金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

奈良女子大学 現代GP発表会参加 NO280

2007年02月15日 | 過去の記事
 厚生委員会で、岡本委員から、「高齢者優遇施策」バス・風呂・映画の問題について質問がありました。従来より我が党としては、制度に矛盾があるのであれば修正も必要。また奈良市の財政的観点については、理解はするが改善策はあるはず、また対案を提示してきました。

 しかし1年を経過しようとしている今になっても何の話もなく、私の提案に対しても何の反論もせず、今また、制度変更を持ち出そうとしています。今日の質問でわかった事は、

1、奈良交通との交渉はどのようになっているのか?
      ICカードの導入を検討中
2、奈良交通と、委託契約については結べているのか?
      結べた。
3、委託額は、
     4億6000万円
4、新制度のアウトラインは、
   ・ 委託料については、透明性を明確にした。また、利用者の利便性
     を考慮した。
   ・ 利用実態に基づいて利用料を考えた。
      現状、毎日利用されている人から、たまにしか利用しない人がいるが
      1ヶ月 2万円以下の人が、33パーセント10万円以下の人が、
      14パーセントと開きがある。
   ・ 利用については、3万円という上限を設ける。
      ただし、従来は奈良交通のバスの使用範囲は、市内に限られて
      いたが、奈良交通の走っている所であれば市街でも良い。
   ・ 低所得施策として、生活保護者については、2000円。
     それ以外は5000円の負担。

等々のアウトラインが答えられました。

私は納得のいかない事ばかりなので、反対表明をしなければいけないと思います。3月の予算編成を見てその理由を明らかにしたいと思います。

         
 夜、若草公民館で行われた、奈良女子大学のGPS事業「歴史的町並みの保存・再生実践講座」に参加してきました。
理由は、増井教授のもと、1年生の皆さんが、「きたまち」の歴史的な特徴を捉え評価する事を目的に、京街道に面する両側の建物を1軒ずつ写真に撮り、街道の連続写真を作成し、町の景観や空間構成について学習をされた発表会というので参加してきました。

 京街道にある4町(押上町、今小路町、今在家町、手貝町)を東西に分けて研究成果を発表されました。興味深かったのは、連続撮影をした写真をもとに実地にまちに飛び出し、「きたまち」の建物・空間を評価・考察された事でした。評価の指標は、
 1、伝統的な建物であるかどうか。
 2、意匠的に良い建築物であるかどうか
 3、景観への調和がなされている建築物であるかどうか。
で評価されていました。奈良街道まちづくり研究会メンバーの家もその中に入っていましたが、若い女性の感性から意見が出され、頭を抱えていたメンバーもありました。

 そこで私は、次の質問をしました。
「街道の一部にアーケードがあるがどう思うか?」・・・ない方が良い
「まちの顔は何か」  ・・・・・・・・・・押上町の町並み  転害門
「まちのにおいは?」 ・・・・・・・・・・車の臭い(ガソリン)
「まちの色は?」   ・・・・・・・・・・答えなし。

  なるほどと納得をしました。その上で彼女たちは、現在的な建築物で景観を作っていくのか? 伝統的な街の景観を作っていくのか?それを今後検討していく事が重要との指摘がありました。

 また、別の人は、観光のまちにしたいのかどうか? 街道の通りは、歴史的・伝統的建造物があっても観光の目的にはならない。
(すなわちガソリンの臭いがする所は観光に適さない)観光のまちにしたいというのであれば小径の活用が必要であり、道路も土の色がしてある方が良い。等々貴重な意見をいただきました。

 街の景観を守り、どう創っていくのかというのは、そこに住んでいる人たちによる雰囲気づくりが必要で、まちの住民がもっと、自分たちの街の景観について意見が醸成されなければいけないと思います。

女子大生との議論は貴重な体験になりました。今後も「きたまち」の研究をよろしくお願いします。と感謝を述べて返りました。

これから明日の産業文教委員会の質問原稿づくりを行います。
以上



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7 コメント

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素人の疑問 (金田充史)
2007-02-16 20:36:57
もの凄いショウムナイ疑問なのですが、市議会って機能しているのですか?提案事案に対して反論も何も無しで、別案が出てくる、なんて常識的に見て変です。質問・審議事案は別の国対みたいな所が有って、またこの国対の国対みたいなところで決めて、きちんと審議ってされているんでしょうか。議会が、セレモニーになっている様な気がします。

本当の所どうなんでしょう?って言ったって、おおっぴらに若し本当で有ったとしても、云えんわなー。
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街づくりの必要条件 (金田充史)
2007-02-16 22:01:33
観光事業者が、こんな事を云っては、怒られるかも知れません。街づくりに「観光」という条件は必要でしょうか?金田の考える街づくりは、「住んで楽しい」所が基本原則で、此処には「観光」という分野は有りません。住んで・・・は、自分も町屋住まいで、こういう言い方は贅沢三昧の人間の云う事だっっっ、と云われそうですが、少なくとも町屋は、心地良い住まいでは有りません。耐震構造もクリアーされていなければ、火災にも弱く、空調は、ぬけぬけで冷暖房費がめっぽうかかり、また長細いので日当たりも良く有りません。自前の駐車場も無いので、ガレージ代も別にかかります。しかし、観光客は、玄関前で記念撮影をしています。

住人的観点からは、今の積水や大和ハウスの住宅の方が、ずっと住みよい環境ては有ります。しかし「町屋に住む」という事は、自分たちが過去から先人が築いてきた都市を維持し、後世に伝えるという使命以外に有りません。その証拠に住まなくなって不動産屋に渡った町屋は、まだ使えても、解体の運命です。金田の隣家も御多分にもれず、解体されました。売りにくいからの様です。

