金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

金木病院署名・署名簿を提出

2006年11月29日 14時24分40秒 | 金木病院を守ろう
本日午前9時30分、五所川原市役所市民談話室に当会メンバー11名がおもむき平山市長に署名簿を提出した。
その後約30分にわたり市長と懇談した。市長としては医師不足のおりから2名の内科医を確保するのは難しいという従来と変わらない返答だったが、医師確保にむけてどれほどの努力がなされたのかという質問に対しては明確な返答がなかった。

メンバーから、医師確保のための専門チームの設置や地域の他の医療機関との連携による救急維持は可能ではないかなど厳しい意見が相次いだ。

二万人の願いを「医師不足」という一言で切り捨てるようなことはあってはならない。あらゆる可能性にチャレンジし、文字通り「汗を流して」医師確保に努めるのが行政の義務であろう。

「東奥日報」
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20061129131550.asp

二万人が納得する取り組みがこれからなされるのか、なされないのか。もしも前者とすれば、住民不在の市政と言われてもしかたあるまい。真摯な取り組みを期待する。金木病院の救急維持は市政が市民から信頼を得るのか、はたまた不信感を生むのかという大きな問題であることを認識すべきである。

一日も早い医師確保を願ってやまない。

また金木病院救急維持署名はすべてのメディアがとりあげているが、この問題は公立金木病院だけにとどまらない社会問題であることを意味している。本日夕刻のテレビ全局が報道する。また全紙が記事としてとりあげる。是非ご覧いただきたい。

医師配置基準・青森最低の43%

2006年11月29日 07時17分08秒 | 青森県の医師不足
医師の数が医療法の配置基準を満たしている病院の割合について、厚生労働省は都道府県ごとのデータを初めてあきらかにした。大阪の96%や東京の94%をはじめ都市部が高い一方で、青森の43%、岩手の55%など東北や北海道の低さが際立ち、地域の偏在が顕著だ。(06.11.29「朝日新聞」)

------------------------------------------

医師不足は全国的な問題であることに変わりは無いが、青森の状況は悲惨としかいいようがない。これは「医師不足」ならぬ「医師不在」状態だ。ひとつ上の岩手と比較してもなんと12%もの差がある!つまり青森県の医療は救いがたいほど深刻な状態に陥っているということだ。日本の最低が吹きだまる青森県・・とてもこんなところでは暮らせない。

これは県行政の無能無策によるものである。ここまで青森県の医療を貧弱にした責任が問われてしかるべきだろう。おおらかに「医療再編・グランドデザイン」だとか、先例がことごとく失敗におわっている「中核病院構想」だのを論じている場合ではない。尻に火が付いている。ひとりでも多くの医師を確保すべく今日から靴を擦り減らして全国を歩き回るべきであろう。無論、医師の待遇改善も緊急の課題である。