『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/3/19分)

2023-03-24 07:36:17 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第3話「大切な仲間」は、そのままで、ウルトラマンギンガが強敵と相対した時、彼の窮地を救ってくれた仲間達について語るストーリーでした。

ウルトラマンシリーズを観ている人が、ウルトラマンギンガの相棒と言えば、と聞かれたら、大半の人が、ジャンナインとウルトラマンビクトリー、その両者を挙げるんじゃないでしょうか。片方だけしか言わない人は、モグリとは言わないものの、もうちょい、『ウルトラマンギンガ』を観てこい、とファンに叱られそうですね。

ジャンナイン、ざっくり言えば、人型ロボットですね。しかも、変形します。ウルトラマンってだけでも少年心がくすぐられるのに、そこへ変形ロボットをパートナーとして出すってのが、実に豪気。自分の意思を持って行動している訳じゃなく、パイロットがいるってのも、これまた、グッと来ますよね。

ウルトラマンビクトリーは、ご存じの通り、地底人の戦士であるショウが変身するウルトラマンであり、怪獣の肉体を武器として顕現させる能力を持っています。ウルトラマンそのものの能力が高い上に、強力な怪獣の特性も使えるってんだから、もう、カッコ良すぎです。

そんなジャンナイン、ウルトラマンビクトリーが共に戦ってくれたからこそ、ヒカルは人間としても、ウルトラマンとしても、戦いを経るごとに成長していき、今や、立派な戦士の一人です。まぁ、未だに、ちょいっとやらかして、ショウにお説教を喰らっちゃいましたが、それはそれで、彼らしい愛嬌ってことで一つ。

 

王様戦隊キングオージャー

第3話「我がままを捧ぐ」、とんでもないな、『王様戦隊キングオージャー』の勢いは、と嫌が応にも戦慄させられるストーリー展開と、カマキリオージャーに変身するランの個性の鮮烈さよ。

ヤンマが王として治めるテクノロジー超大国・ンコソパから、半ば拉致されるような形で、今度は、美と医療が発達したイシャバーナを訪れる形になったギラ。当然、この国にも、ギラの手配書は出回っているようで、ギラはすぐさま、拘束される羽目に。けれど、ランはすぐさま、ギラをラクレスに突き出すつもりはないらしく、それどころか、クワガタオージャーを渡しなさい、と命令してくる始末。

見た目から想像できる通り、メッチャクッチャに我儘なお嬢様キャラであるランに度肝を抜かされつつも、ゴーイングマイウェイな性格で言えば、決して、負けちゃいないのがギラ。根っからのお人好しである彼は、ランの傲岸不遜さに鼻白みながらも、彼女が国民から慕われている事、部下にも煙たがられていない事を察する。ここで、何故、ランがあんなにも我儘なのに、ほとんどの民が彼女を非難しないのか、を自分の頭で答えを出そうとするのがギラの良い所。

そんな折、巨大化したフンジームがイシャバーナに来襲。サナギムの相手をクワガタオージャーとトンボオージャーがする中、ランは一人、足が不自由であるがために逃げ遅れてしまっていた少女を救うために、危険な場所へ飛び込み、泥を被りながらも、少女を庇った。例え、彼女の父親が自分に怒りをぶつけてこようとも、ランにとって、国民は最優先で守るモノ、替えがあるモノを守ったりなどしないのだ。自分が守りたいモノは守る、そんな筋の通ったワガママっぷりに、ギラも大感心。

クワガタオージャー、トンボオージャー、そして、カマキリオージャーも操縦者に加わった事で、キングオージャーの戦闘力は向上。しかも、ガトリングウェポンに変形する蝸牛型のガーディアンスネイルを装備し、見事、フンジームを撃破。少女も、ランの発破で立てた。ランの王としての姿もまた、正しい、と認めたギラは彼女も仲間に誘うも、やっぱり、袖にされてしまう・・・と思った矢先に、今度は、ゴッドカブトがギラたちを襲ってきた!? 搭乗者が、ラクレスから謎の宝石を受け取っていたカグラギであるのは間違いないだろうが、こんな物騒な手段に出る意図が読み切れん。ほんと、ますます、面白くなっていく!!

 

仮面ライダーギーツ

27話「慟哭Ⅲ:たのしい戦国ゲーム♡」は、今後の展開を左右する重要な回であり、なおかつ、重大な事実が明らかにされた回でしたね。

かつてのデザ神の願いが叶えられた事によって、窮地の英寿が手にしたブーストマークⅡバックル。それによって得た超加速と攻撃力により、ナイトを倒し、雷を落とす櫓も全て破壊し、バッファを撤退させる事に成功したギーツ。しかし、強い力は使用者の体を蝕むのは世の常だ。

これまで、常に周囲への警戒を怠らず、隙を突かれないようにしていた英寿が居眠りをし、景和たちに起こされてしまう、そんな緩い姿を見せた。これは考えるまでもなく、ブーストマークⅡバックルの副作用だろう。そもそも、あれほどまでの速度で動くのだから、使用者が体にダメージを受けるのが当然。英寿の体は、そのダメージを癒そうと、彼を強制的に眠らせてしまうようだ。

ギーツを心から心配すると同時に、彼が自分を感動させてくれる事にも期待しているジーンは、彼の秘密を探ろうと、ニラムに接触。ここで下手に動きを牽制すれば、余計に厄介だ、と英断を下したニラムは、ジーンの質問に婉曲的ながらも素直に答える。それによって、ジーンは英寿が、息分かれた母親と再会するために、何度も生まれかわり、デザイアグランプリに参戦し、勝ち続けてきた事を確信。常人であれば、とっくに、正気を失っているであろう方法を採ってでも、母親に再会しようとする英寿にジーンは興奮を露わにするが、そんなジーンを英寿は、「俺の人生はお前の娯楽じゃない」と冷淡に突き放す。

疲労困憊の状態でも戦おうとする英寿だが、特殊な体質であろうと、肉体そのものは普通の人間と変わりない。またしても、意識が途切れ、眠りに囚われてしまう。そんな英寿を救ったのが、推しの活躍を見る為なら命懸けで戦う覚悟が決まっているジーン。ジャマトライダー二匹程度なら、ジーンの敵じゃないだろうが、ベロパがグレアへ変身し、彼女がジャマトライダーをハッキングとバックルで強化してしまった事で、一気に劣勢へ。変身解除まで追い込まれてしまったジーンは、推しの英寿へ迫る凶弾に絶叫を放つしかないのだった・・・うわぁ、何っちゅうとこで引っ張ってくれてんだ。


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