おきなわさんのKIMONOしらず

着物って一年たつと自分の中の常識が違ったりする(笑)
そんなわたしの着物に関する成長記録
最近は紅型や琉装も興味アリ

振袖を買うその前に【一式ってどれくらい?】

2014年03月31日 | きもののこと
ナショナルチェーン店のとあるお店では
振袖3点セット15万円というセット物がありました
これに含まれるのは
正絹の振袖
正絹の袋帯
正絹の長襦袢
それとそれぞれにかかるお仕立て代
という内容でした

同じく30万セットもありました
こちらは袋帯や長襦袢、お仕立代は一緒
振袖の柄つけが重くなるというセットでした

単品の振袖は30万から300万くらいのものまではみたことがあります
藍染め・紅型・総刺繍・金彩友禅・琳派
どれも独自の良さがありうっとりする美しさでした
でも振袖って上には上がありこれ以上のものも存在するのですよね

ということで予算は人それぞれだと思います




知っている人はもちろん知っているのですが
知らない人は意外と知らないので念のため…

振袖はこれだけでは着れません
実際にはもっとたくさんの物が必要となります

ここでは一般的に必要になるものを紹介しておきます

①足袋
②肌着
③補整道具(タオルなど)
④長襦袢
⑤半襟
⑥襟芯(長襦袢の襟の中に入れます)
⑦腰ひも(本数は着付け師によって違いますが4~6本程度必要)
⑧伊達締め(2本)
⑨コーリンベルト(通常は1本ですが個人的には2本あると便利だと思います)
⑩振袖
⑪袋帯
⑫帯板
⑬帯締め
⑭帯揚げ
⑮トリプル紐(最近では四重紐もでています)
⑯草履
⑰バッグ

これらが必要最低限なものだと思います
最初のセットに5万~10万の追加が必要だと思います
(物によってはそれ以上)

しかし忘れてはいけないのが

⑱髪飾り
⑲重ね襟

あれば便利なのが

⑳雨コート・防寒具(ファー)など

おきなわさんの成人式はもちろん沖縄でした
沖縄の成人式って毎年晴天なんですよ
気温は25℃くらいまであがります
おきなわさんの成人式も
午前中の早い時間は雨が降ったのですが
式典がはじまる数時間前からは
見事に晴れて暑い暑い
みんな額に汗びっしょりなのに
ほら
成人式の日にニュースでみるファー
あれを羽織っているのです
暑い沖縄でもあのフワフワのファーは憧れの的なんですよね


しかし東京に住んでからは
1月の寒さにびっくり
東京ならあのファーだけじゃ寒いでしょうね
今はヒートテックなど内側から防寒対策ができますが
個人的に何度も振袖を着る機会があるならお被布を作っても素敵だな~と思います


そして去年の成人式は

びっくり
東京は大雪!

レンタルショップはショックだっただろうな~と思います
あの無残な振袖の数々…
ガード加工はしているのだろうけど…


そんな時
おきなわさんが親なら会場まではブーツで行って
会場で草履に履き替えたほうがいいと言うかもしれません
着物って水分が苦手ですから
とくに縮緬の振袖の方は要注意ですね

そう考えると汚れに強い大島紬の振袖はだいぶ楽に着れるのかな


なにはともあれ天気が気になる日は
ぜひ雨コートを着用して着物を守って欲しいですね
(そういう私もまだ雨コートもっていませんが…)

振袖を買うその前に【柄の種類】

2014年03月29日 | きもののこと
おきなわさんはごくごく普通の振袖
いわゆる『絵羽柄』と言われるものでした

本当にごくごく一般的にみる振袖で
レンタルでも購入でもよく見ます

絵羽とは一枚の着物をキャンパスに見立てて
一つの絵を描いているもので
訪問着や留袖なども同じように絵羽付けされています

『振袖は袖を切れば訪問着として着れますよ』と言われているのは
そういう柄付けだからなのです
(実際に訪問着として着れるかは色や柄次第ですが…)



実はその他にも
『小紋柄』
『色無地』
という柄ゆきの振袖もあるのです


『小紋柄』というのは同じパターンの繰り返しで
染めているので仕立てると
天地がさかさまになったりします
それゆえ絵羽柄に比べると格が低いとされています
しかし、袖を切れば小紋として活用できるので
結婚しても長く着れます

