「屈筋」と「伸筋」

　１ヶ月以上が経つのに余震が多くて嫌ですね。この地震の影響が普通の生活をしている人にも出ています。

　計画停電で溜まった仕事をやっているので残業続きの人、看護師でスタッフの多くが東北に応援に行ったため仕事が増えた人、電車に遅れがあるといけないので早朝に家を出て仕事場に行かなければならない人、その他、影響を受けている人がほとんどだと思います。

　このように普段と違うルーチンワークがあるとそこに神経を使い、普通のときよりストレスを感じやすくなります。

　ストレスで緊張すると人は誰でも縮こまり硬くなります。そのときに使う筋肉は「屈筋」です。逆にリラックスすると「伸筋」が優位に働きます。

　「屈筋」や「伸筋」という言葉は正確な医学用語ではありませんが武術の世界ではよく使われる単語です。簡単に説明しますと「屈筋」は体を縮めて小さくなり身を守ろうとするときに使う筋肉、「伸屈」は体を伸ばし背伸びするようなときに使う筋肉と考えてもらえばよいです。「伸筋」をよく使うと心も伸び伸びしてきます。

　３月１１日以降、日本人は「屈筋」が優位に働き過ぎる傾向にあると感じます。逆に意識的に伸ばす筋肉の「伸筋」を使うようにしてみてください。身体も心もバランスが大切です。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院