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kirakira 日記

きらきらした人生にしよう♪

「答えのない教科」ー さら先生の授業

2020年05月30日 23時59分20秒 | さら 取り組み
さて、先日書いた記事「答えがない方が好き!」という長女の思い、コロナ休校中に知った「子どもが教える学校」でこのテーマで長女が発表しました。

「子どもが教える学校」に関しては、元々、SNSでお母さん大学で発信されてて知ったのでした。
「子どもが教える学校」はコロナ休校中に、小学2年生のお子さんをお持ちのお母さんが、それまでの経験を生かして、子どもにプレゼンの場をzoom上でつくったもの。
お母さん大学生でも、大人生徒として参加されてた方もいらっしゃったみたいです。
「子どもが教える学校」って何?と思った方は、こちらをご覧下さい。


長女が登壇したのは、5月末のこと。
その時のことを思い出しながら書きます。

SNSで知った子どもが教える学校を見たのは、コロナ休校中の5月10日のこと。
緊急事態宣言が出されて、外出自粛要請がある中、子ども達が自分の思いを伝えるプレゼンの場。
コロナ休校中に覚えたzoomを使って、私が見ていると、子どもも横で見に来る。

最後に、次の子ども先生を募集するというではありませんか。
うちの子にもやってほしい。
参観に行っても一度も手を挙げた事がない、幼稚園から発表するところを見た事がない。
たまに、「手挙げへんかったら、もう行かへんからな」と脅し(?)もかけた事がある。
でも、親から言うのもどうなものか。

でも、子ども先生の中には、初めは親に言われたのがきっかけになった子もいるそう。
うちの長女にも、「さらちゃん、子ども先生のプレゼンやってみる?」と聞くと、
「やってみたいけど、人前に出るのは恥ずかしい」
「でも、やってみたいから、やる!」

発表が苦手な長女。
人前で話したり、目立ったりする事が苦手な長女。

やってほしいという気持ちはあったものの、「やりたい」「やる!」と言ったのは親も意外でした!

テーマは、3年生の時に行った靴下工場の見学のことか、先日親子で会話してた時長女の口から出た「答えがないのが好き」ということにすることに。

やるとなったら、もう翌週には、最初のプレゼン講座が。


「うれしい」「楽しい」「面白い」という一般的に感情を表現する言葉を「借り物言葉」と称して、借り物言葉ではなく、自分の言葉で表現することなど、この他にも子どもに分かりやすい説明で講座が進みました。
最初の講座で、このまま進めるかどうかを決め、その後さらに3回の講座を3週間で進めました。

2回目の課題から。


そして、迎えた5月30日の本番。
zoomの画面上とは言え、100人以上の観客がいる中の本番。
親の方が、横ではらはらします。

さら先生の授業内容はこちら。

 


算数が苦手な長女。
コロナ休校中は、母が勉強のサポート。
落ち着いて教えたいところ、何度怒り口調になった事か。

そんな時知った長女の思い。

「答えあったら、絶対間違えない方がいいと思っちゃうから、答えない方が好き。
答えなかったら、自分の答え書くだけやから、答えあるよりもっとカンタン。
それなら自分の考えた答えが人と違う答えでもいい。
答えなかったら、自分で考えれる。」

「答えがあって大失敗すると自分がしんどくなるから、答えがない教科があるのは自分をしんどくしない答えだと思う。」

「絵を描いたら、自分で考えた絵を描いて、他の人と違う絵でも、答えがなくて自由に描ける。」

なんだか哲学的。

そして、だから図工が好きなのかと納得。

講師の鈴木校長のアドバイスで、自分が描いた絵も紹介しました。

どこから見渡しても、世界が動いてる絵。


コロナ休校中に描いた一番好きな絵。
水彩色鉛筆のにじみ方で、花火や海の景色を描いたもの。


そうそう、3年生の社会見学で印象に残ったという靴下工場の見学をコロナ休校中に紙芝居を作ったものも、資料の中に入れていました。

さら先生の結論:

「答えのない楽しさについて知って下さい」

zoomだと他の人の顔が見えないこともあって、人目をあんまり気にしないで喋れたことも良かったみたいです。

発表が苦手な長女が、自分の思いを伝えようと思った事が大きな前進だったコロナ休校中の取り組みでした。

(10/11 お母さん大学に投稿分を編集)
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「答えのない教科」ー 私が小学生の時...

