『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/7/2分)

2023-07-07 19:12:16 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第18話「SHOUT(シャウト)」では、ウルトラマンジードと共に、ベリアルの邪悪さと戦ったウルトラマンゼロにも光を当てたストーリー内容になっていましたね。

実際問題、ウルトラマンゼロは、ウルトラマンジードにとって、どんな存在になるんですかね。信頼のおける先輩でもあり、頼れる兄貴分でもあり、憧れる先導者でもあり、それでいて、父であるベリアルを幾度も倒している、ざっくり言えば、仇的な存在でもありますよね。まぁ、何にせよ、二人には絆がある、そこは確かです。

最強のウルトラマンは誰か、と論議する時、必ず、その名が挙がるであろう、ウルトラマンゼロ。しかし、いつだって、楽勝だったわけじゃありません。時には、大切な相棒の家族を人質に取られ、脅しに屈するしかない時もありました。ケイのやり方は心底、ムカつくものなのは確かなんですけど、効果的であったのは認めるべきでしょう。実際、ゼロだって、一度は行動不能って結果に追い込まれてしまったんですから。

しかし、そんな悪意に負けっぱなしじゃいないのが、ウルトラマン、もとい、ヒーローである。ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー、ウルトラマンエックス、そして、ウルトラマンオーブ、ニュージェネレーション世代の後輩ウルトラマンたちの力を借り、ゼロは最強形態の一種であるビヨンドに到達しました。見た目もカッコイイですが、何より、戦闘力の突き抜けップリがシビれちゃいます。そんなウルトラマンゼロ ビヨンドのカードを、ジードが出しちゃった時は、「え、いいの!?」と思っちゃいましたけど。

そして、今回のラストで描かれたのが、ジードとベリアルの父子対決。最強になりたい、その欲を、悪意ある者に利用され、邪に染まってしまったベリアル。付け込まれる隙があったのは否定できませんが、実際のところ、ベリアルは、何があっても諦めず、目的に向かって邁進する、そんなヒーローにとって必要なモノを持っていたんですよね。もしも、ベリアルが魔道に堕ちず、正義のウルトラマンとして活躍をしていたら、どんな感じになっていたんでしょう。

 

王様戦隊キングオージャー

第18話「始まりの王冠」は、そりゃ、もう、テンションが爆上がり必至なストーリー展開でしたね。視聴率低迷している、と噂に聞いたけど、こんなに面白いんだから、どうやら、ガセのようですね。まぁ、正直なとこ、ここ最近の特撮系はストーリーが子供には難解でしょうし、大人たちにしても、何度も見返せるように、テレビじゃなくて、パソコンなどで観ているんじゃないですかね。

まぁ、その辺はさておき、初っ端から、ギラvsラクレスのリターンマッチをブッ込んでくるのが良いですよね。壱度目の対決で、ギラはラクレスの攻撃が辛うじて、自分の急所を外れ、生き延びていた事を疑問に抱いていましたが、ラクレスの、ギラが生きていた事に対する動揺を見る限り、ラクレスがわざと急所を外していたって可能性は低いんですかね。何にせよ、生きていたのであれば、今度こそ、確実に息の根を止める、と息巻くラクレスは、「オージャクラウン」を使用して、キングオオクワガタオージャーへパワーアップ。

素の状態であれば、あの時から成長しているギラも、ラクレス相手に善戦でき、勝つ事も可能だったでしょうが、強化フォームになられちゃ、圧倒されてしまいます。ジェラミーが煙幕を張り、ギラを連れて逃げる事に成功したから良かったものの、黒星を付けられたのは事実ですかね。ヤンマはズタボロ、ギラも軽くはない怪我、ジェラミーは肉体よりも精神にダメージを負ってしまっている。そんな状況で、ギラはラクレスが使っていたアイテムについての情報、同時に、まだ目が濁っていなかった頃のラクレスが語っていた理想を思い出す。こうやって、断片的に、王族としての記憶を思い出す事を考えると、やはり、何らかの力で、ギラの記憶は封印されており、また、来たるべき時に備えて、徐々に綻んでいくように設定されている感じもしますね。

一方で、カグラギも動き出していました。ラクレスに、感情を飲み込んで付き従っているのは、トウフの民を守るため。他身を守るためならば、己の手をいくらでも泥で汚し、他人を欺く事も躊躇わないスタンスのカグラギだからこそ、窮地にありながらも、本心から、自分と妹の事を心配してくれているギラの、王らしからぬ、それでいて、王として相応しい甘っちょろさが弱点なんでしょうね。ほとんどが民の為だけど、何気に、ギラの助けになりたいって気持ちもありますね、カグラギ。そんなカグラギは呆気なく見つかってしまい、ピンチになるも、兄に負けず劣らず、腹の内を読ませぬスズメのファインプレーによって、ラクレスの力の秘密に接触する事に成功。カブトムシの物真似を、周りの者に笑われ、仲間から嘆かれながらも止めなかったカグラギを見て、「韓信の股くぐり」を連想した人は多いでしょう。

