朝の腰痛体操

　すっかり秋らしくなり涼しくなってきましたね。特に朝は涼しく感じます。そのため朝、体が硬く、腰が痛いという人が何人か来院しています。

　普段、健康な人でも季節の変わり目なので体調を崩す人が多いです。腰痛や坐骨神経痛のある方には今の時期は少し辛いと思います。

　朝、人間の体温は一番低くなります。そのため、誰でも朝は、身体が硬く、動きにくいものです。そこで、朝の腰痛が辛いという方にお薦めな体操をいくつかご紹介します。

　朝は時間がないし、第一、朝は体が硬いのに体操して大丈夫なのか？っと思われるかもしれません。しかし、寝ながら出来る軽い体操で時間も３分くらいで出来るものです。

　まず、朝、目が覚めたら仰向けで、足の指をグーチョキパーと軽く動かします。次に左右の足首をグルグル廻します。そして足首を背屈（はいくつ）させます。背屈というのは踵を押し出し、足の甲を引き、アキレス腱を伸ばすような動作です。

　そして、軽く膝を曲げ、腰式呼吸をします。腹式呼吸だとどうしても腹を出し、腰を反るので、ちょうど反対に背中を丸めるようなイメージで呼吸します。

　ネコは丸くなって寝ていますよね。急所であるお腹を守るため寝ているときに自然とそういう形を作るのだと思います。そのネコが起きたときにノビをして体を弛めるのは見たことがあると思います。人間はネコと反対に腰を少し反るような形で寝ることが多いです。

　ですから逆に背中を丸めるようにして呼吸します。呼吸を意識することで横隔膜をはじめ体幹部の筋肉が活性化します。それぞれの動作を３０秒程度でＯＫです。コツは力を入れずに軽く気持ちよく行うことです。お試しください。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院