小学校最後の読み聞かせは、節目だから特別なものを読むことが多いと聞いて、いつもとは違い、卒業に合った絵本を探す。検索して、10冊くらい図書館で借りて、選びました。
友達をテーマにする人もあれば、夢や自己実現がテーマのものもある。家に置いてた本は端から読んでいく長女がいいなと言った「ルピナスさん」に決定。
自己実現+世の中のために何ができるか、がテーマ。
世の中の役に立つことをする、じゃなくて、「世の中をもっとうつくしくするために何かする」っていう表現がいい。日本語にするときれいすぎに聞こえるかもだけど、役に立つとなると役に立つのが先だって、自分のことがお留守になることってありがち。自己犠牲じゃなくて、美しくするための何かっていい。
主人公は、自分のしたいことをして世界中を周るんだけど、最後に自分の好きなことをしたらそれが人にも喜ばれた、世界を美しくすることに寄与できたっていうお話。
ルピナスの色がテーマカラーとして、主人公の幼い頃、青年時代、老後と絵本の背景が変わっていくのもきれい。
ただルピナスがどんな花か調べたら、野生で生えると在来種を駆逐するってあって、微妙やなと思ったけど、ルピナスを植えることがいいってわけじゃなく、そこはエッセンスを汲み取ってほしいとこれでいく。
調べた時に、学校の校門の近くに咲いてる花だと分かって、それも説明しようとしたら、長女が「本当に合ってるん?」と聞く。「たぶん」と言うと、「それやったら言わん方がいい」と不正確な情報は伝えないようにという厳しめ長女。疑問に思ったら、学校の園芸の先生に聞くでしょと言って、後日確認したらちゃんと学校に咲いてる花でした。

(3/27FB投稿)