以前お勤めしていた時の上司が小紋柄の素敵な振袖を持っていて
八掛もすごくこだわっていました
それをみた美容師さんがせっかくだからと
八掛を綺麗にみえるような着せ方をしてくれたと言っていました
どんな着せ方をしてくれたのか興味津々です
写真みせてもらえばよかった~といまさらながら後悔しています



『色無地』の振袖もあります
名前の通りそのまま無地なのです
地模様として白生地を織る段階で
模様が入っている場合もあります
自分の好きな色一色で染められる振袖です

実際の成人式で見たことがあるのは
赤の色無地振袖と
カラシ色の色無地振袖です
ネットではグリーンなどもよく見かけますね
ターコイズブルーなどはとても華やかで人目を惹きます

赤の色無地振袖は何度か見かけたのですが
同じ赤なのにみんな違う印象でした
それだけ帯や小物使いで雰囲気がガラっと変えられるということでしょう
おきなわさんがネットでみつけて素敵だな~と眺めているのは
こちらの色無地振袖
色無地着物chihanaさん
色無地振袖の良さは何と言っても無地であるということ

絵羽や小紋柄以上に帯や小物で大きく印象が変えられるので
予算がなくても着物だけ仕立てて帯や小物は
リサイクルショップで調達ということも気軽にできます

もともとシンプルなので
お下がりの帯や小物も合わせやすいですね

また振袖を卒業しても袖をとめて色無地として
セミフォーマルな場に使えます
紋を入れておけばフォーマルな場にも着れます

実はまだまだずーっと先のことですが
おひさまちゃんの振袖はこの色無地振袖にしたいな~と思っています


そうそうもう一つ
昔ながらの振袖で『黒引き』というものがあります
昔のお嫁さんは黒引きがほとんどだったそうで
美智子さまのご成婚の時に白無垢を着てから
今のように白無垢の打掛が花嫁の定番となったようです
しかし数年前から黒引きブームも起こり
神社での挙式も増えていますよね
何を隠そうおきなわさんも結婚式は黒引き!!と心に決めておりました
実際は赤の引き振袖になったのですが(笑)

話がそれましたが
この黒引きは5つ紋が染められていて花嫁衣装としてきた後
袖をとめて黒留袖として仕立て直されたそうです

今では5つ紋が入れられる本振袖なんて
なかなか手にすることはできませんし
店頭にならんでいても
おきなわさんには手の届かない高価なものだと思いますが
花嫁衣装を結婚後もずっと事あるごとに着れるなんて
とても素敵なことだと思いませんか
宝くじがあたったらおひさまちゃんに作ってあげたいですね
(買わないからあたらないのですが(笑))




写真は私がパーティの時にきた琉装です
沖縄の成人式や卒業式には琉装もよく見られます

振袖を買うその前に

2014年03月28日 | きもののこと
おきなわさんの成人式は
化繊の着物でしたが
おきなわさんが自分の好みで選びレンタルしました

当時のおきなわさんは
着物に興味はありましたが
「着物をきてみたい」という興味であって
今のような興味とは違っていました

それでもやはり人とはちがう振袖が着たいと
頭に思い描いた着物は黒と赤の染めわけの振袖
(結局これも後から考えれば一般的な振袖なんですが…)
たまたまそんな振袖があったので
初めて行ったお店でさっさと決めた
その程度の選び方でした

たしか、地元の美容室でレンタルだけで15万と言われたのを
おきなわさんママが8万程度に値切っていたと思います
草履とバッグはセットでした
白いファーは予算の都合上カット
(まぁ、沖縄では暑くて必要ないのですが)
写真とヘアセットとメイクを
最低限だけプラスして
全部で12万くらいだったかな

ヘアとメイクはその美容室でして頂き
着付けは自宅へ戻っておきなわさんママにしてもらい
再度その美容室の隣の写真館で写真を撮ってもらいました

今思えば笑える写真です


さていろいろな思い出が残る成人式ですが
みなさんはどんな振袖を選びましたか

おきなわさんの19歳のころは
選択肢はレンタルしかなく
購入というのはおきなわさんママの頭にはなかったようです
もちろん私も振袖というのはレンタルするものだと思っていました

