独断?!と偏見!?の鉄道情報BLOG

2013/08現在,更新休止中.どこかで活動してます.

2008/04/27中を変え、外を変えーおけいはん何処へ行く、西へ行く

2008-04-27 02:45:17 | 私鉄・JR-まとめ/他

天満橋~淀屋橋に並行しつつも、その先を目指した中之島線。ついに今年10月19日に開業する運びとなりました。その内容を少し。

中之島線は京阪本線天満橋から北へ分岐し、淀川本流の現・旧淀川の分流、堂島川(どうじまがわ)と土佐掘川(とさぼりがわ)に挟まれた中州、中之島(なかのしま)の東西を結ぶ路線(約2.9㌔)です。駅は中之島、渡辺橋、大江橋、なにわ橋(=難波橋)、天満橋を通り、京阪本線京橋・京都出町柳方面へ直通します。
天満橋~大江橋間は既存の天満橋~淀屋橋間とほぼ並列していることから、この間の隣接駅淀屋橋駅・大江橋駅、北浜駅・なにわ橋駅では定期券レベルでは同一駅扱いになります。

ダイヤは日中各駅上下線毎時各8本が停車します。なお、中之島線内は全列車各駅に停車します。そして、京阪本線淀屋橋方面列車と一体の運転をすることになっています。
現行ダイヤ京橋駅での状況は、西行き(下り)1時間中、天満橋止まりで淀屋橋へ向かわない区間急行列車が6本、淀屋橋直通の特急列車・急行列車・普通列車が各6本。計毎時24本が天満橋駅に発着します。
全面改訂を行うとされた新ダイヤの概形は、中之島直通の快速急行(新設)が2本、他に中之島直通列車は6本、淀屋橋直通は特急4本とその他12本の計24本となる予定です。
仮に、現行ダイヤの形をとどめたままにしようとするなら、区間急行を中之島直通とすれば、
中之島直通快速急行2本と淀屋橋直通特急4本、淀屋橋直通急行6本、中之島直通区間急行6本、淀屋橋直通普通が6本の計24本になります。全列車10分おきですが、快速急行と特急はセットにして6本を1時間中に運転することになれば、それで10分おきと考えることが出来ます。

新設の快速急行は枚方市を分け目にして大阪寄りでは急行に近く、京都寄りでは特急と同じ停車駅となります。
停車駅は、中之島~京橋の各駅、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、四条(→祇園四条)、参上、出町柳です。守口市、寝屋川市、香里園は急行の停車駅に従ったものとなっていますが、枚方市駅の隣駅枚方公園駅は京橋~枚方市間における急行停車駅の一つですが唯一通過となるようです。


京阪8000系、特急淀屋橋行き(東福寺)
特急は今後1時間6本10分おきから、1時間4本になります。このような特急用車両だけでなく一般車両でも運転されることがありましたが、今後は一般車両での運行は無くなるかもしれません。利用者視点ならそちらの方が好ましいですが。

なお、中之島線開業を受けて京阪電車の塗装変更がなされることになりました。特急用車両、快速急行用車両、一般汎用車両のそれぞれの塗装が決まりまして、今月以降数年間に渡り本線系統の車両の塗装を変更するそうです。


京阪5000系、準急淀屋橋行き(東福寺)
いわゆる多扉車の源流。使用しないドアのところには座席を提供できるのが特徴です。一般車両の更新色に変わります。


京阪7000系、準急淀屋橋行き(三条)
こちらも色替えします。


京阪9000系、特急淀屋橋行き(三条)
モノクローム写真にしているのは、元がぶれているからです。クリックすれば、色つきの元が見られます。この車両は、快速急行用新型車両3000系と同じセミクロスシートとなっていますが、こちらは快速急行の運転には使用されないようで、塗装変更は一般用車両の色づけとなるようです。


参考
中之島線紹介ページ
http://nakanoshima-line.jp/
中之島新線のホームページ
http://www.keihan.co.jp/shinsen/
中之島線開業に伴うダイヤ改正・新型車両による快速急行運転に関して
http://www.keihan.co.jp/news/data_h20/2008-04-15-05.pdf
京阪線カラーデザイン変更に関して
http://www.keihan.co.jp/news/data_h20/2008-04-15-02.pdf

