ラヴォス村へようこそ

RPGクロノトリガーのラスボスだった「ラヴォス」を、お茶目なキャラに改変し、物語みたいなものを綴ってます。

晩秋のラヴォスお嬢様

2009-11-11 | ラヴォス物語
「晩秋のラヴォスお嬢様」・・・

「またラヴォスお嬢様のお話?」と、少々マンネリ気味ですが、ここまできたからには、やはり「晩秋のラヴォスお嬢様」、そして次回は「初冬のラヴォスお嬢様」と無理にでもいきたいところです。
そう、「○○のラヴォスお嬢様」というタイトルは、前回からの単なる「ノリ」であって、ラヴォスお嬢様が「特別にとりあげたい面白いラヴォスキャラ」というわけではないのです。

というわけで・・・とにかくラヴォスお嬢様と愉快なラヴォスたちのお話をしましょう。

今日は、栗拾いに山に来ているラヴォスお嬢様・・・もちろん、乙女ラヴォスにラヴォス坊やにひっそりラヴォスに美少女ラヴォス、以下ラヴォス学園のお友達ラヴォスたちが一緒です。

ウニと同様に、栗を包んでいる棘とげを見ると、なんとなく親近感をおぼえるラヴォスたちです。それにウニ同様、栗も大好物です。

山の木々がところどころ紅葉し、とても美しく、ついつい見とれてしまいますが、ラヴォスおばさんに栗のお菓子をたくさん作ってもらうためにも、栗集めに専念しなくては、と気をひきしめるラヴォスたちです。

ラヴォスお嬢様もいちおう気をひきしめているつもりです。
美しい紅葉についついうっとりしてしまい、ボーっとしてしまい、そのうち眠気がくることもありますが、がんばって栗拾いをしてます。

こうして、たくさんの栗を集めました。

さっそくラヴォスおばさんのところに持っていきます。

ラヴォスおばさんも楽しみにしていたようで、よだれをついついたらしそうになるのか、ラヴォスお嬢様からもらったフリフリエプロンでお口を押さえながら、待っていたようです。

ラヴォスおばさんは、栗を使って、ケーキやパイを作り、お茶会に栗拾いをしてくれたラヴォスたちを呼び、それらを振舞います。

まさに栗のお菓子は秋のスイーツ、至福のひとときです。
秋の恵み、星の恵みに感謝です。

さてさて、スイーツは乙女の基本です。
乙女ラヴォスとラヴォスお嬢様はお菓子の作り方をラヴォスおばさんに習うことになりました。

お菓子をオーブンで焼くとき、甘い香りがしてきます。その香りについつい・・・乙女ラヴォスは空想の世界に入り込み、ラヴォスお嬢様は眠りの世界に誘われます。
けど、焼きすぎて、コゲコゲになっては、せっかくのお菓子が台無しになってしまうので、オーブンの前で待つときは、とても気をつけました。
食べもののことになれば、とても真剣になれるラヴォスお嬢様です。眠りの世界への誘惑よりも、食欲のほうが勝るようです。さすが、ラヴォスお嬢様です。

そう、眠るのはオーブンの前でなくとも、夜になれば、ふっくら寝具に包まれて、たっぷり寝れるのですから、お菓子が焼きあがるまで待つことくらい、どうってことのない我慢です。

ラヴォスお嬢様の食っちゃ寝の生き方、なんとも優雅です。

さてさて、お菓子が焼きあがると、お友達ラヴォスに振舞ったり、先輩ラヴォスとしてラヴォス保育園へ慰問に出かけ、ラヴォスっ子たちに振舞ったりします。

おかげで「おねえさんラヴォス」としての株も上がったようです。
甘い香りをまとったラヴォスお嬢様と乙女ラヴォス、ほんとうに素敵なおねえさまラヴォスです。

そんな秋も終わりに近づいていきます。

多くのラヴォスたちが冬眠するラヴォス村では、その前にお祭りや宴会があちこちで開かれ賑わいますが、落ち行く木々の葉を眺めていると、ふと寂しさを感じる今日この頃なラヴォスお嬢様です。
ラヴォスお嬢様のふっくらしたお腹に巻かれている、秋らしく薄く茶色がかった「ウニの染み模様」のフリルのレースも、心なしか寂しい雰囲気がします。

でも、冬がきたら、また漂白し、純白にするつもりです。

そう、冬といえば、白い雪です。白は冬らしい色です。
装いにも、季節感を演出してみたいラヴォスお嬢様です。

もちろん、今度も冬眠はせずに、腹巻の完成を目指すために、編み物をして過ごすつもりです。

腹巻が出来上がったら、フリルのレースはしばらくやめて、腹巻を身につけてみたいとも思ってます。
実を言うと、いつも身につけているフリルのレースがへたってきたので、新しい装いにチャレンジしてみたいのです。
ちょっとワクワクなラヴォスお嬢様・・・そう、冬は冬で楽しいのです。

去り行く秋に寂しさを感じながらも、冬を喜んで迎えようと思うラヴォスお嬢様です。


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