しかし後から知るんですね
世の中にはいろいろな振袖があるということを…



ちなみにですが
我が家は妹もおりまして
妹もレンタルしたのですが
おきなわさんと妹の一致した意見は
「最初に買っておけばよかったね~」この一言でした

おきなわさんママは好みの違いがあるだろうからと
気を利かせてくれたらしいのですが
二人分の成人式
二人分の卒業式
そしておきなわさんの結婚式に振袖をレンタルした妹

そう考えると
身長も体形もほぼ同じ姉妹
買った方が経済的かつ時間のロスが少なかったように思えます




当時のおきなわさんは
見せて頂いた振袖の中で
好みにあう最高の振袖を選んだと
自負していました

しかしその後 興味をもちはじめて
いろいろな方の振袖をみていると
しまった!こんな手もあるのか~と
気づかされたのです


ということで 数回にわけて
おきなわさんの知っている振袖の種類を
簡単に覚書しておきます

皆さんもご自分に似合う一枚がみつかりますように





こちらはおきなわさんの結婚式に妹がきた振袖
ネットでレンタルしたものです

着物を洋服に例えると…

2014年03月27日 | きもののこと
よく着物を着る機会を洋服に例えて説明したりしますよね

五つ紋留袖はローブデコルテ
訪問着はカクテルドレス
小紋は普段着
紬はジーンズにTシャツ

おきなわさんも着物にたずさわったばかりのころは
同じように説明していたと思います

あの頃は身近にあるものは絹物ばかりでした
ウールや木綿の着物があるとは知っていましたが
沖縄ではなかなかそのような着物には出会えませんでしたし
【私が生まれるちょっと前の昭和のもの】だろうという
イメージでしかなかったのです

しかしウールや木綿の着物がもっとメジャーであるなら
上記の例え方は
ちょっと違うんじゃないかと思うようになりました



五つ紋はローブデコルテ

訪問着はカクテルドレスだが
柄により上品ワンピースからゴージャスドレスまで用途は様々

小紋はシルクのワンピース
普段着というよりもおしゃれ着やおでかけ着
柄によっては略式の礼装

ウールや木綿はジーンズにTシャツ

紬は一般的なものなら小紋とウールの間
しかし絵羽物や振袖などは解釈いろいろ

色無地や江戸小紋は紋の有無(数も)や地域により
五つ紋から小紋の間のいろいろな所に応用される


こんな感じでしょうか




とは言ってもおきなわさんの浅はかな見識ですので
それも違うよ~という方もおっしゃるかもしれません

わたしもまだまだまだまだ
勉強が足りないので
いろいろな地域を訪れていくうちに
いろいろな立場の方々とお会いしていくうちに
この見解もかわったりするかもしれません


もっともっとセレブな着物生活ではなく
自分の身の丈にあった生活に根差した着物を学びたいと思います






くままが育ててくれた水仙を
おひさまちゃんのために
持たせてくれました
『ママーお花キレイだねー』
といって喜ぶ娘に癒されてます

卒園式や小学校の卒業式に袴姿

2014年03月26日 | こどものきもの
おきなわさんには
小さなものから大きなものまで
夢がいっぱいあります


そのひとつとして
おひさまちゃん(ムスメ)の
学校行事の締めには袴を着せること


我が家の周辺は子供が少ないので
袴姿どころか
夏の浴衣姿さえ見かけませんが
世田谷あたりは結構みかけるとか

ネットでも貸衣装は盛況だそうですね


おひさまちゃんは
幼稚園の入園すらまだまだ先の話ですが
もし私服の幼稚園で
服装に規定がないのであれば
AKBのような制服チックな服でなく
七五三用の着物に袴を合わせて着せたい
そうたくらんでます(笑)

同じように小学校も…

おきなわさんは小学校6年で162cm
くまさんも今は180cmオーバー
ということは
おひさまちゃんも
なかなかな身長になることは
予測できます

それならおきなわさんの着物に袴を
合わせられるはず♡
なんて経済的なの♬

こんな小さな夢で幸せを感じる日々です