金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

金木病院・「白」のこだわり

2006年12月15日 07時20分57秒 | 金木病院を守ろう
金木病院二万人署名の後、わたしたちは「ホワイトリボン運動」を展開し、いま「ホワイトクリスマスコンサート」を開催する。なぜ「白」に拘るのか。

【白い】 ①白色である。白である。雪のような色をしている。②どの色にも染めてない。また、なにも書いてない。③明るい。輝いている。④経験にとぼしい。野暮である。⑤潔白である。正しい。(「広辞苑」)

わたしは白い包帯をイメージした。病院と包帯という実に安易な連想からだった。いま、あらためて辞書を引くと、わたしたちの市民活動自体が「白い」ことに気づかされた。

街は雪で白くなった(①)。金木病院の救急維持を願う心はまじりけのないもので(②)、だからリボンを掲げる市民の表情は輝いて見える(③)。もちろん市民運動など経験のないひとたち(④)。それだけに一心に頑張っている(⑤)のだ。

白無垢の願いを白い眼で見てはいけない。努力をおこたり白を切ってもいけない。白々しい言い訳も白けるだけ。

静かな決意に「白」ほどマッチする色はない。

「富士には月見草がよく似合ふ」(太宰治
・・・金木病院には白がよく似合う。

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