『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/6/16分)

2024-06-21 21:16:11 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第15話「ココロのカタチ 奪われた星雲荘」は、人と人工知能のAIの関係について考えるキッカケになるストーリー展開になっていましたね。

確固たる自我を持った行動が出来ているエディオムが、人と人工知能のAIの差について考えるユカ隊員に見せたのは、エディオムに負けないほど、高度な人工知能を有している、『ウルトラマンジード』に登場したレムが、自分と仲間の関係を窮地の中で見つめ直すエピソード。

実際のとこ、AIが人工知能を成長させたら、人間にどこまで近づくのか、それとも、既に追い越しているのかって問題の答えを出すのは難しいですよね。AIが自我を持てるのか、そこを考える前に、まず、明らかにしなきゃいけないのが、人間の「定義」な訳ですから。AIと比較する以上、人間の「定義」も決めておかないと、AIがどこまで成長し、何を獲得したら、人間と同じになるのか、が判りませんからね。なおかつ、育児放棄をしたり、恋愛のいざこざやSNSトラブルくらいで他人を害す存在を、AIが目指すべき、「人間」にしていいのか、そこも迷ってしまうところです。きっと、AIだって、そんなクズにも劣るゲテモノを目指したくはないでしょう。

人間と同じ姿を得て、持ち前の情報処理能力も失った事で、レムはひどく気落ちするも、そんなレムをリクたちはお荷物扱いなどせず、対等な仲間として接してくれる。そんなリクたちだからこそ、レムは仲間として助けたい、と思った。この願いを抱く事こそが、レムが人間に近づいている証拠じゃないでしょうか。まぁ、リクが人間かっつーと微妙な気もしますが、そこを考え出したらキリがありません。種族や立場の差を越えた絆を持っているレムに対して、ただただ、ベリアルを妄信し、利用され、搾取されているだけのケイが、何と憐れな事か・・・

もっとも、今回、一番の醜態を晒しちまっていたのは、しょうもないハニートラップで足止めを喰らっていたレイトでしょうね。妻子の為に仕事を頑張らなきゃいけない、相手が碌でもない奴だと気付いていない、そこを差っ引いたって、レイトのデレデレ顔は情けなかったわ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ16「ムラサキの始末屋」では、追加戦士であるブンバイオレットが登場。やはり、スーパー戦隊は第一話、追加戦士の登場回、最強ロボの登場回、そして、最終回がテンションの上がり具合が激しくなります。

ブンバイオレットに変身する焔先斗を演じるのは、宮澤佑さん。『仮面ライダーガッチャードvs仮面ライダーレジェンド』で敵幹部のアルファを演じていた方ですね。ダークライダーへの変身であったとは言え、仮面ライダー作品に登場していた方が、スーパー戦隊のレギュラー戦士になるってのは、実に嬉しい展開。

この先斗、追加戦士だけあって、かなり強い。とんでもないスピード戦法を駆使し、敵の目にも止まらぬスピードで一方的に攻め、倒すスタイルは、実にカッコ良かった。ブンブンジャーたちが、相手から受けた攻撃ダメージを自分の攻撃力に変換する特性持ちのソードグルマーに苦戦を余儀なくされていたからこそ、この圧勝劇には、ただただ、言葉を失ってしまいましたね。

そんなブンバイオレットの相棒たるビュンディーは、ブンブンの事を知っている様子。どうやら、ブンブンとビュンディーはBBGでライバル関係だったのかな。ただ、今は、ブンブンが一方的に引け目を感じていて、ビュンディーに苦手意識を持っちゃっている感じか。つまり、ブンブンとビュンディーの友情が復活し、とんでもなく強い敵が登場した際、二台のロボが超バクアゲ合体する展開が待っている、と期待しても良さそうか?

また、個人的に、今回、「おっ」と感じたのは、キャノンボーグの顔見せ。これで、錠さんは、カセキグルマーを暴走させ、暴れさせたのが、キャノンボーグである、と察したはず。間違いなく、錠さんの中には、まだ、傷が残っているはずだから、キャノンボーグに対する怒りも生じただろう。錠さんの性格もとい信念の事を考えると、警察官が、私情で復讐しちゃいけない、と自分を律しそうではあるけど、一ファンとしちゃ、追い詰められたキャノンボーグが乗ったブンブンキラーロボを錠さんが単騎で動かすブンブンジャーロボ ポリスで撃破して欲しい、と思っちゃう訳で。

 

仮面ライダーガッチャード

第40話「邪悪降臨! 三倍偉大な冥黒王」は、最終決戦のスタートか、と感じるだけの展開で、ワクワクしちゃいますね。

前回、レインボーガッチャードの圧倒的な強さで、ギギストを撃破し、これでやっと、平和な世界に近づいた、と歓喜が込み上げていたのも束の間、まさか、ギギストよりもヤバい奴らが襲来するとは・・・こういう定番を押さえてくれるのは、めっちゃ嬉しい。

ガッチャードに敗北を喫したギギストを確実に見下しているジェルマンとガエリヤ。もう見るからにヤバい雰囲気がプンプンしとる。ガエリヤの方は、まだ、ヤる気スイッチが入っていないようだけど、ジェルマンの方は、全ての人類をマルガムにする気満々で、その野望を現実に出来るだけの高い実力を持っている。まさか、ジェルマンが作り出したゴーレムに、ガッチャード、マジェード、ヴァルバラドが、まるで歯が立たないとは。まぁ、ガッチャードは、ニジゴンがどこかに行ってしまったから、レインボーに変身できず、プラチナで戦ったのも大きいかもなので、次回、ニジゴンが戻ってきて、友情パワーを大炸裂させてくれる事を期待してる。あんだけ、調子ぶっこいてるジェルマンが、ギギストに「油断しているからだ」と嘲笑されるトコ、見てぇ。

個人的に、今後の展開が気になるのは、りんねとアトロポスの約束。ヘビーなファザコンであるアトロポスは、あの時、グリオンを取り込み、しかも、喰ったのがジェルマンだ、と知り、怒りを小さな体の中で煮え滾らせていた。しかし、自分の錬金術では、ジェルマンに勝てない。だからこそ、仇でもあるりんねに協力を求めたんだろうな。ジェルマンを倒したら、二度と悪い事はしない、と言っちゃいるけど、本当に守る気があるのかな・・・ほんと、可能性は低いかもだが、大ダメージを喰らったジェルマンから、アトロポスがグリオンを引っ張り出して、そのグリオンがドレッドに変身し、ガッチャードとWキックをジェルマンに食らわして倒さんかな。

もう一つは、クロトー。こっちは、シスコンを拗らせちゃってるんだよなぁ。姉妹であるラケシスを取り戻す力を欲しているんだけど、与えられたっつーより押し付けられた力で暴走し、理性がほぼ飛んで、獣性が剥き出しになっちゃってる。そのクロトーの目を、どうにか覚まさなきゃいけない訳だが、ぶっちゃけ、ヴァルバラドたちじゃ力が不足しちまってる。これまた、可能性は低いけど、クロトーに、錆丸が漢を魅せて立ち向かったら、それはそれで熱い。もしくは、クロトーに攫われた錆丸が、彼女に、何のために力を欲したのか、と問い、力に振り回される哀しさを説き、その力をコントロールするために、レプリケミーたちと心を交わすべきだ、と助言しても、これはこれで熱い。


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