歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

ストリートピアノ演奏の魅力は何?

2022-09-12 11:58:22 | ストリートピアノ
愛知県犬山市、名鉄犬山駅の近くに
ストリートピアノが設置されています。
ショッピングのついでに立ち寄りました。

旧イトーヨーカドーだった建物が、
現在ヨシズヤ、犬山キャスタに変わり
1階フロアの片隅にアップライトの
ピアノが置かれていました。





ピアノはYAMAHAのピアノです。
ピアノのコーナーにはショッピングの
お客さんが自由に休憩できるベンチが
置かれています。「座って聞ける
ストリートピアノ」とてもいいですね。

たくさん置かれたベンチは、
ピアノを聴いて下さる方を
集めてくれるような感じもします。

しかもショッピングセンターの建物なので
涼しいところ、暖かいところで弾ける、
そして、聞けるところがいいですね。

さっそく弾いてみました。
まず、ただ今練習中の”鎌倉殿の13人”、
そして、レパートリーの中からは
”ショパンのノクターンOp9-2”
ウィーン原典版の異稿の2曲です。





弾きだしたらすぐに、大きな音量で
ショッピングセンターの館内放送が
聞こえました。わぁ、予想外…!
ちょっと集中するのが難しかったです。

2曲目で放送が終わって静かになりました。
落ち着いてマイペースで演奏できました。

思いがけず、たくさんの方々に
聞いていただくことができました。
演奏が終わったら、演奏した
曲について、聴いて下さった方から
質問をいただきました。

「1曲目、聞いたことのある曲ですが、
何というタイトルの曲でしたか?」
「大河ドラマの”鎌倉殿の13人です。」





「えっ~?そうなのですか。
毎週聞いているハズなのに、
全く気が付きませんでした。
TVではオーケストラの演奏なので
わからなかったのでしょうか。」
「ピアノに編曲されるとかなり、
印象も変わりますよね。」

「2曲目はショパンのノクターンですが、
よく聴くものとちょっと違っていましたよね。
ご自分で編曲されたのですか?」
「これは、ウィーン原典版の楽譜による
演奏です。でもピアノの状態や
その時の気分によって、少し変えたり
しています。ショパンもそうやって
演奏していたと聞いています。」

このように演奏を聴いて下さった方との
いろいろな会話が楽しめるところが、
ストリートピアノの魅力の一つですね。





さて、先週演奏した一宮駅にある
ストリートピアノの件です。
どこのメーカーのものかしら?
…と思っていたら
メーカーの名前や、リメイクに関して
ピアノの前に情報が表示が出ていました。


製造メーカー名は、シュバイツァスタイン。
メーカー名からすると輸入品みたいですが、
実は国産本格的手工芸ピアノだそうです。





”ピアノの楽園”という会社の職人さんにより
このように作り直しされました。

beforeの写真もありました。
へぇ~、もとは猫足の黒っぽいピアノ
だったようです。随分印象変わりましたね。





古いピアノも職人さんの手で、
ピアノの音色だけでなく、姿かたちも
美しく再生されるのですね。
ちょっと驚きでした。

このように普段出会えないような
いろいろなピアノに出会えることも
ストリートピアノの魅力の一つですね。








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