
石見の伝説と歴史の物語−37(萬寿の大津波と江の川の洪水−2)
14.2. 萬寿大地震の記録(続き) 14.2.2. 石見名所方角図解 「石見名所方角図解」は安永3年(1774年) 香川景隆と江村景憲によって著...

石見の伝説と歴史の物語−36(萬寿の大津波と江の川の洪水−1)
14. 萬寿の大津波と江の川の洪水 島根県石見地方で万寿3年5月23日(西暦1026年6月16日)に大津波が起きた、と古い時代の数々の文献記録に残っている。 この津波は益田沖で...

石見の伝説と歴史の物語−35(甘南備寺第二世住職智賢)
13. 甘南備寺第二世住職智賢 甘南備寺歴代の歴住の記録は次のとおりである。 開山 行基菩薩 天平21年2月2日寂 二世 中興智賢 (記載なし) 三世 第二...

石見の伝説と歴史の物語−34(立岩伝説−6)
12.6. 大貫御嶽神社 立岩に役小角の石像を安置する作業を請け負った山崎次郎右衛門は、その後地元の大貫の三角山(現在の御嶽神社の西側に位置する標高162mの山)に蔵王権現の社を...

石見の伝説と歴史の物語−33(立岩伝説−5)
12.2. 立岩伝説の始まり 江の川は古来より中国奥地と山陰の海岸を結ぶ唯一の交通路、運搬路であり、毎日沢山の荷物や人を運ぶ舟が上り下りし、多くの材木、竹材が筏に組まれて川を下っ...

石見の伝説と歴史の物語−32(立岩伝説−4)
12. 高野聖 喜多八幡宮と南八幡宮の例祭 大田市大田町にある、喜多八幡宮と南八幡宮の例祭は10月15日に行われ、両社の祭礼前、「大田両八幡宮祭礼風流」と呼ばれ...

石見の伝説と歴史の物語−31(立岩伝説−3)
11. 理源大師 立岩伝説に関わりのある、理源大師についても触れておく。 理源大師とは平安時代の真言宗の僧聖宝であり、宝永4年(1707年)に東山天皇より理源大師の諡号を贈...

石見の伝説と歴史の物語−30(立岩伝説−2)
10. 役小角 役小角は奈良時代の山岳呪術者で、役行者、役優婆塞ともいわれる。 役の小角は神変大菩薩とも仰がれ、また修験道を開いた元祖として、多くの人々に親しまれており、今でも...

石見の伝説と歴史の物語−29(立岩伝説−1)
9. 立岩伝説 9.1. 立岩の神変大菩薩石像 甘南備寺から国道261号線を東(因原方面)に約500m進むと、左側に小さなお堂がある。かなり、小さいので...

石見の伝説と歴史の物語−28(石見の四王寺−2)
8.2. 邑智郡誌に見る「石見四王寺」 島根縣史第五編「国司政治時代」にも石見四王寺についての記載もあるが、内容が似かよっているので、ここでは邑智郡誌から四王寺について述べていく...