終わらない演奏会

不惑の道を歩みながらも未だ惑いっぱなしの筋肉おばはん帯の、ヘヴィーでメタルでどうでしょうな日常です。

白光乱舞

2006-07-22 17:57:57 | ご当地ネタ
ここ松山では、松山まつりの一環として、毎年8月11日には野球サンバ、12日と13日の二日間は野球拳が行われます。

野球サンバというのは、読んで字の如く、サンバの曲に合わせて各チームが松山市内の商店街を踊るというイベントです。

この野球サンバに、私の子供が通う小学校も毎年参加しています。

そして、今年も8月11日に向けて、小学校のサンバチームが始動しました。

この野球サンバに関しては、学校行事ではなくPTA主導の行事なので、強制ではなく希望者だけの自由参加となっています。

そこで、少しでも参加者を増やすためには、いろんな制約が出てきます。

この野球サンバ、出場チームによっては衣装なども非常に豪華に揃えたり、手作りの山車などを用いるチームもあり、優勝を狙うようなチームは1年がかりで準備、練習してきます。

しかし、我々の小学校では練習は夏休みがはじまってからの、たった4回。
衣装も立派なものは用意できません。
1年がかりで練習を積んだり、衣装なども手作りで用意すれば、それは立派なチームとなり出演者も心地よい達成感や満足感を得られるのでしょう。

しかし、我々はあくまでも小学生の子供と親が作るチーム。
そこまでやってしまうと、子供たちの日常生活のペース(習い事や部活など)にも影響するし、親の負担も大きなものになります。
1年限りの参加であれば、それもアリかもしれませんが、毎年恒例の行事として長く続けるためには、極力負担は減らさなければなりません。

また、手作りの衣装などで家庭に負担がかかりすぎると、その分参加希望者が減ってしまうという事もあります。

優勝はしたものの、しんどい思いだけが残るよりは、親子ともに夏休みのちょっとした思い出として参加できたら・・・というスタンスで地味に行っています。

そして今日、1回目の練習を行いました。
私もPTA役員の一人として、踊りの指導を担当することになりました。

なにぶん指導するのは学校の先生でもない、ただの父ちゃん母ちゃんの集団ですから、1年生から6年生まで年齢もちがう小学生をまとめて指導することは困難を極めます。

しかし、その指導力のなさを補ってくれるのが去年も出場した子供たちです。
我々大人がさび付いた頭と体で踊りを思い出していると「最初はこうやったよ。」とか、「次にこんなんがあるんよ。」とか、柔らかい頭で次々に思い出してくれます。

そんなこんなで、初回の練習はどうにか終わりました。
あと3回の練習で少しずつ完成度を高めていかなければなりません。
大変ですが、毎年どうにかなってきたので、今年もそれなりのものはできると信じています。

実は私自身、小学生の時には野球拳に毎年参加していました。
その事によって、地元の夏祭りにはやっぱり思い入れがあります。
今、野球サンバに参加しようとしている小学生にも、地元に愛着を持って欲しいと思います。
子供の時に、周りのお父さんお母さんに協力してもらって地元のために何かをやったという思い出は、大人になっても残ります。
今、時間を割いて協力している大人たちも、子供の時には大人からそうしてもらった経験があるからこそ、子供にも同じ思いを味わってほしくてやっているというのもあるでしょう。

本番に、いったいどんなふうになっているかが楽しみです。

踊りの内容や出来不出来よりも、地域の大人と子供が協力しあって松山の地方行事に参加したという思い出のほうが、子供にとっての大きな糧になると信じています。

素晴らしい踊りや衣装など、観客を楽しませるのは企業連や地元のダンスチームなどにお任せして、我々は自分たちが楽しむために出場します。

こんなチームも、あっていいと思いませんか?





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2 Comments

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Unknown (まほえもん)
2006-07-23 18:24:52
すごく楽しそうですね!



ご存じの通り、私も素人ながら似たようなお祭りに出場したわけですが、自分たちが楽しめば周りも絶対に楽しいと思います。

思いっきり楽しめば、また来年も、ってなるでしょうし、その子達が大人になって、親として自分達の子供の指導者になる。

すばらしいですね!



ですので、今後もムリせず頑張ってくださいね。



また本番の模様とかも紹介してくださいね!

でわ
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まほえもんさんへ (筋肉おばはん帯)
2006-07-23 21:54:43
まほえもんさんの所のように凝った衣装などはありませんが、まず自分たちが楽しむことを目標にしたいと思います。

小学生も高学年になってくると冷めた子もいたりして、みんなが同じテンションでやっていくのは難しいですが、まず大人が心の底から楽しんでいる姿を見せれば、子供にも伝わってくれると信じています。

本番までの練習や、本番の様子など、またお伝えしていきたいと思います。
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