金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

新年をむかえて

2007年01月01日 09時15分42秒 | その他
いよいよ今日から金木病院の救急が停止される。内科医師を最低二名招聘できなければ終わりの無い停止である。新年をこれほど暗い気持ちでむかえたことはかつて無かった。

津軽では伝統的に元旦より大晦日の方が料理も豪華で、「としこし」と言えば無礼講。久しぶりにふるさとへ帰ってきた親戚らと酒を酌み交わし大いに盛り上がる。ある意味、津軽の厳しい日暮をこのときとばかり吹き飛ばす行事でもある。津軽の人びとは選挙好きだ。21日に迫った選挙と金木病院救急停止に話題が集中したことは想像に難くない。

山門梵鐘の撞木に小さなホワイトリボンを付けておいた。年がかわるとき近所の人たちが「除夜の鐘」を打ちに来る。わたしも津軽人である。「としこし」の酒に飲み潰れて眠っていたら、鐘の音で目がさめた。金木病院を救う祈りの鐘だ。澄んだ鐘声がどこまでも響き渡っていくような気がした。

2007年を医師招聘の年とする。猪突猛進で実現する・・そんな決意をあらたにした。

「昨年今年(こぞことし)つらぬく棒のごときもの」(虚子)

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