金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

『年金確認の手順はこうだ』を参照ください。NO368

2007年06月26日 | 過去の記事
     『年金確認の手順はこうだ 書類は捨てないで』
日経 Waga Magaの引用です。
http://waga.nikkei.co.jp/money/pension.aspx?i=20070625b3000b3

 自分の年金記録を確認したい人向けに、手順を整理してみた。役所のミスなのに、どうして加入者が面倒な思いをするのかと、腹立たしくなるが、放置しておいて最終的に損を背負い込まされるのは加入者側。役所側に「反省」ムードがあるうちに、以下の手順でリスクを取り除いておきたい。

 年金記録漏れ問題の元凶として、ニュースでやり玉にあがっているのは、社会保険庁の役人たちだ。しかし、同庁に電話を掛けても無駄だ。同庁は中央省庁だから、個別の確認業務には応じてもらえない。電話を掛ける先は臨時に設けられた「年金記録相談専用」のフリーダイヤル「ねんきんあんしんダイヤル」(0120・65・7830)。土、日を含め24時間対応している。以前からある「ねんきんダイヤル」(0570・05・1165)は平日の午前8時30 分から午後5時15分まで受け付けている。

 ただ、電話がつながる確率は低い。専用電話のスタート当初は4%しかつながらなかった。25回かけて1回つながるかどうかというひどさだ。

 同庁は電話相談に対応する職員を急増させている。これまでは640ブースだったが、6月15日に新たに200ブースを設け、早期に1000ブース以上に増やす計画だ。それでも電話で「大丈夫です」と言われても、今一つ安心しきれない。疑って申し訳ないが、電話対応者がどこまでの責任感とスキルを持って応じているのか、今となってはそれすら信用しきれないからだ。

 携帯電話からかけるのは避けよう。電波の状態が悪くなって、途中で切れてしまうと、次にいつつながるか分からないし、担当者が変わってしまい、最初から長々と説明させられる羽目になりかねない。電話がつながったら、最初に担当者名を確認しておくのもいいだろう。

 電話越しではなく、窓口で記録の確認を求めるのであれば、社会保険事務所の窓口に足を運ぶことになる。ただ、あらかじめ覚悟が必要だ。1時間以上も待たされた挙げ句に、記録が見つからないケースもある。順番が回ってくる前に閉庁時間が来てしまい、手ぶらで帰る羽目になることも「想定内」だ。

社会保険事務所では長い時間待たされることも珍しくない

 結婚や転職、転居などで記録の記載内容が複雑になるほど、記録の確認が難しくなり、記録エラーの可能性も高くなりがちだ。最近では学生時代の加入記録が役所側で正しく把握されていなかったケースも見付かっている。

 電話で確認するにしても、窓口を訪れるにしても、まずは自宅で自分の履歴を整理しておこう。年金番号、勤務先などの基礎データのほか、勤めた期間、自分が分かっている未払い・未加入期間などを、年表形式で書き出しておこう。

 意外に思い出せないのが、過去に自分が住んでいた住所だ。加入時点の住所が現在と異なる人は多い。歴代の住所を一覧に並べたリストも用意しておくと安心だ。結婚している人は結婚した時期も思い出しておきたい。

 厚生年金の場合は、勤めていた会社名と期間、年金に加入した際の住所・時期などを、データベースと照合する。データを手際よく説明できないと、後回しにされてしまうおそれがある。窓口では行列に並んでいる人の視線も浴びるので、もたもたしているとトラブルになりかねない。必要と思われる資料はそろえて訪れたい。

 入力ミスが起こりやすいケースの1つに、難読の名前がある。読みにくい漢字に、担当者が誤った読み仮名を当ててしまい、記録がおかしくなってしまうパターンが指摘されている。必ずしも難読ではなくても、「ヒガシ」と「アズマ」、「ナカジマ」と「ナカシマ」、「ワタナベ」と「ワタベ」といった、入力ミスを引き起こしやすいケースは枚挙にいとまがない。

 「水野」は「ミズノ」としか読めず、読み間違えが起きにくいと思うだろうが、記録が「ミヅノ」と誤記されていれば、架空の別人扱いだ。アルバイトに頼ったずさんな入力の実態が明らかになるにつれ、不安は広がるばかりだ。少しでも怪しいと思う人は、「●●との読み違いの可能性はありませんか」と、担当者に念押しして別の読みでの照合も申し入れておこう。

 転職や転居が多かった人は1人で複数の年金番号を持たされていて、その統合がうまくできていないおそれがある。過去の勤め先名、会社住所、その時点の居住地をきちんと説明できるように専用の表をこしらえておこう。面倒くさい作業ではあるが、年金額が大きく変わってくる可能性があるので、丁寧に作っておきたい。

