夏は心臓と胃

　最近、猛烈な暑さはなくなって少し楽になりましたね。今朝の犬の散歩は涼しくて気持ち良かったです。しかし油断禁物です。引き続き熱中症には注意しましょう。

　東洋医学では夏は心臓と胃腸に負担が掛かると言われています。確かに暑いと心臓に熱がこもります。また、水分をいつもより多く摂るので胃の働きが悪くなるかもしれません。ちょうどそのことについて書こうと思っていた矢先、その症状にピッタリ当てはまる患者さんが昨日来院されました。

　50代の男性でメタボな人です。ちょっと息苦しくて心臓のあたりが痛いというのが主訴でした。また、冷たいものの摂りすぎで胃腸も調子悪いということでした。その方は以前に逆流性食道炎で暫く通院され、それが良くなったので今回も当院に来られたそうです。

　逆流性食道炎は姿勢が悪く、脊髄から出ている神経が圧迫されるのが原因です。それ以外にも食べ過ぎ等の理由はあるかもしれませんが、症状はみんな背骨に現れます。その背骨を正常な状態にすれば症状も無くなります。

　心臓のあたりが痛いというのは、いつも左を下にして寝るので左の胸筋が圧迫されたのが影響していました。これは左右の胸筋を比べればすぐに分かりました。胃の調子が悪いのも胃に関係する背骨を調整することで施術後半にはギュルギュルと気持ちよくお腹が鳴りだし楽になったそうです。

　この仕事をしていて暑さ寒さによって人の身体は大きく変化するものだということをよく感じます。人間も自然には逆らえないですね。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院