とんだり はねたり

kinoppyの一日

日本橋 和紙のお店 

2017-02-23 | アート
Hi!みんな元気?東京では毎日強い風が吹きまくってるけど、みんな、洗濯物は大丈夫?吹き飛ばされないように気を付けてね。花粉アレルギーの人もこれからがシーズンなのでご注意、お大事に。

この間、久しぶりに日本橋に行った。ちょっと前まで工事中のフェンスで囲ってあった所が、いつの間にか立派なビルに生まれ変わっていた。珍しい建築様式のお店が目に留まったんで紹介するね。日本橋交差点にある東京日本橋タワービルにある和紙のお店榛原。道路を挟んで北向こうが「日本橋コレド」。どうやらこのあたりも再開発中らしい。オリンピックに向けてなのかな?東京は現在、建物も、道路も工事中だらけ。

中央通りの反対側から撮った所。業界関係者らしき人が撮影していた。負けずに撮っちゃったよ。(へへ)。

     

道路を反対側に渡って、地下入口に東京メトロ「日本橋駅」と書いてある東京日本橋タワービル。すぐ右隣の1Fにあるお店。

     


このビルの1Fに面している和紙のお店「榛原」。お店からもらったパンフによると、明治大正期の榛原千代紙「色硝子」の図案を壁面全体で表現しているらしい。同じ日本橋から移転してきたんだって。恥ずかしながらkinoppyはこのお店の存在を知らなかった。和紙と言えば京都でも銀座でも鳩居堂。しかしこのお店は文化3年(1806)年創業とあるから、江戸時代から営業してたんだね。


     

どうやら、内部撮影は禁止らしいので、まずはショーウインドウからパチリ。左。

     
     

右。こちら側からはずいぶん内部がくっきり映っている。

     
     
では、内部にもカメラを向けてみよう。左。真中の金色のタペストリーは四代目長田八太夫作 越前和紙製。裾の水玉模様は植物を、透かし彫りの榛原のロゴは太陽を、自然と人間の共同作業によって生み出される、和紙の製造過程を象徴しているんだって。

     

右。    
     
     

なんとなく様子がわかるかな?

そこで何を買ったかというと、この4点。予定せずに行ったので、適当。お誕生日に贈るカードとマスキングテープ。なにかの時に便利な4品。名刺大のカード2枚とマスキングテープ2本にしては、ちょっと高めの2400円。(あ~またムダ使い)と心の声。カードは裏にやまだ
と店名?シールが貼ってある。閉店した八重洲の山田製か??


     

     


見てたら、使いたくなった。そうだ、以前から気になっていたリモコンケースを作ろう。ちょうど好物の揖保乃糸の立派な空き箱がある。楽しくなって、ルンルン。まず、箱周りを猫柄のテープで貼ってみた。

          
模様はこんな感じ。なかなか良いジャン。揖保の字がうっすら見えるけど、ご愛敬。ご愛敬。

       

リモコンなどを入れてみた。なんかちょっと寂しい。計って買ったわけではないので、テープも足りてないし・・・。


       

そうだ、もう1本のテープも貼ってみよう。箱の縁上下を貼ってみた。こんな感じ。明るくなったネ。カワユイ💛


       


しかし、この可愛さを画像で表現するのはとっても、難しい。心を込めて撮ってみたけど・・。どうかな?
リモコンを入れて見た。カワユイ~💛💛。自己満足の世界ですから・・・。kinoppyのアート&クラーフトでした。


       

最後に折角お店のパンフレットをもらったので、お店の歴史等簡単に紹介しよう。江戸時代、豆州(伊豆のこと?)熱海産の雁皮紙を売り出し「雁皮紙榛原」として一世を風靡した。右上は文明開化期の榛原の描かれている日本橋界隈、暖簾に雁皮紙と書いてある。下は雁皮紙

