こころの宝物

「きれい・ねっと」の本づくりのこと
「なおちゃん流ホ・オポノポノ」のこと
あなたのこころにも宝物が増えますように…

朗読会「こころの宝物」ってなに?

2009-04-24 02:22:22 | イベント
朗読会「こころの宝物」というイベントを始めて、
もうすぐ3年がたとうとしています。

第1回は2006年5月27日でした。

たつきが、まだ保育園行ってました。
ほんとに時間が過ぎるのって早いですよね(遠い目)

そして、その3年前から
「朗読会ってなに?」というご質問をいただき続けています。
で、第19回のご案内を読んでくださった方から
昨日もいただいてしまいましたので、ちょっと書いてみます。

 ちなみにご案内はこちら ↓↓
http://kilei.net/html/kokoro.htm

まず、実際に行われていることを
わりと忠実に説明した日記を以前書いていたので
それをちょっと引用……。

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ほぼ毎回前半はミニ講演やコンサートなどを企画しています。

カラーコーディネーターさんが似合う色を診断してくれたり
マッサージサロンのオーナーさんがセルフマッサージを教えてくれたり、
出版された方の記念のご講演があったり
その時々でいろいろです。

休憩時間にはとっても美味しいお菓子をご用意して楽しくおしゃべり、
参加くださる方がとても素敵な方ばかりなので、いつもとても楽しいです。

で、朗読なんですが、これが皆さんが想像する朗読スタイルとは
全然違うみたいです。

プロとかセミプロが朗読する、
観客席があって、それをお客さまに聴いていただくというのではなくて、
参加者さんが朗読するんですね。(もちろん希望者だけです。)
朗読する詩は、お気に入りのものでも、自作でもかまいません。

詩の内容としては、家族へのお手紙みたいなものや
辛かったことを乗り越えたい想い…、そういうのが多い気がします。


というのが、内容なんですが。


じゃあなんで、そういうことを始めたのか。


私自身、主人が亡くなってまだ辛かったときに
他の方が主催する朗読会に初めて参加しました。
それがきっかけになって詩を書いたり、声に出したりすることで
一歩を踏み出せたという経験があります。

それまで私は
「辛いとか苦しいなんて言ってはいけない、泣いてはいけない」とか
それより何より
「言ったって、どうせ分かってもらえない」と思っていました。
分かってもらえない、
期待したような、欲しい言葉は返ってこない。

それは、そうです。

同じ経験をしていない人、
仮に同じような経験をしていたとしても、
自分とは感じ方の違う人に向かって
「こんな言葉がほしい。こんな感想を持ってほしい。」と思ったって
お願いして言ってもらったって
自分が望んだような返事になるわけがないですよね。

何より、そんな精神状態では
どんなに心のこもった言葉をもらったって
素直に受け容れられるわけがないんです。

結局、少なくとも最初は、
人に向かって書くのでも読むのでもないと、私は思っています。

ちっちゃいこと、大きいこと
心の中にずっとある想いを、手と声で外に出してみる。

出てきたものを、自分で見つめてみる。

そして、返事をするのも、抱きしめるのも、
自分自身なのかもしれません。

そして自分のほんとうの想いや、向かいたい方向にたどりつく。

そんな作業なのかなと思います。


もちろん、その作業を一人でしてもかまわないです。


でも、求めたり甘えたりするのではない、
ただ共有する「温度」がそこにあることが、私にはとても嬉しかった。

生きていることって温度があることだと想うんですね。

想いも人も言葉も温度であらわされる

「あつい想い」「冷たい人」「あったかい言葉」

温度は空気に流れをつくる。

かっこよく言ったら波動が起こる。


それが心に入り込んで、心に響く、心が動く。


たぶんそれが「感動」するということ。


自分を素直に見つめて、抱きしめる作業が
結果として、聴く人のこころに、言霊の波動を届け
想いが湧き上がってきたり、重なったりしていく。

そしてその先にあるたくさんの方に
この波動が広がっていったら

共感したりその心情を思い遣ったりする…
そういうことが自然にできるような空間が増え、人が増えれば

ちょっと大げさかもしれないけど
もっと優しい世の中になるような気がして


そういうことで、こんなイベントを始めた……


んだろうと想います(ちょっと後付けっぽい気もするけど…)


そのあたりの想いが独りよがりではなかったのか
なんだかんだで7回目になりました。

ほんとうにありがたいと想っています。

実際、参加すると分かってもらえるからか
詩?なんだそりゃ???というような感じで
わけも分からずに参加された方が
すこしずつ朗読されたり、
ご自身の体験を詩に書かれたりするようになってきたりもしています。

あくまで聴くのが大好きで、という方もいらっしゃいます。

単純に素敵な方と出逢えるからということで
オフ会気分で来られている方もいらっしゃって
それも嬉しいかなと思っています。

何はともあれ、間違いないのは
終わった後、皆さんむちゃくちゃ仲良くなっているということですね。

それだけでもこころの宝物になるかなとは想います。

…こんな感じで、ちょっと分かっていただけましたか?

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これ、本を書く前のものなので
なおちゃん流ホ・オポノポノワークのことは書いていません。

今読み返すと
「自分を素直に見つめて、抱きしめる作業」
というのは、
「インナーチャイルドを認めてあげる作業」
に他ならない気がします。

他にも、それに通じるところがたくさんある気がします。

ただ、朗読会のご紹介のときに
「こころの宝物を増やす」という言葉を書いていて
「記憶をクリーニング(消去)する・ゼロの状態になる」というのと、
逆なんじゃなのかなと、ちょっと混乱した時期がありました。

でも、どこかに書いたと思いますが
消去するというのは
何も記憶を失ってしまうということではありません。

生きているかぎり
自覚としてあるかどうかにかかわらず
それこそ一分一秒ごとに記憶・情報・知識は増え続けます。

それらはすべて、それぞれにとって必要で必然なもののはずなのに
往々にして「荷物」になってしまう。
つまりレン博士のおっしゃる問題になるんです。


「荷物」を「宝物」にすること。


その方法を体感する(人もいる)のが、
朗読会だったり、ワークなのかなあと、最近は思っています。

29日の朗読会では
このあたりのことを、もうちょっと具体的に
お話させていただこうかなと思っています。

前半は、先日「まんが能楽選集その1」をご出版された
一炊舎Neoさんのご講演です。

なぜまんが? なぜ能楽?

どんなお話が飛び出すか、私もとても楽しみにしています。


会場は阪急六甲駅すぐの「サラ・シャンティ」
朗読会をさせていただくのは2回目なのですが
場の空気がとても清々しい、素敵な場所です。

マイミクの皆さまとも
ぜひぜひご一緒できましたら幸いです。

よろしければ、お気軽にご参加くださいね~

※ お問合・お申込はE-mail : info@kilei.net まで
  詳細はこちら → http://kilei.net/html/kokoro.htm



お読みくださって、ありがとうございました

山内 尚子 拝