La vida es un carnaval

旅と海、最近は山登りが大好き☆
人生何があったって前を向いて歩こう!新潟発☆キコのひとりごと。

恐山菩提寺(曹洞宗)

2022-06-25 22:24:00 | 浄土真宗本願寺派のお勉強

念願の恐山菩提寺。
日本三大霊山の一つ。
比叡山延暦寺に次いで二つ目です!
次は、高野山金剛峯寺へ行きたいです。


お家を7時に出発、タクシーで新潟駅へ。
新潟→大宮→八戸→野辺地→下北→恐山、というロングルート。
 
すっっっごい久しぶりの新幹線にドキドキ

大宮ではやぶさに乗り換えます。
真冬の酢ケ湯温泉以来の青森県🍎

八戸で青い森鉄道に乗り換え。Suicaは使えませんよ。





野辺地(のへじ)でJR大湊線に乗り換え。
1両編成。


一番後ろに立っていたせいか、線路がよーく見えます!

海!陸奥湾かと思います⛱



下北駅に到着!
接続が良すぎて、ランチとる間も無く到着💦
パンを持ってきていて良かった。

ここもまたすぐに恐山行きのバスが発車します。@810円

昔から、恐山へ参拝する人の喉を潤したとされる冷水。
行きたかったけど、途中下車するわけにも行かず諦めていたところ、運転手さんが停まってくれた!「冷や水飲みませんか?」だって
わーい、みんな降りて各々撮影したり飲んだり。
一杯飲めば10年、二杯飲めば20年若返ると言われているんだって。
でも、キコは飲みませんけど。

めちゃくちゃ冷たかったです。







突如、硫黄の香りが漂います!
湖が見えてきました。

三途の川にかかる太鼓橋。
奥に恐山が見えてきた!


 



宇曽利湖がキレイ✨

正面に見えるのが大尽山、明日登る予定!





到着しました! 



念願の恐山⭐️

下北半島の真ん中くらいにあります。


 

六大地蔵がお出迎え。







来迎の像と総門。

入山料は@500円

と、その前にお腹が空いたので一箇所しかないお食事どころへ。

夕ご飯6時というのを知っていたので悩んだ末、あんみつに❤️



まずは右折して、宿坊 吉祥閣へ。
めちゃくちゃキレイな宿坊。

土日も平日も、おひとり様も大家族も関係なく@12,000円。
源泉掛け流しの温泉と一泊二食の精進料理付き、朝のお勤め参加は必須!
なんてキコ向きな❤️
曹洞宗らしく、とっても静謐な感じでキレイで清潔、広い宿坊吉祥閣。
お部屋に入ると、布団が敷かれていました。ちなみに北枕です。
普段も北枕派です、ぐっすり眠れる気がするよ。
エアコン、テレビ、冷蔵庫、もちろんwi-fiはナシ。
電波は、4G1本💧かろうじて、ロビーが2〜3本かな。
タオル類もすでに二泊分の用意がありました。
ポットのお湯は、翌日、新しいものがお部屋前に置いてありました。

山門から地蔵殿まで見渡せます!

境内にある温泉に入ってからお参りするのが基本らしいのですが。
ダメ元でいきなり、花染の湯という混浴にチャレンジ!



あちこちで沸々と温泉が湧いています

さてどうでしょう...
と、ちょうど男性が着替えてこれから入るところというので諦めましたー
だよねー。

では、ようやく山門へ!



恐山菩提寺は、日本三大霊場の一つ。
比叡山延暦寺には行ったので、今度は高野山金剛峯寺にいつか行きたいな!







カメラリモートで。
お寺は基本左側通行。神様ではないので真ん中OK。
袈裟はお釈迦様の代わりなので、左肩から袈裟はかけられている。なので、袈裟を着たお寺様の左側を通るのはNGなんだそう。教えていただきました。



塔婆堂

浄土真宗には卒塔婆がないのです。
 

境内に溶け込む温泉小屋。

温泉の記事は次に詳しくー。

温泉入りやすいワンピースも持ってきたけど、入っちゃった!
まずは、冷抜きの湯です。もちろん源泉掛け流し。



地蔵殿の中は撮影NG。
ご本尊の延命地蔵菩薩が安置されています。
恐山の開基、慈覚大師円仁が彫られた地蔵菩薩は錫杖を持った立像、みんなの願いを聞き入れるために目を見開いています。
ここは現生利益を願うところ。
宿坊宿泊者一人一人の名前を読み上げ、家内安全や健康長寿を願ってくれます。
キコだけでなく、キコの家族みんなです❤️良かった!
お勤めに参加すると、須弥壇まで案内してくださり、ご本尊に直接手を合わせることが叶います!
奥にある円仁さまやお隣の薬師堂もお参りすることできます。
恐山にいらしたら、ぜひ宿坊に一泊をお勧めします。


順路に沿って地獄めぐり。








 

明日登る大尽山が見えた!













