ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

自我自讃

2009-06-10 | 子育て日記
私はよく寝るときに子どもの頭をなでる。
もう8年間くらいほぼ毎日かもしれない。
子どもを産んで、1ヶ月頃に子どもの寝顔をじっと見ていて涙が出たことがある。
「こんなに可愛いと思う人間がこの世にいるだろうか。」

そのときの寝顔はただ大きな顔になっただけで、ずっと同じだ。

私は子どもの頃から自分がどこかいつも不幸癖のというか、「私には無理」「いいことはいつまでも続かない」「必ず苦労することになるだろう」とかそんなことを潜在的に思っているようなところがあった。

それはそれで無くなったわけではないけれど、考えなくなっている。
20代にはそれを踏まえて「だからどうだっていうんだ」的な感情が生まれていて、「たぶん楽じゃないけど後悔するよりましだ」と不幸な考えを踏みつけるようになった。

子どもが産まれてたまに思う。「私えらいじゃん」と。
私にしてはよくやった。私はいつもくじ運が良くなくて、器用貧乏で、苦労性。
そう思っていたけど息子の存在で帳消しになったね。
とそう思う。
他の何がうまく行かなくても、子どもだけは大当たり。
そう思っている。

不幸な考えも踏みつけるどころかヨギリもしない。

ついさっき子どもの頭を撫でながら、「こんな良い子を産むことができて神様に感謝せずにいられるだろうか。この私からこんなに可愛いと思う子どもを産むことができて私の人生の幸運を全部つめてしまったんじゃないか。こんな私が産み出すことの中で一番価値があること。こんなに自分を褒めることができるのも、この子が私の宝物だからなんだろう。」とそんなことをぐるぐると考えていた。

私はこの子を無くしたら、他の全ても捨ててしまうだろう。
何も継続する力がなくなるんだろう。

この子が大きくなって、私から巣立って行く日が来たら できるだけこの子の人生の邪魔をしないような生き方がしたい。

この子の人生の犠牲の上に長生きをしようとは思わない。

まわりの人を大切に思い、一緒に年を取ってくれる仲間を大事にして 寂しがって子どもを困らせるようなことをせず、たとえ一人で死んで行くようなことになっても「息子をこの世に産んだ」という自信を持って自分を褒めようと思う。

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