松本潤 『あゝ、荒野』 涙の最終ゴング！新次の雄叫び！！

今日は、最悪の朝でした

昨日、顔を剃って鼻の下を切ってしまい、今朝かさぶたになっていたので、
取ったら血が流れて、サビオをしてマスクをして出発。

9:00ケンタッキ―に行けば、10時からと書いてあり、ガラス越しにポットパイの
潤君を恨めしげに見て、道路を挟み斜め向こうの、マックで朝マックにしました。

お客がマックに流れて行きます。何で10時？もっと早くやって欲しいです





　＜与野本町駅＞

11時半頃到着。1時間位かかったでしょうか。船橋駅のホームのキヨスクでとお菓子お茶を
買っておきました。

駅前の看板に、彩の国さいたま芸術劇場までは、徒歩7分と書いてありました。
案外近いみたいです

・・・と思ったのが甘かったマルデ・・・
軽く中年の足で、20分はかかりました。私達が遅過ぎなのかしら？





　＜彩の国さいたま芸術劇場＞

やっと着きました
もう潤君はリハーサル中かな？




 ＜正面玄関の看板＞

新次カッコイイ！もうすぐ会えるのが信じられないです
正面玄関に近づくと、2人の潤友さんらしき人がニコニコ手を振ってこちらを見ています。
私は連れの後ろに隠れて近づき・・・

ヒロ「君松です。」
君松「ヒロで～す」

と言ってみましたが一発で身長が低い私が君松だとばれてしまいました。
うふっ☆さん、peco89さん、初めまして（//∀//）

少しの間だけご一緒して楽しいひと時を過ごしました。
中に入るとすぐ、声をかけられました。
「みちくさの君松さんですか？」

私がヒロちゃん！と呼ぶのを聞いて、もしや？と思ったそうです。
ショートヘアーにメガネもヒントになったそうで。（いつもはメネかけてないんですが・・・）

お茶が自動販売機ではなくカウンターで販売されていて、200円でした。
トイレを済ますせて中へ入り、パンフレットをうふっ☆さんに頼み、いざ桟敷席へ




　＜大ホール＞

1番前の中央より左側！こんなに目の悪い私がメガネだけで舞台の隅々までしっかり見えます。
・・・ん？もう初まってる？いえいえ、脇役の方が舞台で、化粧をしたり、ダンスの練習をしたり、

着替えをしたりして、舞台が始まるまでの時間、パフォーマンスで楽しませてくれました。
佐野あいさんも、富三さんもいます。佐野あいさんはダンスの中心人物です。

さー！！いよいよ13時

松本潤君主演【あゝ、荒野】 が始まります

まずは脇役の方全員でダンスダンスダンス
月川さんはこの日、演歌を2曲歌いました。新次はいつ登場するのでしょうか？

舞台の空中には、嵐の「コトバノチカラ」のような、1960年代当時の世相を表す様な
ネオンの文字の集団が配置されています。この文字達は舞台の最中ずっとあります。

HOTEL、ホテル、トルコ風呂、COFFEE、、BAR、ジャズ喫茶、オアシス、
SALON、銀映館、ACAPULKO・・・

新次が初めて登場したのはダンスの最中で、トラックの屋根に立っていました。
ド派手なアロハシャツに真っ白なスーツ・・・チンピラ風な格好も難なく着こなし、
いかにも、と言う新宿新次の登場です。

カ、カッコイイシンチャン・・・でもすぐ消えました。

次に登場したのがベットシーンです。とってもこれが長いんです。
舞台の真中にラブホテルのベットが・・・「東京タワー」で見慣れているので
さほど驚きませんでしたが、言葉がどぎついです。

新次が退場すると、屁理屈に満ちた長いセリフが始まってちょっとうんざりもしたり・・・
場面チェンジは、昔のように緞帳が下りて来て変えると言う方法ではなく、その場で
場面が暗くなって一瞬であっという間に変わります。

そんなところも見もので、初めての舞台に大興奮です。
でも新次が出ていない時はつまらなくて私は集中出来ず、居眠りしたり

新次のボクシング姿は中々見られません。舞台が2/3位終った頃、セリフを言いながら
シャドウボクシングをする、カッコイイ新次にやっと痺れさせられました

又、新次が何回か客席を歩いたり走ったり・・・私の席の真下に新次が・・・はっきり見えます。
退場も入場もすべて最後まで見えました。思わず「潤君」と小さく叫びました。
前のめりになり過ぎると、転落しそうですアブナイアブナイ・・