 窓口に持参する物がいくつかある。年金手帳がある人はもちろん年金手帳が必須。ない人は基礎年金番号が分かる書類を持っていく。厚生年金であれば、基礎年金番号は会社の担当部署で教えてもらえるはずだ。そのほかに、本人だと証明できる運転免許証やパスポートなどの身分証明書が欠かせない。手続きが発生する場合に備えて、認め印も忘れずに。先に挙げた年表や、支払いを証明する書類、勤務記録、筆記具なども持参しよう。その場で誰かに確認を求めるために、携帯電話も忘れずに

 電話照会や窓口対応で記録が確認できれば問題ないが、うまく照合できなかった場合は、さらに同庁が保管している台帳や、市町村の国民年金台帳に当たる必要が出てくる。こうなると少々時間がかかる。早ければ1週間程度で分かることもあるが、「数カ月待ってください」と言われてあきれるケースも少なくない。

 後日回答では基本的には本人宛てに郵送で通知される。この対応に至った場合は、結果が分かったらどう知らせてもらえるのか、途中で情報を追加提供したり、時期を確認したい場合に、どこへどう連絡すればよいのか、尋ねておきたい。現在の混雑状況では、なしのつぶてになりかねないからだ。いちいち疑いたくはないが、残念ながらそういう性善説では済まない事態になっているのだ。

 社保庁、市町村の台帳に記録がなければ、これまでは泣き寝入りさせられるケースが珍しくなかった。しかし、役所に非があると大半の人が感じている今の地合いでは、役所のミスの可能性が高いとして、反論できる余地がまだある。保険料納付の領収書や、口座振り替え記録が記載された預金通帳など、保険料を支払ったとはっきり分かる記録があれば、記録ミスを訂正させる交渉が可能だ。個々の窓口で対応が異なるが、新たに導入される第三者委員会に持ち込んで決着を付ける道も用意される予定だ。


 支払い記録が手元にない場合は厄介だ。勤めている(いた)会社に頼んで、社保事務所に提出した書類のコピーを用意してもらうとか、会社に勤めていた事実を証明する記録、支払額を記載した給与明細などを手に入れる必要がある。直接的に支払いを証明する資料ではないので、これまではこうした間接的な証明では記録ミスを訂正してもらえるとは限らなかった。ただ、今の情勢は変わりつつあり、会社在籍を示す記録をテコに、第三者委員会の判断を仰げるかも知れない。

 既にある手続きとしては、社会保険審査会への不服申し立てや、裁判に持ち込む方法がある。しかし、これらは手間と時間がかかる。第三者委員会の仕組みがどうなるかを見極めて、加入者側の主張を聞き入れてもらいやすそうな、しかも判断が早く得られそうな手順を選ぶのが賢そうだ。

 どの手段を選ぶにしても、大事なのは支払いの証となりうるような書類だ。今の時点ではどこまでの範囲を間接的な証明材料と認めてもらえるかがはっきりしないが、銀行通帳や家計簿は捨てずに残しておきたい。社員名簿や社内報といった、勤務履歴の傍証になる書類も廃棄せずにおこう。過去の雇い主や同僚の証言も参考にしてもらえる可能性がある。

 同庁のサイトからも加入記録の確認ができる。ただ、ユーザID・パスワードが必要だ。申し込みが集中しているせいで、今はID・パスワードの発行に2週間以上を要しているという。すぐには役に立たないかも知れないが、先々、サイトからの確認に使えるので、気長に待つつもりで発行を申し込んでおこう。郵送でも尋ねることができるが、今の状況ではいつ返事が来るか保証がない。

 本人の依頼があれば、家族や友人でも確認してもらえる。でも、口頭で頼まれてもだめだ。本人からの依頼状を持参する必要がある。依頼状のフォーマットは同庁のサイト内にひな形が用意されている。

 確認の結果、自分は大丈夫だったとしても安心するのはまだ早い。結婚して姓が変わったパートナーには、確認を勧めてあげよう。両親や祖父母が思わぬ受け取り損をこうむっているおそれもある。本人を促して確認してもらうか、委任状をもらって代わりに調べてあげたい。これも立派な親孝行だ。

 時間が経って今の「反省」ムードが薄れた時点では、役所の対応が変わり、再び冷淡な扱いを受ける心配が拭えない。確かめるなら今のうちだ。

      以上長文ですが参考にしてください。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
責任所在 (金田充史)
2007-06-27 00:17:38
まぁ、此処までユーザー側の対処でやらないと何とも成らないのか・・・・・と云う気がしますが、此が日本国農耕民族なのでしょうか?

国家に飼い慣らされて、社会保険庁と云う魑魅魍魎に国民が浸食されて、無駄遣いで年金が破綻しかけて、いや、して、それでもここまで、黙っていて、自分自身で調べ上げて社会保険庁に出向いて、待たされて、時間切れで追い出されて、普通、時間内に入れば、時間オーバーしようと受付するのが民間ですが、こういう感覚も無く、それに対して文句も言わずに・・・・。

クーデターでも起こらないかな?

また過激になりました。すみません。役所仕事の典型で有ったものでつい・・・・。
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