当ブログは、鉄道情報以外は管理・編集者のjuniorの勝手な独りの決断と偏りのある見方によって一部隠し記事にして公開しております。(隠し記事は御自由に御探し下さい)
今回の記事は、鉄道に影響のある部分のみで、其れ以外のことに関しましては一切応答も差し控えます...
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今回取り扱うのは、相模原市にある米軍基地の返還により及ぼされるJR相模原駅の町整備で、未完成的な状況にある小田急多摩線唐木田以遠の相模原方面への延伸構想(問題)である。
微妙な文章になりそうな感じであり、現実味は余り帯びていなかったりするかもしれない...
まず、米陸軍相模総合補給廠(アメリカりくぐんさがみそうごうほきゅうしょう)というものが、JR横浜線相模原―矢部に並行するような形で立地している。此れの一部を返還させ、県道の上溝立川線を設ける(復活させる)のがメイン。
上記における一部返還が上手く行くようであれば、小田急多摩線の県道と同ルートを通ることで相模原・上溝方面への延伸の可能性が現実味を帯びるということ。
平成12年1月の運輸政策審議会(新設鉄道路線等の検討をする会)の答申18号において、小田急多摩線はJR横浜線相模原駅・JR相模線上溝駅方面への延伸を含めて、「今後整備について検討すべき路線」と位置付けされていた。
平成14年3月の相模原市が策定した「相模原市総合都市交通計画」においても、この路線に関しての重要性、及び延伸による都市の活性化として必要な路線と位置付けている。
小田急多摩線延伸促進協議会と相模原市が小田急電鉄株式会社に要求するも、「小田急だけの土地の確保とその整備は不可能」とし、「上下分離の公設民営方式による整備が必要」と回答。金銭面と補給廠の土地などがかなり絡んでいる為、単独での整備には難色を示した。(其れは当たり前だと思う…)
米軍も指令部の一部をキャンプ座間などの相模原地区への移転を検討しており、此方が先に成功してしまえば、確実に延伸計画は消える。現状を急いできた相模原市に対して、かなりの影響を与えるだろう。
更に、相模原市にとって前々よりまちづくりの弊害となっていた米軍基地に更に指令部までできてしまうと、返還・撤退等のアクションがとれなくなる恐れがあるわけだ。
結局、この補給廠の返還が決まったとしても、小田急側も市に整備等に協力を必要としていて、尚且つ、「市や地元から「線路などを建設したので、電車を走らせてくれ」といった体制にならないと、採算が合わない」と少し生意気な発言。(地元もこの意味は理解している模様)
しかも、この頃の新規参入組の鉄道路線は、善いような黒字路線があまりなく、「もし鉄道を延伸し運営したとしても採算が合わず、大赤字路線になってしまうようであれば、路線延伸構想はなかったことにする」と、相模原市長。
かなり危うい計画なわけだ。そして、かなり際どい...
鉄道会社も地方自治体との連携による路線延長の可能性。「昔とは、違う。」なんて言ってもねぇ。。。
自分には全く関係のない事柄でもありますが、どうにかなってもらいたいものです。
流石に、ただでさえうるさい基地があるというのに、指令部まで来られるのも嫌ですしね。