バリカンが「バリカン健」と言う所を「バリカン新次」と言ってしまい、
勝村さんに「バリカン健」だろうと言われて、会場のお客さんが爆笑して、
新次のセリフがかき消され、新次にもう1度言う様に勝村さんが言っていました。

これはハプニングなのか？演出なのかは、この日以外の舞台を見た人に聞かないと
分からないでしょう。

新次の肉体美もはっきりくっきり確認が出来ました。本当に鍛えあげられた
美しいボディ―に釘付けでした

練習用のフニャフニャのリングと打って変わって、後楽園のリングは本物のサイズの様で、
新次とバリカンが小さく感じ、ゴングが鳴って対戦が始まりました。

ただ、もっと新次とバリカンがボクシングで結ばれていく過程が見たかったです。
戦うのはこの1回だけです。新次も試合はこの1回だけ！

でも見応えは十分です。数ラウンド普通に戦います。勿論新次が優勢です。
私はどうやって新次がバリカンを殴り殺すと言うシーンを表現するのか興味津々でした。
まさか本当に殴りあっていたら、身がもたないでしょう。

普通に殴り合っている時の見せ方が、新次が正面を向いている時にはバリカンが殴られ
ふらつく、左右で殴り合う時は、ギリギリで勝負です。とにかく迫力があります
何発か入っているのでは？と心配になるほど、バリカンは殴られっぱなしです

バリカンの殴られた瞬間の表情や、新次の驚異的なパンチは圧巻です
あまりにも陳腐な演技ならオールスタンディングオーべ―ションは無かったでしょう。
きっと見た人達が、納得いく試合だったんだと思います


私は一瞬、映画を見ているのではないかと言う錯覚に陥りました。
最終ラウンド！バリカンがパンチを受ける度、朦朧（もうろう）とした意識の中
自分が受けたパンチの数を数えます。

56、57・・・78、79・・・89・・・

もう意識があるのかないのか・・・
この最終ラウンドに入った瞬間、舞台の新次とバリカン、審判も、コーチも、お客も・・・
スローモーションになったんです

舞台でまさかのスローモーション

その演技の素晴らしい事！まさか、こう言う方法で、新次の殺人パンチの破壊力や、
そのパンチを受けるバリカンの表情を表すとは全く想定外で、息が止まりそうになりました。

無抵抗のバリカンに、執拗に容赦なく新次はパンチを繰り出して行きます。
そのパンチは顔面に、頬に、腹に容赦なく・・・

全力のパンチ・・・誰もタオルを投げません。
私は何故投げないの？バリカンが死んじゃうし、新次が人殺しになってしまう・・・

パンチを受けた時のバリカンの表情は凄い演技力です。小出君の実力が分かった瞬間です
そのパンチを繰り出す新次の苦しそうな悲壮感たっぷりの表情も、スローでこんな演技が出来る
潤君に自然と涙がこぼれます。

100発近くのパンチを新次はどんな気持ちで殴り、バリカンはどんな気持ちで受けていたのか・・・
2人の息の合った演技が素晴らしい試合でした

試合の間ずっと悲しげなメロディーが流れていました。
そして・・・倒れたバリカンを抱き新次が

新次「ウォー―！！！」

と空に向かって野獣のような雄叫びを・・・そんなに大声を出して大丈夫でしょうか・・・
今日はもう1公演在ります。でもこの雄叫びはカッコイイです。感動してしまいました
その悲壮感に満ちた声が響き渡って・・・「あゝ、荒野」は終了しました。

潤君、小出君が立ち上がり客席に向かってお辞儀をしてカーテンコール、
スタンディングオーべ―ションが始まりました。

自由奔放ないつでも牙を向く乱暴な荒くれ者の、新宿新次を生き生きと演じ、
とても魅力的でした


連れが号泣しておりました。
途中の休憩終了後、席に着く途中パイプ椅子に座っている蜷川さんを見ました。

舞台は初めてですが、動きより言葉で演技する前半より、後半の潤君に
もう骨抜きにされました。今度は普通の舞台もいいですね


朝食べることの出来なかったポットパイを、ようやく食べる事が出来ました。
あれ・・・お肉がもう1本欲しいです。

感動をありがとう、潤君小出君
今度は東京公演頑張ってね



from : kimi