金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

五所川原市赤字に

2007年07月21日 06時44分19秒 | その他
県内市町村の二〇〇六年度普通会計決算(見込み)は、黒石市、五所川原市、むつ市、深浦町の四団体で実質収支の赤字が見込まれることが二十日、県の調査でわかった。・・(略)・・

〇五年度決算が赤字だった野辺地町は黒字転換した一方、新たに五所川原市が赤字に転落。同市は〇五年度から三年連続で、一般会計予算に収入の見通しが立たないカラ財源を計上。〇五年度は黒字化したが、〇六年度では一億円程度の赤字となる見込み。

『陸奥新報』
http://www.mutusinpou.co.jp/

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昨年の冬は記録的少雪だった。除雪費が大幅に節約されたにもかかわらず一億円の赤字。平年並みに雪が降っていれば赤字はこれに数億円加算されたことだろう。

市の財政難は市民を直撃している。金木町のトレーニングセンターおよび老人の憩いの場である温泉施設は修理費を捻出できず閉鎖されている。温泉施設はボイラー修理費のたった250万円を出せないがために利用できず、風呂のない住宅施設で暮らす人たちは多大な不便を強いられている。夏祭りも予算がないということで今年から中止となった。住民税はいきなり2~3倍となり衝撃を与えている。

市民の「暮らしにくさ」を理解しているのだろうか。199億円の1%でも福祉に向ければ多くの問題が解決される。ケインズ経済学というか、公共事業投資(ハコモノ)によって地域を活性化する手法はもう古い。オルタナティブな取り組みがいま求められている。暮らしやすい地域を実現するために新しい視点が必要だろう。

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