『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/10/29分)

2023-11-03 21:56:55 | 日記

ウルトラマンブレーザー

どうにも確信は持てないものの、どうやら、第8話「虹が出た(後編)」は、月曜日の早朝に放送していたのかもしれません。私がテロップに気付かなかったのかな? まぁ、見れなかったものは、私のチョンボとして反省し、総集編で、ブレーザーとニジカガチの戦いを見せてくれる事を期待します。

第9話「オトノホシ」は、アンリ隊員がメインで、なおかつ、ほんのちょっとだけ、鼻の奥がツンとなる、重めのストーリーになっていましたね。

今回、登場し、ブレーザーと激しい戦いを繰り広げたのは、昔っからのウルトラマンファンなら、大興奮必至なガラモンでした。ある意味、ガラモンはブチャ可愛いの元祖と言っても差し支えないでしょう。可愛いか、と言われたら微妙ではあるんですが、愛嬌はあります。しっかし、このガラモン、思っていた以上に強かった。アースガロンとブレーザーの攻撃がほとんど通じていませんでしたね。ブレーザーのスパイラルブレードが斬りつけたら、ボキンッと折れてしまったのには、目が点になってしまいました。

そんなガラモンですが、実のところ、自我のある怪獣ではなく、遠隔操作されているロボットでした。一体、どんな素材を用いたら、アースガロンとブレーザーの攻撃に耐えるほどの装甲になるのか。そのガラモンを音波で操っていたのが、アンリ隊員が青春時代に交流を持っていた、セミプロの楽団でした。彼らは、まさかの、セミ人間・・・駄洒落か? まぁ、そこはさておき、最初は、ガラモンで地球を破壊しつくそうとしていた彼らは、美しい音楽に出逢ってしまい、その力に魅了され、それをキッカケにして、地球に情が湧いてしまいます。しかし、任務は果たさねばなりません。だからこそ、彼らは、自分たちを止めて欲しくて、「SKaRD」に入隊していたアンリ隊員に、コンサート開催を知らせるハガキを送ったんでしょう。彼らの意を汲んで銃の引き金を引いたアンリ隊員、心が以前より強くなっていますね。

アンリ隊員がセミ人間の演奏を止めた事により、ガラモンの機能も停止。口から、澱んだ緑色の液体を吐き出しました。えんがちょです。顔にぶっかけられたブレーザー、一瞬、怯みこそしますが、ここがチャンス、と判断し、恐らくは、ニジカガチ戦で使えるようになったと思わしき必殺技で、ガラモンを爆散させました。一方で、自分達の任務が失敗した事を悟ったセミ人間たちは、アンリ隊員の前から姿を消すんですが、その演出が、実にしんみりとしたもので、しかも、エンディングが普段と様相が違っていて、ますます、グッと来ました。それにしても、ゲントとブレーザー、彼らの関係性に一抹の不安が芽生えますね。

 

王様戦隊キングオージャー

第35話「泣くなスカポンタヌキ」・・・・・・これ、泣くなって方が無理じゃないか、と本気で思いましたね。子供はポカンでしょうけど、まともな感性を持っている大人であれば、これ、大号泣ですよ。高野さん、本気で、私らの涙腺を刺激してきやがった。

自分たちが、地球で戦い、チキューに帰ってくる間に、ダグデドにチキューを支配され、しかも、ラクレスが生きていて、ダグデドの部下として、シュゴッダムを再び、支配している事を知って、愕然としてしまうギラたち。だが、いつまでも、呆然としている場合じゃない。早々に、他の4国、ンコソパ、イシャバーナ、トウフ、ゴッカンの奪還したい王様たちは、まず、情報戦の要になるンコソパから奪還を試みる。

今、ンコソパを支配しているのは、洗脳を得意としているヒルビル。直接、耳元で語り掛けないと、相手を自分の傀儡に出来ない。だからこそ、ヒルビルは、国民のほとんどが音楽デバイスを耳に装着しているンコソパから、支配したんだろうな。ヒルビルが機械の力を使って、国民を洗脳したのならば、それを機械の力で強制的に解放するのがヤンマ。ハッキングで、耳に付けているデバイスを破壊するか・・・これ、無傷じゃ済まない気もするけど。

かつて、ヒルビルに洗脳された経験のあるシオカラは、耳栓、と言う単純な方法で、ヒルビルの策から逃れていた。そんなシオカラですが、今のチャラチャラしているっつーか、軽薄な雰囲気から考えられないほど、昔は尖がっていて、やさぐれていたんですね。当時の王が逃げた事で、荒廃しきったンコソパで生きていたシオカラたちは、何もかも諦め、自分たちより弱い者、愚かな者、劣っている者から奪う生活を送っていた。そんなクソみてぇな生活から脱却するキッカケ、希望を自分たちに与えてくれたからこそ、シオカラはヤンマに、あぁも心酔しているんでしょう。