雁皮紙(がんぴし)は、薄い半透明の和紙で、銅版画や木口木版で多く利用されています。
主にジンチョウゲ科の植物である雁皮の靭皮(じんぴ)繊維から作られています。紙肌は滑らかで光沢があり、その薄さにも関わらず水に濡れた状態でも非常に高い強度を保ちます。長期間の保存に対して虫食いが少なく、変色が少ないことも特長です。色は自然なクリーム色が一般的ですが、赤や茶、水色や橙色などに染められた色雁皮の種類も豊富です。雁皮紙の有名な産地としては、土佐、美濃、名塩、五箇山(ごかやま)などが挙げられます。(武蔵野美術大学造形ファイル)

       
        

文明開化期に、和紙を輸出し、同時に用紙を輸入した。1873(M6)年ウィーン万国博覧会に和紙を出品、褒状を授与され、当時の榛原和紙は、イギリスV&A博物館、グラスゴー美術館、パリ装飾芸術美術館などに保存されている。国内では1887(M20)年皇居新宮殿の内装御用を務め、有栖川宮熾仁親王殿下より堂号である「聚玉」の文字の御染筆を賜る。左は榛原の海外向け広告 右上はパリ、アールデコ博覧会(1925)褒状

        

幕末、明治、大正期に作成された榛原の千代紙は高度な木版摺りの技法とデザイ性により、幅広く愛好されていた。ヨーロッパに輸出され著名な絵師のデザインは世界各国の注目を浴びた。

        

手仕事を主とする榛原商品の制作過程の一つ木版彫り工程。
       
        

榛原店内。正面の金色のタペストリーは四代目長田八太夫作の越前和紙製。

        

千代紙小箱色々。

                
       
お店の地図 オンラインショップもあるよ。

        


色々調べているうちに川越にも和紙のお店があることがわかった。こちらのほうがリーズナブルかもしれない。ネットでチラっと見た写真では、榛原の製品も置いてあるように見えた。今度確認に行ってみよう。良かったらみんなも、ご一緒にどうぞ!言っておきますがkinoppyは決して榛原の回し者ではありません。偶然見つけたお店だよ。マスキングテープは、貼り易く、はがし易く、貼り替えには便利だけど、はがれやすいのも特徴、欠点。補強が必要ですよ、みなさん、ご注意あれ。
じゃ、みんな またすぐ会おうネ                    

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4 コメント

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都会 (鬼城)
2017-02-23 12:05:18
和紙、興味津々です。日本橋あたりの和紙問屋さんなどは、老舗でしょう。宇和島藩伊達家や吉田藩伊達家など和紙問屋でもうけた承認が居たようです。少し高めですが、リモコン入れ、すばらしいできです。楽しめるのが一番!近くにも和紙の店があるとか。宇和島方面では、内子和紙、鬼北和紙ですね。
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和紙 (kinoppy)
2017-02-24 09:17:48
鬼城さんへ
愛媛や高知は和紙の里ですから、もっと盛んでも良いと思います。kinoppyのような小物を買っていく人でなく、プロの需要が少ないんでしょうね。東京でも閉店したお店もあります。しかし、今日本ブームでもあり、東京オリンピックに向けて世界中から脚光を浴びれば和紙人気も向上すると思います。ですからkinoppyのような一般顧客の需要を伸ばすことも大切。協力しているのだにゃん。
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Unknown (kinoppyさんへ)
2017-02-25 11:37:08
私のコメントは古い古い話になります。
65年位前の話八重洲口の角に婦人が使う
立派な飾り物を売るお店がありました。「越前屋」のち佐賀錦のハンドバック・草履などの材料などを置くようになり佐賀錦の糸は1色がグラデション10色1巻(600円)1つの製品をつくるのに50巻位使用するので佐賀錦の製品はお高いのですね。kinoppyさんのコメントを拝見し、当時のことを思い出しておりました。
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佐賀錦 (kinoppy)
2017-02-25 11:54:00
happyさんへ
お名前がありませんが、佐賀錦と言えばhappyさんですよね。happyさんの作品も売ろうと思えば売れたのでは?そんな素晴らしい作品の数々でしたね。日本橋だけでなく、八重洲、京橋には、昔の良き時代の伝統を継ぐお店が沢山あったのでしょうね。そしておそらく真っ直ぐ銀座へと続くのでしょう。kinoppyにも買うことはできなくとも見ることはできます。
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