 


2008/04/13古きを知り新しきを知る・・・温故知新。

2008-04-13 00:49:28 | Web BLOG Stories
gooのサービスに地図機能があります。
東京23区限定ながら、昭和22年(1947)と38年(1963)当時の航空写真が公開されています。現代版(2000年代)と比較させると当時の様子が良く分かります。

ただ注意書きにあるとおりS22年のものは一部分かりにくいです。自分が発見した限りでは東急の現・二子玉川駅などですね。ぼやけてるのでしょうか…。
時代の差として北千住駅はどの時代でも違う格好になっています。S22年ではまだ日比谷線がない風景を見られます。

勿論今までに変わったところなどの昔の姿を拝むことも出来ます。

昭和初期航空写真(ピックアップ)
http://map.goo.ne.jp/history/showa_index.html
東京駅・渋谷駅の周辺の街の移り変わりなどが分かります。

goo地図「古地図」
http://map.goo.ne.jp/map.php?st=4

2008/04/03副都心線と有楽町線に新風なるか(04/13追記終了)

2008-04-03 23:30:23 | 東京メトロ・都営地下鉄

今年6月14日に開業の決まった東京メトロ副都心線。
3月東京MXテレビで試運転の様子が放送されていました。去年夏頃より試運転はしているようです。

ところで、そのダイヤなどの概要が発表されました。
ちょっと驚いたのが、急行の明治神宮前通過です(個人的に...)。

「地下鉄線内」で通過運転をする路線はそう多くありません。首都圏の東京メトロ東西線、都営浅草線・新宿線ぐらいです。特に、都営地下鉄では地下でも通過運転を行いますが、東京メトロ東西線では地上区間でのみ通過運転(唯一地下区間での通過駅に南砂町駅があるくらい)をしていますから、実質的に東京メトロでは初の地下鉄線内通過運転となりますでしょう。あっ、千代田線…。あれは有料特急ですからねぇ。つまり、地下鉄線内無料通過運転列車としてはお初ですかな(表現しにくい~)。

東京メトロニュースリリース(6/14ダイヤ改正について)
http://www.tokyometro.jp/news/2008/2008-17.html


東京メトロ07系、新線池袋行き(和光市)
写真の車両は同線から姿を消しました。「新線池袋」は駅名自体、普通の「池袋」になります。

6月のダイヤ改正、有楽町線網の完成に伴うものです。
「有楽町線」自体は今までも此れからも和光市~新木場間の路線となります。
ただ、「有楽町新線」なるものが存在します。有楽町線和光市~小竹向原~池袋~新木場間のうち、小竹向原~池袋(新線池袋)間にある2駅(千川駅・要町駅)を通過する路線として開業しました。この「有楽町新線」が今後の「副都心線」でありやす。

「副都心線」とされる区間は、有楽町線と重複する和光市~小竹向原間を含み、有楽町新線の小竹向原~(新線)池袋間と新規開業となる池袋~渋谷間です。和光市~小竹向原~池袋~渋谷間というわけです。此れに伴い、「有楽町新線」は「副都心線」に吸収され消滅し、和光市~池袋間は「新線池袋」を「池袋」に改名の上で有楽町線と副都心線の2路線が通ることとなります。

ダイヤ面では、今まで池袋基準に和光市・小竹向原・練馬方面が西武線直通6本、和光市経由東上線直通6本、和光市止まり4本の16本で構成されていて、有楽町・豊洲・新木場方面が新木場行き10本、新線池袋止まり6本で構成されています。
内訳;
東上線直通~新木場4本、東上線直通~(新線)池袋2本、
西武線直通~新木場4本(西武線内快速2本あり)、西武線直通~(新線)池袋2本、
和光市~新木場2本、和光市~(新線)池袋2本。