ゆえに、シオカラはヒルビルに洗脳された状態でも、ヤンマが持つテッペンコンピューターを破壊する事に抗い、噓発見器で致死レベルの電撃を浴びる。自分の為に命を懸けるシオカラの覚悟を、ジッと見つめていたヤンマ。冷静で、現実主義者であるヤンマ。当然と言えば当然ですが、彼の中にも、男として熱いものが宿っていました。シオカラの命が終わりかけた時、ヤンマは自らの手で、テッペンコンピューターを両断しました。いつの間にか、シオカラは、ヤンマの中で死んでほしくない存在になっていたんですね。そんなヤンマの、国の奪還を諦める行為を、ギラたちは決して、責めませんでした。シオカラもまた、自分を優先したヤンマに怒りをぶつけながらも、彼の優しさに勘弥していましたね。もう、このキズナ、泣ける。今後の戦いがどうなるか、まだ分からんけど、ヒルビルは、ヤンマとシオカラに倒してほしいなぁ、とマヂに切望しちゃいますね。

 

仮面ライダーガッチャード

第9話「ダッシュで京都! 修学旅行!」は、そのサブタイトル通り、京都を舞台にした回でしたね。主人公が高校生だからこそ、修学旅行でも、戦いに巻き込まれるってお約束を押さえてくれていました。

待ちに待った修学旅行。普段から、テンションが高い宝太郎は、更に爆上げ状態。仮面ライダーとしての信念は持っているものの、学生としての本分も大切にしたい彼は、修学旅行中はケミーたちを連れて行かない、と苦渋の決断を下しました。りんねも呆れる、その判断が、まさかの窮地を招くとは、彼も、この時は想像もしていなかったんでしょうね。まぁ、修学旅行先の京都でも戦う羽目になるとは予想しないわなぁ。

一方で、スパナは冥黒の三姉妹の動きを怪しみ、調査に動いていました。スパナが嗅ぎまわる事を不快に感じるラケシスは、再び、クローバーマルガムでスパナを襲います。前回、追い込まれ、撤退を余儀なくされた事を反省したのか、ラケシスはバンバンブーも取り込み、武装。やっぱり、同じ種類のケミーであれば、才能ある者なら同時に取り込む事が出来るんだな。つまり、ヴァルバラドにも同じ事が出来るってこと。ヴァルバラドの変身には、マッドウィールを使用し、武装にはガッツショベルとゲキオコプターを重ね掛けしたトライカスタム。その攻撃力は凄まじく、さすがのラケシスも、二度目の撤退を選ぶしかありませんでした。しかし、スパナに対する執着は、ますます、強まった様子。クロトーにロックオンされている宝太郎も然り、スパナもやべぇ女に気に入られてるなぁ。

ナンバー10のヤミーを捕獲する任務で、京都に来たはずのクロトーは、宝太郎を見て、怒りと闘争心に火が入ってしまったらしく、凶悪犯を乗せた警察車両を襲い、解放してしまいます。マルガムだけに事を任せるつもりがないクロトーは、加治木の恋を応援すべく、訪れていた太秦映画村にまでやってきます。そこで、クロトーの相手をしたのが、ミナト先生。さすが、超A級の錬金術師。使う術が、りんねのそれより格段に上。しかし、相手は冥黒の三姉妹の中でも、格闘戦が大得意のクロトー。マルガムにならない状態でも、相当に強い。まぁ、そんなクロトーに瞬殺されず、どうにか渡り合っていたミナト先生も、結構、出来る?

学生の本分を優先したせいで、手元にホッパー1しかいない宝太郎はピンチになってしまうが、そこへ、りんねのナイスサポート。彼女が持ってきていた、レンキングロボとヤミバットでガッチャンコ、仮面ライダーガッチャード バットキングロボ ワイルドに変身・・・・・・ってデッカ!? あれ、これ、『スーパー戦隊』じゃなくて、『仮面ライダー』だよね、と思ってしまうくらい、巨大化したぞ。変身音声を付けるなら、「闇夜に聳える巨大鋼兵!」か、「鋼鉄の黒翼!!」かな。巨大なジャングルマルガムと、京都を戦場にとんでもない戦いを繰り広げるガッチャード。エネルギー切れで、またしても、ピンチになってしまうけど、そこに、ゴルドダッシュで蓮華と錆丸が駆けつけ、スチームライナーと合流。スチームホッパーへ変身し、こっから、反撃開始である!!

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の出来事(12-10-... | トップ | 今日の出来事(12-11-5) »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事