックが組めていない、②全く薬になっていない(政策提言先に採用もされず、感謝もされない)、リサーチペーパーは合格などとんでもないが、どうなることやら。(内容が心配なら相談にこればいいのに。まぁ、院生はすべて自己責任が原則だから仕方ない。)

  
  夜、ベンチャー企業パフのK社長、仙台の元気企業サイデックのS社長、自動車部品メーカーであるケーヒン人事部のA課長との懇談会。
  A課長曰く、「最近、何でもメールで済ませるようになってきたんですよね、ウチの会社も。言いにくいことを、会って言いたくないからメールで済ませるとか。クレーム対応をメールでするとか、最悪ですよね。」

  「そうそう。あり得ないよね。逃げに使っている。」
  「コミュニケーションを分かっていないんですよね。 コミュニケーションってのは、相手に伝えて、納得させて、やってもらって、成果を出すところまでやってはじめてコミュニケーションなんですよね。だから直接会って話をしないとダメで、だから新幹線に乗って会いに行くんですよね。」

  おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
  
  久々に金言をget。
  そうなんだよなぁ。ただメールで流すだけでは、成果を出すどころか、やってもらうことも、納得してもらうことも、ひょっとしたら伝わってさえいないかもしれない。
  リサーチペーパーも一緒。書くだけでは、成果を出すどころか、実施してもらうことも、納得してもらうことも、ひょっとしたら相手に伝わってさえいないかもしれない。

  できてるようで、できてないのがコミュニケーション。
  A課長、勉強になりました。
   
    
  
  カマスの実験のカマスの開き。