此れが、和光市・小竹向原・練馬方面は西武線直通8本、おそらく和光市経由東上線直通8本(公式発表なし)、おそらく和光市止まり2本(同様)の18本となります。有楽町・豊洲・新木場方面は新木場行き10本(疑わしい)、新線池袋経由渋谷行き8本で運転されることになるのでしょう。
内訳;
東上線直通~新木場4本、東上線直通~池袋(新線池袋)~渋谷4本、
西武線直通~新木場4本、西武線直通~池袋(新線池袋)~渋谷4本(西武線内快速2本あり)、
和光市~新木場2本、和光市~池袋(新線池袋)~渋谷0本。

有楽町線の本数は変わらないのか特に発表が無いので上記のとおりになるのでしょう。

直通先の問題?や併走するJRとの競争問題から速達運転をする必要があったため、和光市~池袋~渋谷間において副都心線・有楽町線で優等列車が登場することになりました。先述の通りの内容ですが、和光市~渋谷間を結ぶ無料の優等列車がでてくるのです。
でてくる種別は副都心線用に「急行」と「通勤急行」の2つと、有楽町線用の「準急」です。どれも東上線に現存する種別です。
現状では準急や快速というのが西武線直通用の種別として存在しますが、有楽町線内各駅停車です。

停車駅は以下の通りです。
急行:和光市、小竹向原、池袋、新宿三丁目、渋谷。
通勤急行:和光市~小竹向原の各駅、池袋、新宿三丁目、渋谷。
準急:和光市、小竹向原、池袋~新木場の各駅。

なお、副都心線の駅は、池袋~渋谷間での駅のみ紹介すると、池袋、雑司が谷、西早稲田、東新宿、新宿三丁目(新宿)、北参道、明治神宮前、渋谷です。つまり、急行の停車駅はJR山手線における埼京線や湘南新宿ラインを意識したものとなっています。

急行は毎時2本、準急が毎時4本運転だそうです。全列車が通ることになる小竹向原~池袋間では毎時18本中各停が12本なので、ダイヤ的には急行・準急が10分間隔となって運転されればバランスは取れると思われます。

所要時間は和光市~渋谷間各停で35分。
池袋~渋谷間各停で16分。
和光市~渋谷間通勤急行で30分。
和光市~渋谷間急行で25分。
池袋~渋谷間急行・通勤急行で11分。

東京メトロ平成20年度事業計画
http://www.tokyometro.jp/corporate/profile/business_scheme/pdf/plan_h20_1.pdf


東京メトロ10000系、準急小手指行き(新木場)
準急列車として機能するのは今のところ西武線内練馬~石神井公園間のみですが、ダイヤ改正後では池袋~小竹向原間でも通過運転をすることになります。

西武側は優等列車の本数をある程度出してくれるようで、渋谷方面を結ぶ快速を毎時2本と、新木場方面を結ぶ準急2本を運転するそうです。ただ、東武東上側からの優等列車の設定はありません。
なお、半蔵門線を取り巻く環境と同じ状況がこの路線にもくると考えますと、副都心線方面の急行2本は西武線からの快速2本である方が便利でしょう。準急もそのまま新木場まで種別を変えずに優等運転を行ってくれたほうが利用者としては便利でしょう。……東武東上直通は全区間各停でも問題は無いでしょう。

さてさて、一体どうなることやら。

東京メトロ副都心線ダイヤ概要・有楽町線ダイヤ改正につき
http://www.tokyometro.jp/news/2008/2008-17_1.html
http://www.tokyometro.jp/news/2008/2008-17_2.html

ところで、副都心線にはホームドアが設置されることになっています。ただし、小竹向原~渋谷間に限られるようですが。(事業計画によると他路線でもホームドア設置を検討しているそうです。銀座線??)


東京メトロ10000系、快速新木場行き(練馬)
今後データイムの運転は快速は渋谷行きに、新木場行き優等列車は準急になります。ダイヤ改正後も見られるのかどうか。


東京メトロ10000系、新線池袋行き(練馬)
新線=「New Line」という変わった名称もあと少しです。


東京メトロ10000系車内モニター

1時間に8本の副都心線、1時間に15~20本・7本(3本+4本)の山手線・埼京線・湘南新宿ライン、どちらがいいか。。
営業開始の時点で予想以上の利用があればあるで嬉しいのですが、初日にみなとみらい線みたいなことにならないことを祈るだけです。