スズメの助けによってオージャランス、キングオージャーZEROのコクピットからオージャクラウンを手にしたカグラギは、オージャクラウンをギラへ。同じく、民の事を想っている王の絆を感じますね。キングクワガタオージャへ、見事、眩い強化を果たすギラ。ラクレスは鎧を装着しているって感じでしたが、ギラは全体が変化していましたね。これは、やはり、ギラの方が、ラクレスよりも王としての資質が優れているからでしょうか。キングクワガタオージャは、伝説以上の超越を顕現させます。前回、クモノスパイダーが強引に合体させたものではなく、王としての力で合体したエクストリームキングオージャは、ラクレスが操縦するキングオージャーZEROを、ほぼ一方的にぶちのめしました。ラクレスの敗因、それは、己の理想を捨て、支配欲に身を委ねてしまった事でしょうか。果たして、ギラは、バグナラクに支配されてしまったシュゴッダムを奪還する事が出来るんでしょうかね・・・

 

仮面ライダーギーツ

42話「創世Ⅵ:女神完成 闇の刃」は、前回以上に、景和の、ますます酷くなっている自虐的な暴走に対し、観ているコッチの胸が痛くなりましたね。自分で自分を止められるのか、それとも、英寿が最悪の結果になるのも覚悟で止めるのか・・・辛いなぁ。

前回のラストで、憎悪と激怒が生み出す、圧倒的な強さを遠慮0で揮ってくるタイクーン ブジンソードに全く敵わず、えげつない一撃をトドメに喰らってしまったバッファ。しかし、ゾンビの特性なのか、ギリギリで道長の命は燃え尽きていなかった。それでも、ダメージは深刻なようで、戦闘の続行は完全に不可能。しかし、景和は瀕死状態の道長に、トドメを刺し直さない。道長との間に会った友情が、景和を止めた、なんて甘い考えは、さすがに、私も抱かない。自分の大切な姉を奪った道長を、一回で楽にはしない・・・もう、とことん、精神が闇に染まっちゃってるぅor2

そんな地獄に突き進んでいる景和を、英寿と弥音は必死に止めようとするけど、二人の言葉は、もう届いちゃくれない。必ず、犠牲者が復活した世界を作り出す、それが出来るのは自分だけだ、と覚悟を決めちまってるんだろうな。だからこそ、今の景和は、ジットと手を組む事も、ツムリを自分の願いを叶える為に利用する事に躊躇が無い。多分、景和推しのファンは、彼をクソ野郎まで堕ちたか、と蔑まないだろうな。誰にだって、外道になってでも、叶えたい願いがあるもんだ。

景和の姉・沙羅の命を奪った、その罪を背負っている道長は、景和との戦いで負ったダメージが未だに癒えていないにも関わらず、多くの人間にジャマトを寄生させ、その記憶を己のモノにしている大智の元へ。クズが過ぎる大智に対して、怒りを爆発させるバッファだが、彼が戦う事になったのは、ケケラとベロバ。しかも、この二人は、新たな力を得てしまっていた。バッファも決して弱くないけど、傷を負ったままだし、何よりも、実力が開き過ぎてしまっていた。ギーツ、タイクーンともに、最強フォームに到達したんだから、バッファにも、そろそろ、力を与えてやって欲しい。ケケラの方はともかくとして、ベロバと最終的に戦うのは、やっぱり、バッファであって欲しいんですよね、私。

ついに、対峙した景和と大智。大智が、道長とは違い、沙羅が死ぬ原因になった事に罪の意識を微塵も抱いていない事に対し、完全にブチ切れたタイクーン。前々から思っていたけど、やっぱり、「タイクーン」は「大君」に通じているんだろうな。しかも、今はブジンソードと言う、新たな力も獲得している。上級ジャマトになったくらいじゃ、タイクーンには勝てないわな。助かりたい一心で、大智はケララに救いを求めるが、ケララにとって、大智は景和を「本物」に到らせるための生贄に過ぎなかった。絶望した大智は、タイクーンに共闘を求めるも、当然、それを受け入れてくれるはずがない。ギーツ MarkⅨが割って入ってなかったら、タイクーンはマヂに大智をヤってたな。そして、ついに、ツムリは不完全ではあるが、創世の力を持つ存在になってしまい、景和の理想の世界が作り出される・・・果たして、この戦いは、どんな決着に至るんだろう。


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