終わらない演奏会

不惑の道を歩みながらも未だ惑いっぱなしの筋肉おばはん帯の、ヘヴィーでメタルでどうでしょうな日常です。

刹那の甘露

2006-12-07 18:13:04 | ただの日記
今日のgooニュースより。

“悪臭”ギンナン消える!? 御堂筋イチョウ 雄木に植え替え(産経新聞) - goo ニュース

御堂筋のイチョウの木になるギンナンの実があまりに臭いので、各方面から苦情が絶えず、ギンナンの実がなる雌の木を伐採し、実がならない雄の木に植え替える作業が進められているとの事です。

ギンナンの悪臭は、誰よりもよく知っているこの私。

以前、こちらの記事で書きましたが、ギンナンと私とは、切っても切れないクサい仲なのです。

小学校の秋のバザーで、校庭のギンナンを拾って商品化して販売し、その収益金で我が子が学校の素晴らしい設備の恩恵を受けている私にとって、このニュースはちょっと聞き捨てなら無いものがありましたねえ~

まあ、たしかにあのニオイはかなりのモノですから、疎まれるのもごもっともです。

誤って実を踏み潰してしまうと、すべるしクサいし、どうしようもありません。

御堂筋のような交通量が多い所では、車が車輪で轢くと危険ですから、これも仕方がない選択なのかもしれません。

おそらく私も3年前までであれば、このニュースに対してここまでの反応をすることは無かったと思うのですが、もはや私はこのニオイに愛着さえ感じているわけですから、どうも見逃すことができなかったのです・・・

・・・とは言いつつも、秋が過ぎて冬になった今、私もあの悪臭を少しずつ忘れつつあります。

そして、来年の収穫作業の時にはきっとまた、クサイクサイと大騒ぎするのでしょう。

そんなことを思いつつ、ふと感じたこと。

今の小学生の中で、茶碗蒸に入っているあの黄緑色の実と、街路樹のイチョウが結びつく子が、いったいどれくらいいるのでしょう。

植物にしても、動物にしても、食べ物の元々の姿に触れることが困難な世の中になってるな・・・と実感しました。


人気blogランキングへ
携帯ブログランキング

最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですよねぇ (yukitada)
2006-12-07 21:43:30
都会で生まれ育った子供たちは、食べ物の元々の姿に出会うことが少ないですからねぇ。

できれば、自然と触れ合う機会をたくさん作ってあげたいものですよね。

人は、何らかの命を代償に自分の命に代えて生きているものです。
まぁ。人だけでなく、あらゆる生物は、何かの命を糧にしているんでしょうけど。
そうすれば、
「いただきます」という本当の意味がわかってくるでしょうね。(話が飛躍しすぎましたね(^^ゞ)
返信する
ぎんなん (みどり)
2006-12-08 13:18:49
沢山のぎんなんと格闘されて、すっかりぎんなんとも
仲良くなった筋さん。このニュースは複雑でしょう。
イチョウは排気ガスに強いからと言う事で街路樹になったのに、実がすべる・臭いということで、植え替えになる。イチョウも、勝手にしてよ!と思ってることでしょう。
うちのほうは、杉の林を、花粉の少ない杉の木に植え替えるそうです。でも数十年単位の話なのですけど。

(自然を)利用して、あわなくなったら、すっぱりと切り捨てる。植物はなんとも思わないかもしれませんが。人間に酸素をくれてることも思い出さないとね~。(私も脱線・・)
返信する
yukitadaさんへ (筋肉おばはん帯)
2006-12-08 22:42:40
最近では何かにつけ、「除菌」とか「消臭」とか言いますが、自然の中のニオイをみんな忘れつつあるように思います。
自然と触れ合ったり、食物連鎖を理解することで生まれてくる気持ちなんかを、もっと大切にしたいですね。
返信する
みどりさんへ (筋肉おばはん帯)
2006-12-08 22:45:30
そうです。
ぎんなんとは、すっかり仲良しの私ですから、やはりこのニュースは複雑でした。
人類は、最近になって自然を自分たちの都合で利用しすぎたのでしょうね。
これからは利用するだけでなく、共生する時代にならないといけないですね。
返信する

post a comment