ウルトラマンデッカー
第20話「繁栄の代償」は、そりゃ、もう、ウルトラマン好きとしちゃ、大興奮不可避な展開でした。これは、もう、ずっこいわぁ、と文句とお礼を言いたくなるわ。
まさか、ここで、ウルトラマンダイナがカナタたちのピンチにやってきてくれるとは思わなんだ。しかし、必死に冷静になって考えて見ると、ウルトラマンティガだって、ウルトラマントリガーと共闘した訳だから、驚くような事じゃなく、むしろ、ファンであるならば、予想すべきだったのか・・・うむ、私も修行が足りんなッ
まぁ、自省は後にするとして、ダイナとデッカーの共闘は、ほんと、激熱だった。改めて思ったが、ダイナ、強いわぁ。いや、だって、相手はテラフェイザーとスフィアジオモスの二体ですよ。デッカーと共闘したからこそ勝てた訳だが、それでも、ダイナの強さも際立っていた。
しかし、この共闘だけが、今回の肝ではあるまい。冗談抜きで、子供置き去り感が強いストーリーでした。大人でも、何が正しいのか、を自分の頭で考え、自分の心で悩んでしまうテーマでした。「繁栄の代償」ってタイトルの通りでしたね。人は自分達が滅びない為に、多くの種を犠牲にし、また、発展させてきた科学で時に禁忌を侵してでも、繁栄の道を歩んできました。人間が絶滅していないのだから、その道は正しい、と言う人もいるでしょうが、実際は、たまたま、もしくは、まだその時じゃないだけ、でしょうね。
にしても、アガムスはどんどんと狂気に染まっていくな。復讐鬼である以上、それは当たり前っちゃ当たり前でしょうが、もう、自分で自分をコントロールできなくなってる。アガムスはアガムスで、自分の復讐を研げるために、禁断の手段に出てるんだろうな。果たして、カナタはデッカーとの約束を果たせるんだろうか・・・
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン44話「しろバレ、くろバレ」は、ついに、この時が来たか、と気が昂るストーリー展開でした。また、改めて、この『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が『鳥人戦隊ジェットマン』に劣らぬほど、恋愛ドラマ感の強い作品なんだよな、と実感しましたね。
ソノニから、獣人を倒せば、コピーされた人間は戻ってくる、と聞かされた翼さん。ソノニが自分を命懸けで救ってくれた事もあってか、翼さんは、それが嘘とは思わず、完全に信じ込んでしまってました。とは言え、獣人と頭じゃ分かっていても、愛する人の姿をされていては斬れない、と葛藤もします。そんな翼さんの背中を押しちゃうソノニ、悪女!?
と思わせておいて、ギリギリのところで、翼さんに嘘を吹き込んでしまった罪悪感に耐えきれず、同時に、翼さんへ抱いている本物の愛を抑えきれず、翼さんが斬ろうとしていた獣人の前に立ち、ムラサメによる一閃を受けてしまうあたり、悪女になり切れませんね。しかも、愛する人を傷付けた翼さんへの怒り、憎しみ、殺意が暴発した雉野さんの全力攻撃から、翼さんを庇っちゃう。
そして、ついに、ドンブラザーズ全員が初めて、6人揃ってチェンジ。ファンとしちゃ、何か、こう、嬉しくなりましたね。オチで、はるかちゃんがイヌブラザーの正体を知った事に驚愕しているトコも笑えました。ほんと、はるかちゃんはオチが似合うようになっちゃって。
そんで、一番、これからが気になるのは、やはり、翼さんとソノニの関係。自分を騙し、夏美さんを亡き者にしようとしたのは決して、許せない。けれど、自分を庇って、命を落としたソノニを心の底から憎み、見捨てる事が出来ず、これまで積み重ねていたポイントをほぼ使って救う、翼さんの優しさ。生き返ったソノニを己の手で罰せず、二度と自分の前に現れるな、と突き放した甘さ。ほんと、これから、どうなっていくのやら。ハッピーエンドは、難しいかなぁ・・・
仮面ライダーギーツ
18話「乖離Ⅱ:ブラボー! ジャマーボール対決!」では、景和が持ち前の脇の甘さと人の好さから精神的なピンチに陥ってしまった事にやきもきさせられ、同時に、道長の無茶にハラハラさせられましたね。
今回のデザイアグランプリの肝が、デザスターの存在にあるのは言うまでもない。このステージで行われるジャマーボールは、チームワークこそが大事になって来るけれど、裏切り者が自分達の中にいる、その疑いが不協和音を生み出してしまう。
デザスターの候補として、名が挙がってしまうのは、案の定と言っちゃ失礼だが、お人好しと言う長所と短所が同居しちゃっている景和。ジャマトが、リタイアにより消滅してしまった人々なのでは、そんな疑いを持っていた景和はジャマトが発した、自分がかつて聞いた言葉、そして、ジャマトが恩人の姿に変貌した事で動きに精彩を欠き、迷いから動けなくなってしまう。
そんな景和の揺らいだ精神状態に付け込むのが、知を最大の武器として活用している大智。印象は人によりけりだろうが、私は、景和をデザスターである、と断定し、孤立に追い込んだ彼の戦略を卑怯とは思わない。むしろ、正解だろう、やり方としては。だからこそ、自分の頭の良さを自慢にしている彼が、その策略で、自分自身の足元を掬われ、絶望する瞬間が楽しみで仕方ない。基本的に、私はタイクーン推しなので、景和をネチネチ虐める輩は許さん。
注目すべきは、景和のこれからの、逆境を跳ねのける為に起こす行動だけじゃなく、ジャマトバックルを使って変身した道長ですね。絶体絶命のピンチであったとは言え、ホント、無茶をします。まぁ、彼らしいか。これからも、ジャマトの力を使い続ける事で、彼にどんな影響が出るのか、怖いような、楽しみなような。
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