しかし、きたまちは、まだまだ沢山の町屋が残っています。一つの理由として、住んでいる人が居るから残る訳で、この住んでいる人々をもっと快適に住める状況整備が街づくりだと考えます。ここには「観光」という要素は有りません。

定住人口が増えて、街が賑やかになり、その結果、商店も増えて、楽しい所になれば、この雰囲気を求めて、町屋見学の観光客も増えて、彼らが、商店で買い物をし、また街が潤っていく、という具合に、循環構造を考える事が先決では無いでしょうか。

観光は、この延長線上で考える事の様な気がします。此は「きたまち」の分野ではなく、「奈良市」という大きな分野でも云えると思いますが如何でしょう。
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素人の疑問 (kin3)
2007-02-17 04:35:48
質問の趣旨がよくわからないのですが、NO278の記事の件での感想でしょうか?
「きちんと審議ってされているんでしょうか。議会が、セレモニーになっている様な気がします。」とありますが、決してセレモニーになっているとは思いますん。(といっても、自分でそう思っているだけかもわかりませんが)

 私が質問調整と書いた事が誤解を与えてしまったのかもわかりませんが、質問調整は、なれ合いではなく、こちらの質問主旨を理解していただき必要な資料の準備をしていただくために行っています。

 言われるように各課はそれぞれの専門家ですから、何を聞かれても知っていなければいけないでしょうが、過去の事例や、具体的な数字を求められてもその場ですぐにでてくる事はなかなか難しいです。

 質問時間が少ない中で、こちらの質問に対して正確な答えをいただくために調整をしています。

  議員の中には、その場の雰囲気で突然質問をされる方がありますが、当然答えは十分でなく、後日資料提供が約束されるか、答えてもらえません。

そんな!こんな!でした。

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街づくりの必要条件 (kin3)
2007-02-17 04:59:29
 この意見については私も同感です。

観光のためのまちづくりが先ではなく、そこに住んでいる人たちが幸せになる事が重要視されなければいけないと思います。

 観光とは「光を観る」ともいわれますが、歴史や伝統行事や建造物、自然が光を発している事もありますが、一番大事なのはそこに住んでいる人たちが光を発しているかだと思います。

住民が地域を愛し、誇りを持っている、その見えないものが光っていることが重要と考えます。

 そのためには、住民の満足度を高めなければいけないと思います。そのための行政・企業・住民との共同事業が必要になってくると思います。

「きたまち」の記事での感想だと思いますが、あなたの地域と「喜多町」では明らかに住民満足度は違います。

「きたまち」の栄光は、平城京遷都とともに過去のものとなり、今住民間に残っているものは、東大寺を焼いた、松永久秀の汚名を着て生きておられるのではないかと思う事があります。(反論がある事は承知です。私の偏見かもしれませんが)

 しかし私は、下克上の時代に生きた、「松永弾上久秀」という男はすごかったのではないかと思っています。日本で初めての天守閣ににた城郭を作った男。茶等制度を初めて使った男。信長にも抵抗し「白雲の茶釜を割って抵抗した男。外国人宣教師「フェノロサ?」に(日本に来てこれほどの庭園を観た事がない、また部屋に入ると柱は黄金に輝き、バラの彫刻がある?」と驚愕させた男。等々松永の魅力はつきませんが、こんなすごい男が、住んでいた地域。

 その危害をこの地域にもう一度復活しようと言う事で町おこしをしています。目的は、あくまでもそこに住んでいる人たちが「住み続けたい個や孫がすみ続けてほしい」という事でやっています。

 竹送りも、幻灯会もみんなそのためであり、観光が目的で行っているのではありません。

そういう意味であなたの意見と同じだと思いますが????
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うれしいうれしい (松永久秀)
2007-02-17 06:44:40
久しぶりに拙者の名前がでてまいったので
よろこんで投稿いたす所存じゃ。
kin2さんの意見に全面賛成!!
自分たちがやってきた8年の積み重ねは
kin1兄さんのおっしゃるとおりです。

現在、NHKでやってる風林火山の山本勘助なんかは
目じゃありません
スケールがちがいます。荘園制度を崩壊させ
プレ信長の時代を果敢に生き切った男のものがたりに
なります。(自分でいうのもはずかしいがな)

平城京1300年は奇しくも多聞山城築城450年と重なり
当然のことながら、築城450年とうたえる城は日本中に
存在しません。
なんで、この千歳一隅のチャンスを利用しないんでしょう
もったいない。
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原稿のまちがいさがし (ゾンビ)
2007-02-17 06:55:56
現在GPS→現代GP

日本で初めての天守閣ににた城郭を作った男。茶等制度を初めて使った男。信長にも抵抗し「白雲の茶釜を割って抵抗した男。外国人宣教師「フェノロサ?」に

日本で始めて天守閣を作った男
茶等制度→茶頭制度
フェノロサ→フロイスもしくはルイスアルメイダ

危害→気概(じゃないですか?)
東大寺焼き討ちの危害を復活しては
なりませぬ。ハハハ

です。
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大変失礼しました。 (kin3)
2007-02-17 18:41:20
深夜作業で疲れていました。それにしてもいい加減な事ですみません。

柿生をって観て「フェノロサ」はチョット違うのでは?とか
天守閣の件も城も不確かなままでした。

以後気をつけていきますが、またご指摘をお願いします。
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