夏の坐骨神経痛

　先日、５０代の女性が坐骨神経痛で来院されました。ちょうど去年の今頃にも来院されています。

　前回、数回施術した後、足の痛みと痺れがウソのように取れて軽くなり、しばらく調子良かったそうですが、１年ぶりに再発したそうです。

　坐骨神経痛というのは、腰から脚の裏側を通って足先まである人体で一番長い神経が、どこかで圧迫されて、脚や腰に痛みや痺れが出る症状を言います。

　通常、寒くなる時期に症状が出やすいのですが、その方の場合、夏の暑くなる時期に症状が出るようです。そういう場合は胃腸が関係している場合が多々あります。

　暑くなると、冷たいものを食べたり飲んだりして胃腸が冷えます。すると、その周りにある筋肉も硬くなって神経を圧迫します。また、冷えた胃腸を守るため姿勢も悪くなり腰への負担がかかります。

　施術すると、お腹がゴロゴロ良く鳴って、眠くなってきたそうです。施術後、前回と同様に非常に軽くなったと喜ばれました。お腹が坐骨神経痛と関係あるとは意外と思われるでしょうが、身体はみんな繋がっています。

　暑い夏に腰痛や坐骨神経痛になる人は、お腹だけは冷やさないよう注意しましょう。寝るときも「腹巻」などがお薦めします。お試しください。

　　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院