またまたヤフオクでお買い物
お安く落札・・・古布端切れの半纏
今日宮城県の亘理市から送られてきた
伊達市の姉妹都市ではございませんか
またまたに
さんは変わったものが好きですネと言われた。
巣ごもりの毎日・・・良いんでないかい。
さんもネットで買ってみますか・・・
ボクは着てみないとダメ
冒険が苦手なでございます。
またまたヤフオクでお買い物
お安く落札・・・古布端切れの半纏
今日宮城県の亘理市から送られてきた
伊達市の姉妹都市ではございませんか
またまたに
さんは変わったものが好きですネと言われた。
巣ごもりの毎日・・・良いんでないかい。
さんもネットで買ってみますか・・・
ボクは着てみないとダメ
冒険が苦手なでございます。
あやは飾り気のない白い封筒の差し出し人の名から、直ぐには眼を離すことができなかった。
「間違いありませんね」
紺の事務服姿の清子が、いつもの落ち着いた微笑で見ている。
漁協事務所の地味な制服姿の彼女は、自分よりも幾つか年上に見える。
「もっと明るい色がいいのに」
あやは最初に見た時の印象が、会うたびに強まっていくのを感じる。
大きく頷いて礼を言ったあやは、漁協事務所気付の自分宛の手紙を受け取り、歩きながら読んだ。
文面は簡略なものだった。
「次の週始めに札幌に行きます。そちらで開店の計画のためです。都合の付く日に是非会いたい
と思います」
連絡場所としてホテル名が記されている。
あやは思わず足を止めて顔を上げ、護岸の先に広がる海を見た。
暫くはそのままの姿勢で動かなかった。
よほどぼんやりと佇んでいたのだろう、高志が近付いてきて声をかけた。
「どうした」
その眼があやの顔と、両手で開かれたままの手紙を見た。
「うん、ちょっとね」
彼女は意識を引き戻すように笑って高志を見た。
「突然だったので驚いていたところ」
そう言って開いたままの手紙を、高志に差し出した。
「見ていいのかい」