金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

金木病院と選挙

2006年12月25日 07時13分17秒 | 金木病院を守ろう
ニュースの中から最も重要なものを選んで論評するのがコラム。陸奥新報一面コラム「冬夏言」が金木病院救急停止問題をとりあげた。

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過日、五所川原市で公立金木病院の救急体制維持を願うクリスマスコンサートが開かれた。医師不足のため一月一日付で救急車受け入れが休止するが、住民の気持ちを思うと胸が痛む▼クリスマスイブの二十四日には中泊町議選が行われた。同町にとって救急病院と言えば金木病院。こちらも救急復活を願い、地域の声を代弁する新議員たちに希望を託した有権者もいるはず▼西北五は県内でも医療環境が特に厳しい地域の一つ。間違っても、このまま地域の切捨てにつながらないよう、新議員には各方面へしっかり働き掛けてほしい▼年明けの一月は五所川原市議選も控える。同市もまた金木病院を利用する地域を抱える。投票日まで一カ月を切り、候補予定者たちは態勢固めに奔走するが、年の瀬であり、しわしさも一層増す▼選挙戦では、金木病院の問題が盛んに取り上げられることだろう。医療は命に直結する分野であり、地域を支える大きな柱の一つだ。責任を持って訴えてほしい▼今年も残すところ数日。例年なら新年を晴れ晴れした気持ちで迎えるが、今回ばかりはできそうにない。しかし、落胆してばかりもいられない。早急な救急体制の復活に向け、関係者の奮起に期待する。(06.12.25『陸奥新報』)

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選挙をひかえ、地域住民の目は厳しい。立候補者が医師確保にどれだけ努めるか、またその能力はあるか・・。このたびの選挙の最大の眼目である。

同紙二頁「'06ニュース回顧」も「医師不足 維持できぬ救急体制」というタイトルで金木病院救急停止問題を大きくとりあげ「・・金木病院を含む西北五地域の公立五病院は、圏域の医療体制充実を狙って機能再編成進め、市内に中核病院を整備するが、開業目標は五年先の二〇一一年度。その間の地域医療維持は行政の責務であり、医師確保専門チーム設置など、抜本的対策が求められている」と指摘している。
一方、本日の『東奥日報』紙は「迫る五所川原市議選ー課題の点検㊤」で、五所川原市が数年後には夕張市のような財政再建団体に転落しかねない危機的状況にあることを伝えた。はたして・・199億もの「中核病院構想」自体財政的な面で可能なのだろうか?これもまた厳しく見守りたい。

『陸奥新報』HP
http://www.mutusinpou.co.jp/

『東奥日報』HP
http://www.toonippo.co.jp/

『東奥日報』「ホワイトクリスマスコンサート」記事
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20061224092118.asp

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