風車、恐山の象徴的な風景。
下北半島では昔から「人が死んだらお山へ往く」と言われているそうです。そのお山がここ恐山。
死者が集まっているところなのです。
でも、親より先に亡くなった幼い子どもは地獄へ堕ちると言われているの。
地獄へ堕ちても、自分の背丈より高く石を積み上げると救われると言われているから、子どもたちは一生懸命石を積むんだって。
でも、地獄の鬼たちがそれを崩しちゃう。
どうか成仏できますようにって、親たちは地蔵菩薩にお願いするのね、その時、我が子はここにいますよっていう目印にしているの風車。
だから、積んである石を決して崩したりしないように気をつけて。
お寺さまは、石を積んであげてほしいとも言っていた。

この地は、有毒ガス(硫黄)が湧く地獄と白砂の風光明媚な極楽(極楽浜)があり、蓮華の八葉のようにぐるりとお山に囲まれているんで、慈覚大師円仁が開山しようとしたんだって。
遊行しないと、良いことには巡り合わないんだわ。
旅することって良いこと!
(あ、昔の旅は命懸けだったんだと思うけど)


地獄から極楽浜へ向かいます







驚いたのが、地獄と極楽が隣り合わせだってこと。
こんなに近いなんて。

地獄には石積みがいっぱい。
極楽はすぐそこなのに...

八角円堂
名前が書かれた衣服や草履がいっぱい。
お浄土へ行けますように、という願いなのかな。
浄土真宗は、亡くなったらすぐお浄土へ行けるという教えだから、こういうのないの。



地獄から見えるすぐそこは、極楽浜

東日本大震災供養塔
希望の鐘と鎮魂の鐘を鳴らしました













明日登る大尽山をずーっと眺める

酸性の宇曽利湖と白砂

地獄と極楽の境目がわからない...















本堂です
本堂も撮影NG。
朝のお勤めは、地蔵堂の後ここ本堂にて執り行われます。
ここは、亡くなった方々を供養する場所。
こちらでも名前を読み上げ、ご先祖を供養するお経をあげてもらいます。
亡くなった方々を思い出すことがいちばんの供養だと教えてくれました!
 



だんだん静かになる恐山菩提寺





総門に戻って撮影
風がすごい🌀



最後に混浴の花染めの湯へ。
ちょうど男性が出てきたのでお尋ねしたら、誰もいないとのこと。
でも、夕ご飯まで15分しかないので足湯で我慢。

宿坊に戻って夕ご飯です!
全員が揃ってから偈を唱えていただきます。

めちゃくちゃ美味しい😋
ほんとに美味しかった!
お箸はお部屋に持ち帰って、朝また持参します。その後は、お土産にどうぞ、ですって。

お腹いっぱいになったけど、きっと今なら!と思い花染の湯へ。
恐山の目的は温泉でもあるので
ようやく全身入れました!


ありがとうございます!

6時に総門が閉まると、宿坊宿泊者だけが温泉や境内を巡ることができるの。
消灯は22時。
お部屋に消灯はありません。



境内に温泉が溶け込んでいるのがとってもオモシロイ。

電波を求めて高台へ。

でも4G1本は変わらなかったー

恐山、いつどこから見ても美しい✨

宿坊 吉祥閣へ戻りました。
最後に宿坊の温泉、御法の湯へ。
これがまた、燕温泉を上回るくらいのお湯で感動
pH2.25 とものすごい酸性なんだけど、メタケイ酸の量が半端なくて...アイスランドのブルーラグーンを思い出した!
酸性・含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉。
で、めちゃくちゃ広いし、どんどん掛け流しだし❤️
最後にものすごい大満足。

ぐっすり眠って朝です!
 

まずは、地蔵殿にて現生利益の勤行です!
その後は、本堂にて死者を弔うお勤め。

朝ごはんは7:30 から。またまためちゃくちゃ美味しい😋
グレープフルーツの剥き方からしてとっても丁寧よね。
お箸を忘れずに持参。
ご飯お代わりしちゃいました!

この日は、大尽山へ!
山頂から恐山を一望
登山の記事は次でどうぞ。

夕ご飯。
お箸二膳目✌️

午後からはどんよりー

そして温泉巡りー😍

今朝もお勤めです!
ここから先は、撮影NG

早朝は大雨。

大尽山も見えず。
良かった、晴れている時に登れて。

最後のお湯は、花染めの湯❤️
適温です!

混浴ですけど、泊まればチャンスはいっぱい!



出発まで改めて恐山巡り。







大尽山、もう全然見えなくなっちゃった。

恐山菩提寺は、5月から10月までしか開かないの。雪多いからね。


 

見落としていた八葉地蔵菩薩へ。















地獄もいろいろあるのね

やっぱり地獄と極楽の境目がわからずじまい。こんなに近いのに...
 











ほんとに素晴らしい宿坊でした。
お勤め参加できて、お箸もいただけて、恐山に来たならば是非、宿坊へ。
イタコの口寄せがある七月の大祭時は満室になるようですよ。


お寺さま(曹洞宗は方丈さまと言うのかな)は、恐山にきて思ったことを大切に、と言っていました。
とにかく美しいし来られて良かった!
地獄と極楽の境目がないのが怖いくらい...💦
お寺めぐりと温泉がお目当てだったけど、そこに山登りがプラスされて充実した恐山菩提寺でした!
ありがとうございました!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 熊よけの鈴 | トップ | 霊場恐山の温泉 »
最新の画像もっと見る

浄土真宗本願寺派のお勉強」カテゴリの最新記事