
石見の伝説と歴史の物語−47(邑智郡の荘園−2)
律令制定の当時、邑智郡は五郷に分けられていた。各郷を現在の旧町村名を当てて区分すると次のようになる。 神稲(くましろ)郷 田所・出羽・高原・阿須那・口羽邑美(おふみ)郷 ...

石見の伝説と歴史の物語−46(邑智郡の荘園−1)
19. 邑智郡の荘園 律令制定の当時、邑智郡は五郷に分けられていた。各郷を現在の旧町村名を当てて区分すると次のようになる。 神稲(くましろ)郷 田所・出羽...

石見の伝説と歴史の物語−45(武士)
18. 武士 18.1. 武士の発生 古代には、武力を行使する武官と云う国家に認められた軍人組織があったが、武士はこれとは異なっていた。 武人として名高い征夷大将軍の坂上田村...

石見の伝説と歴史の物語−44(武士の萌芽−2)
17.1.2. 藤原純友の乱 純友と海賊 藤原純友は寛平5年(893年)頃の生まれといわれている。藤原北家の流れを継ぐ中級貴族で祖父は藤原遠経(右大臣、従四位下)ある。 ...

石見の伝説と歴史の物語−43(武士の萌芽−1)
17. 武士の萌芽 17.1. 承平天慶の乱 承平天慶の乱は、平安時代中期のほぼ同時期に起きた、関東での平将門の乱と瀬戸内海での藤原純友の乱の総称である。 武...

石見の伝説と歴史の物語−42(古代の軍団)
16. 古代の軍団 16.1. 軍団の設置 古墳時代・飛鳥時代の日本の軍隊は国造軍と呼ばれ、中央・地方の豪族が従者や隷下の人民を武装させて編成していた。 古代の軍団がいつ成立...

石見の伝説と歴史の物語−41(荘園−2)
15.2. 白河上皇と荘園 (白河天皇図) 15.2.1. 白河上皇の資産形成 白河上皇と荘園の話をもう少し続ける。 荘園の乱立によっ...

石見の伝説と歴史の物語−40(荘園−1)
15. 荘園 天平15年(743年)に墾田永年私財法が発布され、開墾した田地の永久私有が認められることと なった。この法令を契機として、中央の貴族や寺院は地方豪族とむすんで大規模...

石見の伝説と歴史の物語−39(萬寿の大津波と江の川の洪水−4)
14.4 渡村移動前の江の川の河道 14.4.1 河道の推定 川の河道が大きく変化することはあり得ることだが、江の川のように山間を削ってながれる川...

石見の伝説と歴史の物語−38(萬寿の大津波と江の川の洪水−3)
14.3. 萬寿津波と渡村の移動 14.3.1 万寿津波の記載や伝承について調査・報告 1.島根県技術士会の児島秀行氏の2012年度島根大学・山陰...