2020年05月14日 23時04分42秒 | 日々 思ったこと(子育てからの気付き)
先日、長女(小4)の図工への、ひいては創造することに対しての思いを書きました。


なぜ、私が長女の言葉にそれほど惹かれるか。

それは私が小学生の時、図工に関しては、長女と全然違うタイプだったからです。

私が小学生の時はどうだったか。

私は、勉強はするもの、と思ってたからしてたので、勉強はできる方。(自分で言うか。)

図工はというと、個人的にお絵描きするのとかは好きだったけど、図工のテーマが出ると、最初の1時間はずっと考えてるのが通常だった。
何を描いたら一番良いのができるか、一番良いのを作りたいがゆえに、迷うこと、迷うこと。
そして、周りを見て、何を描いたらいいかヒントを探し、いいなと思ったところをちょっとずつ取り入れる。

普段、正解があるのに慣れてたのもあるんだと思う。

だから、迷いなく、好きなように描くさらを見てると見ていて気持ち良い!
この感じをなくしたくないな。

図工は勉強が終ってからなんて言ってごめんと思ったのでした。

絵を描いたり、工作をするのが好きなのは、「答えがないから」という明確な理由も持っていたなんて!

答えが決まってて、答えを出すことが重要視された私の時代。
そんな時代では、周りをきょろきょろ見て、何が正解、一番皆が支持してる答えは何?って探してしまう。

「答えがないと、自分の好きなようにかけて満足」という長女。

子どもって、日常がシンプルだからこそ、言ってる事が核心を突いている事がよくある。

生き方の本質を教えてもらってる気がする。

(お母さん大学10/16投稿分。10月になって5月の事を遡って書く。)
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さらが図工を好きな理由 - 「答えがない方が好き!」

2020年05月13日 23時53分02秒 | 日々 思ったこと(子育てからの気付き)
下の子が小学校に上がるから、少し手が離れると寂しい気持ちも入り混じった今年の春。
それが一転、新型コロナウイルスの出現で、世界中がパンデミックに。
コロナ休校もあり、3~5月は忙しかった。
(コロナ休校の時期は忙しかったので、振り返って書いてます。)

課題がなく好きなことをして過ごした3月。
少し勉強の要素も入れて、それでものんびり過ごした4月。
学校から訪問があり急に沢山の課題が出た5月。
毎日の課題が決まっており、それをやり忘れると、日々たまっていって、やる事が増えてしまう。
これは、もう学校がある平常時と同じように時間割を決めて、過ごさないとなとなり、母は午前中は子どもの宿題サポート時間とする。

今年1年生になった次女と4年生になる長女では宿題の量も全然違う。
初めての小学校だからちゃんとついてあげたいと思うものの、お姉ちゃんの方に手間取ってる間に次女はさっさと終わらせて、「お姉ちゃんと遊びたい~」とグズる始末。
お姉ちゃんはと言えば、「宿題多い~」とグズグズ。嫌々するので、余計に進まない。


特に算数に時間がかかる。
でも、ゆっくり時間をかけて教えると、「分かった!」という時の表情は本当に清々しい。 


こんなのを自分で書くことも。
(ボードは、水のペンで書ける紙です。これを使って、勉強を教えていました。
この時の表情はそんなに楽しそうじゃないけど~。やらせじゃなく(笑)、自分から書いてます。)

勉強終わったら、午後は好きなことをやって良いとしていました。
ただ、算数など時間がかかった時は、お昼を挟んで夕方までかかる事もあり、子どもというより、私が「私の時間がなくなるー」と苛立っていました。お昼から自由というのは、私にとっても必要な時間だったのです。

ある日、宿題終わったら、昼からは長女の好きな図工してもいいよと言ってた。


(次女は課題で、自分の好きな事を描く宿題が。長女には宿題が終ってからと言ってました。)

子どもがやり終わった課題を私が丸付けをしていて、国語で(学校から丸付け用にもらってる)答えがないものがありました。
「あ、さらちゃん、これ、答えないみたいやわ。考え書くだけやから、答えがないんかもな。」と私が言うと、長女はこう言いました。

「答えあったら、絶対間違えない方がいいと思っちゃうから、さらちゃん、答えない方が好きや。
答えなかったら、自分の答え書くだけやから、答えあるよりもっとカンタンなことみたいな感じやから、
それなら自分の考えた答えが人と違う答えでもいいわけやん。そっちの方がさらちゃんは好き!
答えなかったら、自分で考えれるし。」

この子が図工が好きな理由がその時、初めて分かった気がしました。
「だから、図工が好きやったん?」
と私が質問すると、

「だって、絵とかやったら答えないから。
人は違うのんかいて、自分は違うのんかいたとしても、答えないから自分の好きなようにかけて満足。」

私は、図工が苦手だったから、こんな風に思ったことなかったなー。

大好きな絵を描く事を、特別にしてあげたくて、お母さんの水彩色鉛筆を貸してあげると、宿題終わってからは出して来てあげました。
(ただ、これ水彩色鉛筆じゃなかったみたいで、色が全然伸びず。でも、多色なので、それを楽しんでもらいました。
特別に思ってただけで、使ってなかった私もどうなんって感じですが。) 


長女が図工が好きな理由が、よく分かりました。 

(9/9お母さん大学に投稿)
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